No.641709

真・恋姫無双 (時空編) 第十九章

カイさん

共闘×見破り×忍び寄る過去(闇)

2013-12-01 05:49:44 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:3545   閲覧ユーザー数:3079

フェイト「北郷さん。協力感謝します、でも管輅は逮捕します」

 

一刀「・・・」

 

フェイト「北郷さん?」

 

一刀「テスタロッサ。下がってろ」

 

管輅「おや、私よりそちらを選びますか?やはり女好きですね、貴方は」

 

一刀「さっきから言おうと思ってたんだけど」

 

管輅「?」

一刀「お前、誰だ?」

管輅「!?」

 

フェイト「えっ?」

 

一刀「確かに姿形は管輅に似ているが、管輅は少なくともそんな禍々しい黒い氣を持った奴じゃなかった!」

 

一刀の氣眼には、どす黒い氣が、管輅の周りに纏わり付いていた

 

 

一刀「もう一度言う、お前は誰だ!管輅の名を騙った偽者!!」

 

管輅「・・・フフ」

 

一刀・フェイト「「!?」」

 

管輅?「フハハハハハハハハハ!!驚いたぞ、まさか私が偽者だと気が付くとわな!」

 

一刀「何者だ!」

 

偽管輅「今はまだその時ではない、だがこれだけは言っておこう。北郷一刀、貴方は我が手中収める!」

 

一刀「何だと?」

 

フェイト「貴方は何者ですか、ジュエルシードは何処に!!」

 

偽管輅「馬鹿め!己が口から言うとでも思っているのか!」

 

一刀「逃がすかよ、雲雀!!」

 

シュン!

 

偽管輅「ふん!」

 

バァン!

 

一刀・フェイト「「!?」」

 

一刀「か、片手だけで、雲雀を消しだと!?」

 

偽管輅「当然の事だ、並みの技では私は倒せんぞ」

 

一刀「くッ!」

 

フェイト「相手は北郷さんだけじゃありません!」

 

偽管輅「無駄だ」

 

一刀「テスタロッサ待て、深追いするな!?」

 

偽管輅「黒煙(こくえん)」

 

バシュウーーー!!

 

フェイト「くっ!?」

 

偽者の管輅から黒い煙が噴出す、その煙は一刀まで届く

 

 

一刀(これは、氣を含んだ煙?このままじゃ不味いか)

 

偽管輅「今回は引こう。だが北郷一刀よ、次は邪魔者無しで会いたいものだ」

 

一刀「待て、くそ!疾風陣!!」

 

ブオン!!

 

一刀が氣で煙を吹き飛ばすと、フェイトを見つける

一刀「テスタロッサ、無事か?」

 

フェイト「・・・」

 

一刀「テスタロッサ?・・・震えてるのか?」

 

フェイト「ッ!・・・止まらない・・・んです」

 

一刀「テスタロッサ?・・・これは!」

 

一刀が氣眼を発動すると、フェイトの体を薄い黒い氣が付いていた

 

 

一刀「これは、呪術の一種か?」

 

???「いつもそうだよね」

 

一刀「ッ!?誰だ!!」

 

???「貴方は何時も一人じゃ何も出来ない、人形と言われても何も言い返せない」

 

フェイト「違う、違う」

 

???「だから母さんは貴方に暴力を振るった」

 

一刀「何処だ、あれは、さっきの煙?」

 

一刀が見つけたのは、さっきまで漂っていた煙が、一箇所に集まっていた光景だった

 

 

???「口先だけで何も成し遂げられない、ただの出来損ない。簡単に心を揺さぶられて、脆い、脆過ぎる」

 

一刀「この声、あの煙からか?」

 

フェイト「出来損ない、私が・・・出来損ない」

 

???「苦しいでしょう?辛いでしょう?全部切っ掛けは母さんだった。母さんが私にこんな恐怖を植え付けた」

 

フェイト「母さんが・・・私に植え付けた・・・」

 

一刀「まさか、お前・・・幼児虐待の被害者」

 

フェイト「ッ!?」

 

???「でも、もう良いよ、休んで」

 

ズウゥゥゥゥゥ!

 

一刀「何、あれは!?」

 

???「私が、替わって上げるから」

 

一刀が目を見開いた、その理由は

黒い煙が、子供の頃のフェイトの姿に変わったからである

次回は真リリカルDM

 

 


 
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