No.632626

Ⅰ章 じゃあモテモテスキルを・・・

虎命!さん

事故で死んだ主人公を神が助ける。

2013-10-30 22:51:41 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:19766   閲覧ユーザー数:18870

飛翔「・・・ん?ここは何処だ?」

 

???「気が付いたようじゃな。」

 

飛翔「貴方は?」

 

神「ワシは神じゃ。実はの・・・ワシの所属してる天使共が、間違ってお主を死なせてしもうての。」

 

飛翔「あぁ・・・」

 

そう言えば、俺は確か猫を助けるために道路に飛び出したんだった。

 

神「そこでの、お主このまま転生して見ないか?今回はこちらが迷惑をかけたしの。お主が望む事を叶えてやるぞ。」

 

それはなんともおいしい話だな。

 

飛翔「ならまずは・・・転生する世界はFFXの世界。で、強さは世界最強。シンにも負けない強さ。技は・・・ワンピースのゾロで。刀は3本。種類は話道一文字に三代鬼鉄に秋水だ。後、覇気と分身が使えるように。後・・・この世界ではモテモテでハーレムで、俺に言い寄られたら、絶対に断れないようにしてね。」

 

神「なんとも・・・図々しい奴じゃの。ま、ワシ等のせいじゃし。仕方ない。他になにか追加して欲しければ、ワシと交信出来るようにしておくからの。」

 

飛翔「ありがとう。」

 

神「それじゃあ、新しい世界に行ってもしっかりとやるんじゃぞ。」

 

こうして神様と別れを告げ、俺の意識は遠のいていった。しばらくして目が覚めた。周りを見ると、何処かの島のようだ。

 

飛翔「・・・何処だここ?」

 

まさか神様、適当に飛ばしたんじゃないだろな?すると、側に紙切れが落ちていた。

 

手紙『どうやら無事に転生したようじゃな。お主の言われた通りの能力を着けておいたぞ。後、見た目もカッコよくしておいた。サービスじゃ。』

 

飛翔「言われてみれば・・・お~見事に格好がゾロと同じだ。」

 

手紙『因みに飛ばした時間はティーダが来る2週間前だ。場所はビサイド島だ。では健闘を祈る。』

 

手紙を読み終えると、取り合えず村に向かった。のはいいけど・・・遠い!!

 

飛翔「一体後どれくらい歩けばいいんだよ・・・」

 

ぶつくさ言いながら歩いていると、草むらから敵が現れた。

 

飛翔「お~♪ようやく初戦闘だな。んじゃ、どんだけ強いか試してみるか。」

 

コイツ相手なら、刀1本で十分だな。

 

飛翔「いくぞ!!一刀流居合い・・・獅子歌歌!!」

 

モンスター「グギャ~!!」

 

飛翔「ほい終了♪」

 

???「いや~!!お前強いな。」

 

飛翔「・・・誰だ!?」

 

???「急に悪かったな。俺はワッカだ。」

 

ワッカか・・・って事は、ここはビサイド島に決定だな。

 

飛翔「俺は飛翔ってんだ。ここはビサイド島か?」

 

ワッカ「お~よく分かったな。」

 

飛翔「なるほど・・・お前、ガードだろ?」

 

ワッカ「!?」

 

コイツ・・・何で俺がガードだってわかったんだ!?てかコイツの強さ・・・半端ねェ。

 

飛翔「警戒すんな。別にユウナを襲ったりしないさ。」

 

ワッカ「ユウナの事まで・・・何モンだ!!」

 

飛翔「・・・ひとまずお前らの敵ではない。」

 

ワッカ「・・・ならいい。お前何処かで会ったか?」

 

飛翔「いや?初めてだが?」

 

ワッカ「ならいいさ。ウチ来いよ!!!飯食わせてやるからよ。」

 

飛翔「助かった~♪実はさっきからメチャクチャ腹減っててさ。」

 

