No.629941

【獣機特警K-9ⅡG】ミウとテムナの母親登場【交流】

古淵工機さん

え、えーと、こんな感じでしょうかペディさん…

◆出演
ミウ:http://www.tinami.com/view/610063
テムナ:http://www.tinami.com/view/610065

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2013-10-20 22:10:53 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:670   閲覧ユーザー数:604

ここはラミナ市郊外にあるル・ブラン宇宙港。

地球をはじめ各惑星からさまざまな人たちが往来し、星と星を結ぶ宇宙船が次々に発着するファンガルドの玄関口のひとつである。

この宇宙港の一角に、イヌ形とネコ形のファンガーが並んでいた。

 

「お、ミウ!そろそろ来る頃とちゃうか?」

「そうだね、行かなきゃ!!」

…ラミナ警察署・生活警備課に所属するミウ・カワグチとテムナ・ツルハシ。

なんでも、母親がファンガルドに里帰りにくるというので、出迎えに来たのだそうだ。

ミウとテムナがしばらく待っていると、23番ゲートからイヌ形とネコ形のファンガーの女性が出てきた。

年齢は双方50歳程度だろうか。

 

「ママ!」

「お母ちゃん!!」

ミウとテムナはそんな二人を発見するや、手を振りながら近づいてくる。

それと時を同じくして、二人の女性もミウとテムナの方へと歩み寄る。

「あら、ミウじゃない。それにテムナちゃんも」

「おかえりなさい、ママ」

「大変やったろ?ウチが荷物持ったる!」

「ええてええて、大したモノ持ってへんよw」

…そう、この二人の女性はミウとテムナの実の母親。

地球連邦警察キューシュー支部長のミーア・カワグチと、同カンサイ支部長のシンシア・ツルハシである。

再会を喜び合う二組の母子は、そのまま宇宙港の地下にあるスペースライナー乗り場へと消えていった。

…さて、ここはラミナ市内、『9 to 10 Ⅱ』の地下1階にあるオキナワ料理店『カチャーシー』。

先ほど宇宙港で出会った4人がテーブルを囲んで泡盛の入ったグラスを合わせる。

「「「「かんぱーい!!」」」」

 

その直後、ミーアが店主の花房蘭に声をかける。

「すみません、毎度毎度里帰りのたびにお世話になってしまって」

その様子を見ていたランは、笑顔で返す。

「いいっていいって。あんたたちの笑顔が毎回見られてあたしらはとっても幸せだよ!さ、どんどん食べていきな!」

ランのその言葉を受け、4人は思い思いにオキナワ料理を食べ始める。

「…ところでミーアさん、前にも増して重いものをお持ちのようで?」

「あら、この形をキープするのには大変苦労してるんですのよシンシアさんったら。…あなたはそんな心配ないからいいわよねえ~。はぁ…」

おっと!ミーアの言葉を聞いたシンシアが反撃に移る!!

 

「そうそう毎日牛乳飲んで鍛えてますからなぁ。牛乳は飲んだほうがええよ…って、あんたの場合どうせムネに持ってかれんねやろけどw」

「お気遣い結構。あんたもムネじゃなくおなか周りがボヨンボヨンにならないように気をつけないとみっともないわよ?50代からって結構つらいんですよw」

ミーアとシンシアの周りにはいつしかどす黒いオーラが渦巻いている。その向かい側にいたミウとテムナはというと…。

 

(ま、また始まった…ママたち相変わらずだよね…)

(ミウ…他人のフリや他人のフリ。これは関わったあかんパターンのやつやで…)

と、二人の争いを直視できない様子であったという…。

その頃隣の席に座っていた『ロボちゃんズ』こと、カリン・ココノエ、マリン・ココノエ、長谷川麗奈の3人は…。

 

「な、なんか近寄りがたい雰囲気だよね…」

「関わっちゃ駄目だ…なんだかしらんがコイツはヤベエ!!」

「ホント、つくづくああいう大人にだけはなりたくないよね…」

と、顔を引きつらせながら呟いていたのであった。


 
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