No.632462

第10話「ようやく登場、骸骨海賊ブルック!!」

虎命!さん

ようやくブルックさん登場です。長いのか短いのか。

2013-10-30 05:08:15 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:7433   閲覧ユーザー数:6854

今日も順調に航海は続く。

 

○○「いや~、いい天気だな。」

 

ロビン「そうね。ここ最近いい天気が続いてるし、お花も綺麗だわ。」

 

俺とロビンは、デッキにある花の世話をしていた。ルフィとチョッパー、それにウソップはブランコで飛距離競争をしていた。

 

サンジ「お~いお前ら、遊んでんなら昨日大量に捕ったタコをとってくれ。」

 

3人「タコ?」

 

サンジ「あぁ、タコ飯にタコしゃぶ、それから柔らかく煮込んだポモドーロに、色とりどりのサルピコン。夕飯はタコ尽くしにしようと思ってな。」

 

ルフィ「うまほ~!!サンジ、たこ焼きも作ってくれよ!!」

 

ウ・チ「たこ焼き賛成!!!」

 

サンジに言われてルフィ達は生け簀に向かった。俺はロビンと別れてフランキーの所に向かった。

 

 

フランキーside

 

 

フランキー「クソッ、あんなに怒んなくても・・・」トントン

 

○○「ナミやられたのか?」

 

フランキー「あん?ここは立ち入り禁止だぞ。」

 

○○「ま、そう言うな。ほら、コーラの差し入れだ。」

 

フランキー「仕方ね~な。」

 

○○「・・・やっぱりこれを作ってたのか。」

 

フランキーが作ってた物を見て、これから起こることを確信した。

 

フランキー「前から聞きたかったんだが、何でお前は俺やアイツ等の事を知ってるんだ?」

 

○○「他の連中には話したが、俺はこの世界の人間じゃないんだ。この世界、お前らの世界は俺の世界では漫画やアニメの世界なんだ。」

 

真実を話すと、フランキーはコーラを飲み終えて話した。

 

フランキー「ゴクゴク・・・なるほど。じゃあお前は俺がコイツを作ってる事を知ってるし、これから起きる事もわかるのか。」

 

○○「あぁ・・・この話は他の連中には話してないが、何時かは解らんけど、俺はこの世界から消えるだろ。」

 

フランキー「・・・」

 

○○「お前にだけは話しとくわ。」

 

フランキー「・・・わかった。何があっても俺はアイツ等には話さね~。」

 

○○「頼むわ。で、これは何時御披露目かな?」

 

フランキー「それもお前は知ってるだろ♪」

 

○○「ハハハッ。」

 

二人して笑ってたら、上で何やら歌が聞こえた。

 

3人「お宝お宝~♪金銀財宝ザックザク~♪」

 

肩を組んで歌ってる3人。

 

ナミ「残念。それはお酒と保存食よ。」

 

○○「それは流し樽だな。その中身は神様にって供え物だ。」

 

ウソップ「なら、拾った意味ね~じゃね~か。」

 

ナミ「お祈りすれば飲んでもいいのよ。」

 

ゾロ「俺は神には祈らね。」

 

○○「波に揉まれた酒は、かなり味わい深いぞ。」

 

リモーネ「飲みましょ♪」

 

ロビン「空いた樽には、新しいお酒と保存食を入れてまた流すのよ。それが習わしよ。」

 

ルフィ「そんじゃ神様!!御菓子貰うぞ。ニンニン。んじゃお祈り終わり。」

 

そう言って樽を開けた瞬間に、赤い発光弾。この展開・・・いよいよアイツと対面か。頭を抱えたくなるな。

 

 

ナミside

 

 

ナミ「(この気圧・・・雲の流れが早い。)皆持ち場について!!南南東に逃げるわよ!!」

 

アタシは急いで皆に指示を出す。早くしないと嵐が来る。

 

ルフィ「ナミ、進路は!?」

 

ナミ「2時の方角よ!!」

 

皆持ち場についた瞬間に激しい雨が降ってきた。

 

ナミ「キャア!!」

 

○○「おっと、大丈夫か?」

 

激しい揺れで倒れそうになった所を○○が支えてくれた。

 

ナミ「ありがとう○○。ダメね、風で船が押し戻される。」

 

フランキー「おい、この船の力はこんなもんか?」

 

ナミ「そっか!皆帆をたたんで!!パドルを出すわよ!!」

 

ルフィ「おお、あれか!!あれ格好いいから好きだ!!」

 

ゾロ「帆は全て畳んだぞ!!」

 

フランキー「いくぜ!!ソルジャードッグチャンネル0!!」

 

ナミ「コーラエンジン始動!!外輪船サニー号!!」

 

 

○○side

 

 

サニーの力で、何とか嵐を抜け出した。抜け出したのはいいが・・・

 