俺はワッカの好意に甘えて、ワッカの自宅に向かった。着いたのはいいけど・・・さっきからルールーが、此方をすんごく睨んでるんですけど。ユウナは優しく此方を見てくれていた。

 

ルールー「全く貴方って人は!!見ず知らずの人を連れてくるなって何回言わせれば・・・」

 

飛翔「お嬢さん、そんなに怒っちゃ折角の綺麗な顔が台無しやで?」

 

ルールー「なっ///」

 

飛翔「折角綺麗な方が二人もいるんだから、この話はここまで。な。」

 

ユウナ「そんな///」

 

ワッカ「お前スゲーな。ユウナはとにかく、ルーまであんな風になるのは始めてみたぞ。」

 

飛翔「・・・気にするな。キマリもそう思うだろ?」

 

キマリ「キマリもそう思う。」

 

驚いた!!キマリの奴が見知らぬ人間に、初っぱなから話したの始めてみた。

 

キマリ「飛翔強い。ロンゾの勘、そう言ってる。」

 

ユウナ「キマリがここまで言うなんて。・・・ねぇルールー。」

 

ルールー「どうしたのユウナ?」

 

夕食の準備をしながら、ルールーにある相談を持ち掛けた。

 

ユウナ「実はさ・・・飛翔さんにガードお願いしたいんだ。」

 

ルールー「そうね・・・私もそれは賛成ね。食事の後にでも頼んでみたら?」

 

ユウナ「うん♪」

 

俺達5人は仲良く夕飯を食べた。しかし、旨いんだこの飯。

 

飛翔「旨いな~♪ルールーもユウナもいい嫁さんになるな。」

 

ワッカ「確かに、ルーとユウナの作る飯は旨いんだ。」

 

誉められたユウナとルールーは顔を真っ赤にしていた。

 

ルールー「彼の嫁・・・悪くないわね。」

 

ユウナ「ひ、飛翔さんの奥さん///」

 

ワッカ「・・・お前、いるだけで二人が顔真っ赤だぞ。」

 

こうして賑やかな夕食は終了した。それからユウナからガードになってくれと提案があった。ワッカ達も了承してるようだ。が、まだ駄目だ。俺が居ればティーダがガードになれない。なので、最悪キーリカかルカだな。

 

飛翔「非常にありがたい話だが、俺はこの世界では無名だ。少なくとも、俺の名前がお前達の耳に入ったらガードを受けたい。」

 

ユウナ「・・・わかりました。」

 

飛翔「すまないなユウナ。俺は明日ここを立つ。」

 

ワッカ「そうか・・・すぐにお前の名前を聞いたら、ガードに引き入れるからな♪」

 

ルールー「首を洗って待ってなさいよ。」

 

翌朝、俺はユウナ達と別れ島を後にした。

 

飛翔「確か、2週間後にキーリカはシンに襲われるんだったな。少しでも、島の連中を避難させるか。」

 

俺はキーリカに向かい、ユウナ達が来るのを待ちながら、島の人達を避難させることにした。それから2週間後・・・

 

 

ユウナside

 

 

ワッカ「ヒデ~・・・」

 

ワッカさんの言うことは最もだった。私達が到着すると、キーリカは見るに絶えない状況だった。けれど、キーリカには被害があったのは村だけだった。村の人達は皆寺院に避難していたそうです。

 

村長「これは召喚士様。」

 

ユウナ「ビサイドから参りましたユウナと申します。今回の件、大変でしたね。」

 

村長「えぇ、見ての通り村はほとんど壊滅状態です。ですが、この前現れた若者が、シンが襲ってくることを教えてくださったんじゃ。」

 

ルールー「ある若者?」

 

村長「さよう。あの若者がいなければワシ等は死んでおった。」

 

ワッカ「へ~・・・しかし、一体どんな奴だったんだ?」

 

ワッカさんは、キーリカの皆を助けてくれた人に興味があるみたい。かと言う私も少し興味があったりして。えへへ♪

 

村長「確か・・・村の者に聞いたんじゃが、腰に3本の刀をさしておったの。」

 

