No.628499

一刀の晋王転生録 第六章二十九話

k3さん

してやられた魏軍は一転して圧倒的不利となった。許緒の奮戦で何とか壊滅せずにしていたが……

2013-10-15 21:00:02 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:2626   閲覧ユーザー数:2205

 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。第三章で死亡した。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を異性として愛す。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。第四章前編で死亡した。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:鄧  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

  第二十九話

   「汜水関の攻防 代償」

 

 

 七乃の策により荀彧は死に、魏軍の先鋒隊は危機に陥った。

 

 彼等を指揮する存在が討たれれば当然、統率は乱れる。許緒が何とかしようにも、全ての乱れを正せなかった。

 

(ど、どうすれば良いの?)

 

 しかし、彼女の奮戦無しならば既に壊滅しているはずである。それだけでも彼女の活動は賞賛すべきものだった。そしてそれを認め、

 

彼女に一騎打ちを申し込む者が居た。それは猪々子だった。

 

「よく此処まで戦えたもんだ! 勝負しろ!」

 

 守りに徹していても、敵の将が自分の所まで辿り着いている。その意味を許緒は悟る。

 

(そっか……もう……)

 

 彼女は覚悟を決める。そしてせめて目の前の将だけでも倒すと。

 

「望むところだ!」

 

 二人の一騎打ちが始まった。

 

 彼女達は何度も互いの武器をぶつけ、全力で攻撃する。

 

「やるじゃん!」

 

「そっちこそ!」

 

 二人は互角、どちらが力尽きるかの根競べになった。

 

 しばらく激しい攻撃を繰り出し続けるが、ついに均衡が崩れる。許緒が押され始めたのだ。

 

(!? もう力が……)

 

 彼女は軍隊を壊滅させないようにこの戦場では誰よりも奮戦していた為に、その分、体力と精神力の消費が馬鹿にならなかったのだ。

 

故に、根競べとなれば彼女の方が不利なのは必然だろう。

 

「貰ったぁ!」

 

 そして、許緒は猪々子に斬られた。

 

(華琳様……流琉……御免……)

 

 許緒は地に伏した。

 

 彼女が討たれた事で、魏の先鋒隊は呆気なく壊滅する事となった。

 

 その後、袁家隊と馬超隊は燃えた汜水関を捨て、虎牢関に後退した。

 先鋒隊の全滅と荀彧と許緒の討ち死にの報を聞いた曹操は怒りを露にする。

 

(なんて事! 何と言う愚を!)

 

 しかしそれは自分の浅はかさに対するものだった。

 

 曹操は荀彧のしようとしていた事はある程度分かっていた。相手はあの袁紹だからまず問題無いであろうと思ったのだ。そして前回

 

の侵攻では袁紹は大人しかったのは、司馬師という抑止力がいたからこそであると。だから彼女の出撃を許可したのだ。しかし、結果

 

は悲惨なものだった。

 

 よくよく考えればあの官渡の戦いより、時が経っているのだ。それで彼女が変わらないという保障など何処にも無い。それを斥候や

 

隠密を放つなどで確認しないのは愚の骨頂と言わざる負えない。

 

 曹操は沸きあがる自責の念と怒りをこれからの動きを考える事で抑える。

 

(あの娘達の犠牲を無駄にはしない! 少なくともこの犠牲により分かった事があるわ! それは、麗羽が以前とは違うという事、そ

 

して先に居る敵は別人と考えるべきだという事よ!)

 

 この敗北を機に、曹操は自分の麗羽に対する印象や人物像を完全に白紙にする。

 

 そして、程昱と賈詡にその事を念入りに話を付け、二人と共に、戦略の大幅な修正をする。

 

 その後、曹操軍は虎牢関まで進軍。

 

「皆! 良いわね! 相手はあの袁紹軍では無い! もっと別の何かだと思って戦いなさい!」

 

「はっ!」

 

 曹操の警告に忠臣達はその言葉を重く刻み、虎牢関に攻撃を開始した。


 
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