気が付いたんですよ・・・。
そしてまた、俺を見て気を失いました・・・。
一体何があったんですか!?戻ってきてくれ!!
と言うことで、鳳統に活をいれます。
二度あることは三度あると言いますし、このループから脱出せねばなりません。
背を起こして、後ろから注入!・・・決してエロではありません・・・。
目覚めてすぐ俺を見て気を失うのなら、最初に俺を見なければいいわけです。
さて、気の巡りが活性化してきました。
これで起きましたね。
こちらを振り向こうとしています!
「動くな!」
「あわわ!」
リアルにあわわが聞けました。
もう満足です。
いや・・・話をしないと、これでは犯罪者です。
「すまないな。先程からこちらを見て気を失っていたようなので、つい大声をあげてしまった。一度離れるが大丈夫か?」
鳳統は首を上下にブンブンと振っています。
理解してくれたようで何よりです。
一旦、五丈ほど離れます。
「離れたぞ」
その言葉に、鳳統はなにやら下を向き、何やら「いけるはず!」とか「でもゆっくり」とか言って意気込み始めてしばらく・・・ゆっくりこちらを振り向きました。
そんなに決心が必要なことでしょうか?
やっと気を失わずに会話ができました。
と言うか、被っているのが、編み笠とかフェイントするから鳳統って分からないんですよ。
しかも、結局一度こちらを見た後は、編み笠下げて顔隠すし・・・。
この頃からこれって癖になってるんですかね?
まあ、話ができるだけ、前進したと思いましょう。
「それで、近くの村に案内して欲しいんだが」
自己紹介などを軽く済ませて、さっさと移動です。
いつまでも、こんなところで話しているよりも、もっと落ち着くところで話したほうがいいに決まってます。
「あの・・・その・・・」
モジモジするだけで何を言いたいのか不明です。
これはこれで可愛いのかもしれませんが・・・。
「言えない理由があるのか?」
村に案内出来ないのでしょうか?俺はやはり危険人物として見られてるってことなのかな?確かに・・・危険かも・・・いやいや!安全安心な医者ですよ!世界の五指に入るくらいの名医です!・・・自称ですが・・・。
「ごめんなさい・・・」
やはり駄目だったのか・・・。
離れてこっそりついていくしかないな!
これは護るため!そう、護るため!
諦めて立とうとしたら続きがありました。
「脚が・・・動かないです・・・」
腰が抜けてるのか・・・。
それを先に言ってくれよ・・・。
竹籠を修正して少し頑丈にしました。
その上に鳳統を乗せて運んでいます。
腰の状態を元には戻したんですが、体力が全くといっていいほど無かったんです。
なので、両手で箱ごと持ち抱えています。
ある意味お姫様抱っこですね。
たまに見える顔は真っ赤になっていました。
それにしても、魔女っ子装備はどうしたんでしょうか?服もそうですが、トレードマークのとんがり帽子がありません。
鳳統と言えばとんがり帽子でしょう!
編み笠なんて許しませんよ!
しかし、こう言った姿も新鮮でいいもんですね。
もうすぐ目的地に着くらしいです、鳳統の親ってどんな人なんだろう?結構楽しみです。
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本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
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