ティーダ以外「!!!」

 

村長「それに、何故かハートが半分に割れたネックレスを付けてたぞ。」

 

ユウナ「それは・・・これじゃないでしょうか?」

 

村長「えぇえぇ、確かにそれですじゃ。」

 

私が付けてたネックレスを見せると村長さんはそう答えた。これは、飛翔さんが島を出るときに私がプレゼントした物だった。

 

ユウナ「ね、ねぇ・・・それってもしかして。」

 

ルールー「えぇ、彼ね。」

 

ワッカ「アイツがここにいるのか!?」

 

ティーダ「どうしたんスか?」

 

ワッカ「あぁいや、昔世話した奴がこの島にいるみたいなんだ。」

 

ルールー「私達にもし彼の事が伝われば、ガードになるって話をしたのよ。」

 

ユウナ「寺院に向かいながら飛翔さんを探そう!!」

 

私達は嬉しさを抑えながら、キーリカの寺院に向かった。途中で、ワッカさん達が競争を始めようとしていた。私にスタートの合図をお願いした。私は、スタートを言う前に走り出した。私が先にゴールするよ♪後ろ手ワッカさんがずっこいって言ってたけど、そんなの気にしない。階段を上がると、そこには、シンのコケラがあった。

 

ワッカ「マズイ!!お前ら早く来てくれ!!シンのコケラだ!!!」

 

俺は叫び、ルー達に応援を呼んだ!!

 

ルールー「不味いわね・・・あの触手、魔法を吸収してるわ。」

 

ティーダ「物理攻撃も効かないッス!!」

 

キマリ「ユウナ、キマリの後ろ!!」

 

ユウナ「そんな・・・」

 

このままじゃ皆やられちゃう・・・助けて・・・飛翔さん!!

 

???「やれやれ、まだまだだなお前達。ポンド砲!!!」

 

 

???side

 

 

???「やれやれ、まだまだだなお前達。ポンド砲!!!」

 

一同「うわ~!!(キャアァァ)!!!」

 

???「無事かお前ら?」

 

ユウナ「もしかして・・・」

 

ルールー「飛翔なの?」

 

飛翔「久し振りだな。おいワッカ、何時まで間抜けな顔してんだよ。」

 

ワッカ「うるせ~!!」

 

飛翔「取り合えず、二刀流・・・羅生門!!!」

 

コケラ「グギャ~!!」

 

飛翔「一致上がり。」キン

 

やっぱコケラは所詮コケラか・・・弱いな。

 

飛翔「さて・・・久し振りだな皆。」

 

ユウナ「飛翔さん!!」

 

ルールー「飛翔!!」

 

ユウナとルールーが抱き付いてきた。ルールーよ、相変わらず素晴らしい・・・その・・・。ユウナもたった2週間で随分と・・・

 

ワッカ「オメェ、居たならさっさと出てこいよ!!」

 

飛翔「悪かったな。」

 

キマリ「飛翔、元気そう。」

 

飛翔「お前もなキマリ。で、コイツが新しいガードか?」

 

ティーダ「正式なガードじゃね~ッスよ。ティーダッス!!」

 

飛翔「飛翔だ。ヨロシクな。」

 

俺とティーダは軽く握手をする。

 

ユウナ「所で飛翔さん。前の約束覚えてます?」

 

ユウナは、昔言った約束を覚えてるか訪ねてきた。覚えてるけど、少し意地悪してみるか。

 

飛翔「約束~・・・なんだっけ?」

 

ユウナ「もう酷いです。もし私達が飛翔さんの名前を他の人から聞いたらガードになってくれるって!!!」

 

飛翔「そう言えばそんな約束したな。確か見返りに、ユウナとルールーが俺の・・・」

 

俺が続きを言おうとしたときに、ワッカが横入りした。

 

ワッカ「あれだろ?飛翔がガードになる代わりに、ユウナとルーを嫁にするんだろ?」

 

ワッカは俺を見ながらニヤニヤと笑っていた。俺はそんな約束はしていない!!!約束したのは、今度会ったらまた飯を食わせてくれって約束だ!!!