ゾロ「まだ夜でもねぇだろうに・・・霧が深すぎて不気味な程暗いな。」

 

ナミ「もしかして・・・例の海域に踏み込んだって事かしら・・・。まだ心の準備が・・・!!」

 

ウソップ「おっ!?魚人島に着くのか?」

 

ルフィ「いや、その前にお化けが出る海だ!!」

 

○○「ここか・・・ココロ婆さんが言ってた海、魔の三角地帯。」

 

ウソップ「ふざけんな~!!何だ皆知った風だな!!俺ァ聞いてねぇぞそんな話~!!」

 

ルフィ「生きたガイコツがいるんだぞ。」

 

サンジ「そりゃお前の勝手なイメージだろ?ムダにビビらせるな。」

 

○○「そう言えばこの海では、毎年100隻以上の船が消息不明になる。さらに、死者を乗せたゴースト船がさ迷ってるだけの話だ。」

 

ウソップ「ギャアアアアア嫌だ~!!先に言えよ!!!」

 

サンジ「言ったらどうしたんだよ?」

 

ウソップ「準備だ!!悪霊退散グッズで身をかためねば!!」

 

ウソップ「ウソップ!!俺にも貸してくれ~!!」

 

泣き出すウソップとチョッパー。流石の俺も本物見たら、絶対に焦るわ。すると何処からか歌が聞こえてきた。

 

???「ヨホホホ~♪ヨッホホッホ~♪」

 

ウソップ「何だ・・・この声は・・・」

 

???「ヨホホホ~♪ヨッホホッホ~♪」

 

ロビン以外「出た~!!!ゴースト船~!!!」

 

???「ヨホホホ~♪ヨッホホッホ~♪」

 

流石の俺も焦った。ってか、ナミにリモーネ。そんなに抱き付くと・・・胸が・・・。ロビン、ちゃっかり俺の腕を掴んでるし。

 

ナミ「何なの・・・この歌・・・」

 

ウソップ「悪霊の船歌だ~!!!聞くな!!耳を塞げ!!呪われるぞ~!!!」

 

チョッパー「ギャアアアアア!!!」

 

登場の仕方は、想像以上に怖いな・・・

 

ロビン「この船に・・・誰が乗っているっていうの?」

 

ゾロ「フン・・・敵なら斬るだけだ。」チャキッ

 

サンジ「いるぞ・・・なにか。」

 

ブルック「ビンクスの酒を・・・♪」

 

ナミ「なっ・・・」

 

ブルック「届けに・・・ゆくよ・・・♪」

 

相変わらずアフロ凄いな・・・。

 

ブルック「ヨホホホ~♪」

 

ルフィ「い、今の見たか!?ガイコツが歌ってたぞ!!」

 

ウソップ「ば、バカ言うな!!ガイコツが歌うか!!幻聴だ幻聴~!!!」

 

ルフィ「だって聞いただろ?なぁ!行こう、すぐ行こう!!やっぱりいたんだ生きたガイコツ!!よ~し!!!」

 

サンジ「まあ待てルフィ。」

 

ナミやウソップはかなり参ってるな。仕方ない、くじ引きの提案を出すか。

 

ウ・ナ・チ「ん?」

 

ゾロ「ルフィと一緒に行く奴・・・」

 

○○「くじ引きで決めるぞ。」

 

ウソップ「何でだよ!!いきたい奴が行けばいいだろ!!!」

 

ナミ「そうよ!!そうしなさいよ!!!」

 

チョッパー「そうしろ~!!!」

 

○○「本当に・・・」

 

ゾロ「それでいいのか?」

 

ナ・ウ・チ「えっ!?」

 

ルフィ「よ~し、行くぞ~!!!」

 

フランキー「イエーイ!!」

 

ナミ「もう・・・いや・・・」

 

俺とゾロは、船に乗り込むためにルフィ達の所に向かった。何故かゾロにはチョッパーとウソップが。俺にはナミが抱き付いていた。当然そのまま引くずっている。

 

チョッパー「俺も、くじを引かせて下さい。」

 

ウソップ「おぉいゾロ君○○君待て待て~・・・俺達3人除いて、皆であの船に行くのか~!!」

 

ナミ「○○~わかったから~!!引きます引きます!!くじ引きます~!!!」ズルズル

 

ルフィ「行くなら俺一人でいいよ。早くしねぇと船離れちまうよ。」

 

サンジ「そうはいかねぇんだよ。」

 

○○「まぁ引け。行くのは二人~三人。」

 

ゾロ「ルフィが馬鹿やらねぇように、しっかりと見張っとくんだ。」

 

ま、こんなのやっても意味ないんだけどな。結局はブルックを仲間にするんだけどな。で、行くメンバーはルフィとサンジ、そしてナミだ。ナミは当たった瞬間に泣き出した。

 

