No.626947

SAO―黒の旋律、白銀の戦乱― 第壱話 閃光との出会い

さん

キリト主体の物語になりますね^^;
最初はあまり原作と変わらないと思いますが、どうぞ……

2013-10-11 01:44:34 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:1421   閲覧ユーザー数:1377

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第壱話 閃光との出会い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キリトside

 

―カランッカランッ

 

「よぉ、エギル」

 

「よぉ、キリトか。何か用か」

 

黒人で強面だが高レベルな斧使いの男の名はエギル。

 

第50層の『アルゲード』で店を構えて商人をしている、俺のフレンドの一人だ。

 

「買収をしてほしいんだが、いいか」

 

「あいよ。キリトはお得意様だしな……」

 

俺はトレードウィンドウを開いて、先ほど手に入れた《ラグー・ラビットの肉》を入れる。

 

エギルは首を伸ばして俺が提示したトレードウィンドウを覗き込んだ。

 

「おい、これS級のレアアイテムじゃねぇか。キリト、おめえこれ自分で食おうとは思わんのか?別に金に困ってねぇんだろ」

 

「そうは思ったさ。だけど俺はそこまで料理スキルを上げてるわけではないしなぁ……」

 

正直、運よくドロップしたが扱いに困っている。

 

この世界で料理スキルを上げてるやつなんてそうそういない。

 

生産スキル系を上げている幼馴染の顔が浮かんだが、俺はそこで考えることをやめた。

 

――あいつに任せたら、何を作るか分かったもんじゃない……

 

 

 

 

そんな風に考えているとき、背後から肩をつつかれた。

 

「キリト君」

 

女性の声。俺の名前を呼ぶ女性プレイヤーは数えられるほどだ。俺は振り向きながら言った。

 

「珍しいなアスナ。こんなところに何か用か?」

 

少女は白と赤を基調とした軽鎧を着ており、腰には彼女の愛剣であろう優雅な白銀の細剣が帯剣してあった。

髪は栗色で、はしばみ色の瞳をした少女は二人のプレイヤーを連れて店の中に入ってきた。

 

「用って程のものじゃないわ。もうすぐ次のボス戦だからどうしてるのかなって思っただけよ」

 

彼女の名前はアスナ。このSAOの中でも最強ギルドである《血盟騎士団》の副団長を務めている。

 

彼女の名前を知らないものは少なく、「閃光」という二つ名を持つほどの実力者でもあった。

 

そういえば、最近料理スキルを上げてるとかどうとか……。

 

俺は彼女の手をつかんでこう言った。

 

「シェフ確保」

 

「い、いきなり何?」

 

おおっと、俺としたことが説明することを忘れていた。

 

「とりあえずこれを見てくれ」

 

「どれどれ……。っえ、これS級食材の《ラグー・ラビットの肉》じゃないの!!」

 

「ああ、ちょうど迷宮から帰る途中で出くわしてな。前に言っていた料理スキルはどこまで上がってるんだ?」

 

「ふふん。聞いて驚きなさい。ついこの間、完全習得したわ」

 

…今コイツはなんとイッタ?料理スキルを完全習得した?

 

いや、細かいことは今はどうでもいいか。

 

「まあ、いいか。とりあえずこれを料理してくれないか?」

 

「いいけど、私にも分けてくれる」

 

「ああ、半分でいいか」

 

「うん。私はそれでいいよ」

 

「っというわけだ。取引は中止だ」

 

 

 

 

 

今まで放置していたエギルにそう言った。

 

「おいおい、俺たち友達だろ。俺にも一口ぐらい……」

 

「感想を800字以内にまとめて提出してやるよ」

 

そういってアスナのほうに向きなおった。後ろから「Noooooo」と聞こえるのは放っておこう。

 

「いいの?あれ」

 

アスナが心配そうに聞いてきた。

 

「大丈夫さ。いつものことだから」

 

そういったら、アスナはすぐに笑顔になった。

 

「そうなんだ。じゃあいこっか」

 

「ああ」

 

俺たちは店を後にした。

 

キリトside out

 

 

 

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●あとがき

 

少々長くなってしまいました。

 

とても会話文が多いなぁ、と思う方がいらっしゃるかもしれませんね^^;

 

感情って表現するのとっても苦手です……

 

でも書き始めたからには頑張らないと、ですね!!

 

では次のお話で~……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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