 

ルールー「そう言えば・・・」

 

ユウナ「そう言う約束だったね///」

 

飛翔「イヤイヤちょっと待て!!!俺はそんな約束して・・・いな・・・」

 

最後まで言葉は出せなかった。何故かと言えば、ルールーが黒魔法でファイヤを出し、ユウナに至っては召喚獣を出していた。二人とも、別の意味でも立派になりましたね。うん・・・

 

ユウナ「飛翔さん・・・」

 

ルールー「そう言う約束だったわよね♪」

 

飛翔「はい・・・そうです。」

 

ワッカ「何て言うか・・・すまないな。」

 

ティーダ「ユウナとルールー、凄く恐いッス・・・」

 

キマリ「ユウナ成長した。しかし、キマリは不安だ。」

 

男3人は、一人の男を巡ってここまで変わった召喚士と魔術師の姿に驚いていた。

 

飛翔「と、取り合えず寺院には言ったんだろ?なら、ルカに行こうぜ・・・な。」

 

ティーダ「そそそ、そうッスよ!!!」

 

ワッカ「しし、試合もあるし、あいつらもこれ以上待たせてもいけねぇしな。」

 

ルールー「そうね・・・」

 

ユウナ「それじゃあ、行こう♪飛翔さん。」

 

何故か当然のように、右にルールー、左にユウナが抱き付いてきた。俺は視線だけワッカにやったが、目をそらされた。今思うと、これからずっとこの状況続くの?等と考えていたが、二人は離れようともしないので、仕方なくそのまま歩いた。そしてルカに向かう船の上・・・

 

飛翔「さて、それじゃあ改めて・・・今日からユウナのガードを勤める飛翔だ。」

 

改めて軽い自己紹介をした後、ワッカ達ビサイド・オーラカの連中は、甲板で最終調整をしに行った。オレも甲板をフラフラすると、ティーダと会った。

 

ティーダ「飛翔、お疲れッス!!」

 

飛翔「おうティーダ。明日はいよいよ試合だな。この試合でワッカは引退するから、あいつに最高の花道を作ってやってくれ。」

 

ティーダ「あったり前ッス!!」

 

ティーダと会話をしていると、ルカ・ゴワーズの連中がユウナに絡んでいた。

 

飛翔「お前ら、ウチの召喚士様に何か用か?」

 

「べべ、別に何でもないぞ。ただ、万年最下位のチームが優勝とか言ってるから・・・」

 

ユウナ「今年は違います。だって、彼はザナルカンドのエースなんだから!!」

 

「これは驚いた。まさか遺跡にもチームがあるなんて。」

 

ティーダ「嘘じゃね~!!」

 

こいつら、ティーダだけやなく、ユウナまでからかいやがって。許さねぇ・・・

 

飛翔「おい・・・お前ら!!」

 

「なんだ・・・ヒィ!!!」

 

飛翔「ウチのエースはおろか、大切な奴までからかいやがって。・・・覚悟はできてんだろうな!!」チャキッ

 

「す・・・すいませんでした~!!」ドドドドッ

 

飛翔「・・・たく、ビビる位なら最初っから喧嘩売るなよな。」

 

ワッカ「な、なんだ今のは!?」

 

ルールー「凄い殺気を感じたわよ!!」

 

飛翔「悪い・・・オレだ。ユウナがからかわれて、つい我慢出来なくてな。」

 

ルールー「お願いだから、落ち着いて。」

 

ユウナ「でも飛翔さん、ありがとうございました。」

 

飛翔「気にするな。大切な奴は死んでも守らねえとね。」ナデナデ

 

ユウナ「わっ///」

 

ユウナを撫でて落ち着かせた。心なしか顔が赤い気がする。そんな騒動も起きたが、船は目的地ルカへと到着したのであった。


 
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