ナミ「うわ~!!何で私になっちゃうのよ・・・○○~ついてきて~(号泣)」

 

○○「・・・わかったわかった。だから落ち着け。な。」

 

泣いているナミを抱き締めて、頭を撫でてやった。余談だが、ロビンとリモーネは少し不機嫌になったのは余談である。大事なので二回言いました。

 

ルフィ「お~いナミ!!早く来いよ!!!」

 

ナミ「●×▲■~㍍∮‰」

 

流石のナミも、恐怖と怒りのあまりまともに声を出せてない。

 

○○「は~・・・行くぞナミ。」

 

ナミ「・・・グスッ」

 

ナミは、俺に背負われる形となっていた。いくらなんでもこれは・・・見ると、ロビンが物凄く笑顔が恐い事になってるし、リモーネは今にもこの船を壊さんばかりに青筋を浮かばせていた。命が惜しいので、さっさとルフィ達と合流しよう。

 

ルフィ「だからオレ一人でいいって。」

 

サンジ「ダメだ。お前がアホやって俺達の船が呪われたらどうすんだ!!」

 

ナミ「くじ運悪い・・・」

 

○○「俺は関係ないがな。」

 

サンジ「大丈夫!!ナミさんは俺が守るぜ~!!」

 

ルフィ「ナミ、お前宝船楽しみにしてただろ?」

 

ナミ「これが宝船な訳ないじゃない!!見たでしょ!?動くガイコツ!!!」

 

ルフィ「あいつが宝の番人だ。とにかくあいつを探そう!!ん?」

 

上を見るとブルックが覗いていた。

 

ナミ「イヤアァァァァァ!!!」

 

ナミ、首が絞まる・・・それに、豊満な物が当たってる当たってる!!!

 

ウソップ「悪霊退散、悪霊退散!!ルフィ安らかに眠れ~!!」

 

ブルック「ごきげんよう!!!ヨホホホ!!!先程はどうも失礼!!目が合ったのに、挨拶もできなくて!!!ビックリしました!!何十年振りでしょうか。人とまともにお会いするのは!!ここらざ会う船会う船ゴースト船で。もう怖くて!!」

 

ルフィ「見ろ喋ってる!!ガイコツがアフロで喋ってる!!」

 

サンジ「・・・・・・!!」

 

○○「死んで骨だけね。流石ヨミヨミの実を食べただけはあるな。」

 

ブルックには聞こえない音量で呟く。

 

ブルック「オヤオヤ!!そちら実に麗しきお嬢さん!!んビューティフォー!!!」

 

ナミ「・・・えっ、いえ・・・そんな。」

 

ブルック「私、美人に目がないんです!!ガイコツだから、目はないんですけども!!ヨホホホホ!!!あの・・・パンツ見せて貰ってもよろしいですか?」

 

コイツ何言ってんだ?殴っていいよな?そう考えてると、オレより先にナミが蹴りをいれていた。

 

ナミ「見せるかっ!!!」バキッ

 

見事な蹴りだナミ・・・

 

ブルック「ヨホホホ、オヤオヤ手厳しィ~!!骨身にしみました。ガイコツなだけに!!!」

 

ナミ「うっさい!!!アタシが見せるのは○○だけよ!!!」

 

一同「・・・・・・」

 

あの、ナミさん?貴方何を爆弾発言しちゃってんの・・・確かにナミやロビン、それにリモーネのは見たことあるよ。けど、いくらなんでもそれをここで言うかね?ホレ見ろ、サンジが何かに変身しそうなくらい怒ってるじゃね~か!!

 

サンジ「○○~・・・後で話聞かせてもらうぞ!!!」

 

○○「落ち着けサンジ!!ナミもなに言ってんだよ!!!」

 

ナミ「だって、あんた以外に見られたくないんだから、仕方ないじゃない!!!」

 

ルフィ「うはははは!!」

 

そこまで笑うなルフィ!!

 

ルフィ「お前、うんこ出るのか?」

 

○・サ「「それ以前の疑問が山程あんだろ!!!」」

 

ブルック「あ、うんこは出ますよ。」

 

○・サ「「答えんな!!どうでもいいわ!!!」」

 

サンジ「まず!!お前は骨だけなのに、なぜ生きてて喋れるのか??お前は一体何者なのか?なぜここにいるのか?この船に何があったのか。この海でどんな事が起きるのか全部答えろ!!!」

 

ルフィ「待てサンジ。そんな事より、お前俺の仲間になれ!!!」

 

ブルック「えぇ、いいですよ。」

 

ナ・サ「「うおおおおおおい!!!!」」

 

○○「こうして、毎度お馴染みのように猪突猛進に物事を決めるルフィであった・・・」

 

ナ・サ「「なに勝手に話まとめてんのよ(だよ)!!!」」


 
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