No.613330

【真・恋姫†無双】一刀お犬騒動2話

南無さんさん

こちらは真・恋姫†無双の二次創作でございます。
【お詫び】
前回コメントにて前、中、後編を予定していると書き込みましたが
予想以上にgdg……長引きそうなので○話形式に致します。
ご了承の程よろしくお願い致します。

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2013-08-28 12:08:57 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:6352   閲覧ユーザー数:5296

「朱里。ここはどうしたらいいかな?意見を聞きたいんだけど」

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

「・・・おーい。朱里?」

 

 

「・・・は!?はわわ!!申し訳ございません。ご主人様!」

 

 

「いや。謝るほどの事じゃないから気にしないでくれ。それでこの

 

 予算編成についてなんだけど―――――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後、起きてからが大変だった。

 

 

 

 

桃香を筆頭にしたグループが好奇な眼差しで、こちらを見つめ一斉に俺を抱き締めようとしてきた。

 

もみくちゃにされてしまった俺はなんとか愛紗に救出されたが、辺りを見回すと、

 

朱里、雛里、月、詠が顔を赤らめチラチラと俺の方を見つめていた。俺の視線に気がつくと、

 

四人はお決まりのフレーズを洩らし、更に顔を赤らめてた。

 

その直ぐ隣にいた焔耶はというと、顔を青ざめてこちらの様子を伺っていた。

 

そういえば犬が苦手なんだっけ。けど、俺は犬じゃないし怖がらなくてもいいのに

 

まぁ。犬耳が生えている時点で、半分犬みたいな物だけどね。

 

そして、窓際の方を目を向けると星、紫苑、桔梗の三人が何やら良からぬ事を

 

考えていそうな笑みを浮かべて話し合っていた。

 

気になったが近づくと何をされるかわからないと思い、混乱が収まるまで、

 

この場で待機する事にした。

 

 

しばらく経つと愛紗が場を仕切り、与えられた仕事をするようにと、

 

強い口調で命令し、皆、散り散りに持ち場へと赴いていった。

 

 

 

そして現在、俺は桃香、愛紗、朱里と政務に勤しんでる。

 

 

 

 

しかし、星達が気になる。何を話していたんだろう。あの顔の時は、

 

よくない事がおきるからなぁ。…まぁ。考えても仕方ないか。

 

 

 

それと……今思い出すと、もみくちゃにされた時は良かったなぁ。

 

……桃香達のあの柔らかな感触が……

 

 

おっと、いけない。臨戦態勢になってしまう。

 

政務に集中、集中っと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――――と、した方が私は良いと思います」

 

 

「なるほど。助かったよ。ありがとう。朱里」

 

 

 

 

俺は席を立ち、朱里に近づき感謝の念をこめて頭を撫でる。さすが臥竜頼りになるな。

 

 

 

 

「は!はわわ~」

 

 

 

 

朱里は嬉々とした表情を浮かべ頬を赤く染めていた。撫で終わりその様子を見ると、

 

相変わらず可愛いなと思ってしまう。…ヤバイ。すごく癒される。

 

 

 

 

フリ……フリフリフリ。(一刀が無意識に尻尾を振っています)

 

 

 

 

その瞬間、部屋に音が響いた。俺は音が聴こえた方を見てみると、桃香は竹簡を机から落とし、

 

愛紗は力強く椅子から立ち上がっていた。二人は朱里同様、なぜか頬赤らめ俺に目を向けていた。

 

何かしたかなと考え自分自身、粗相がないかチェックする。

 

 

頬を赤らめているという事は……まさか、社会の窓がオープンしている!?

 

これは、恥ずかしい。急いで確かめてみたが開店しておらず閉店。

 

まぁ、ここのチャックは気持ち的には閉店どころか、いつも24時間営業なんだけど。

 

 

 

 

「…あの!ご主人様!一つお願いしたい事があるのですが、よろしいでしょうか!?」

 

 

朱里が少し興奮気味に話しかけてきた。

 

 

「え?…うん。別に構わないけど」

 

 

「ありがとうございます。その……」

 

 

 

 

一転して朱里は言いづらそうに、モジモジとしていたが、服の裾をキュッと握り締め、

 

覚悟を決めたような顔つきで俺に言葉を言い放ってきた。

 

 

 

 

「わ……私にもご主人様の頭を撫でさせてくだひゃい!!」

 

 

「…………へ?」

 

 

「で…ですから……頭を撫でさせてくだひゃい!!!」

 

 

「あ、うん。………いいけど…」

 

 

「ありがとうございます!!」

 

 

「あーー!朱里ちゃんばっかりズルイー。ご主人様。私も…撫でていいよね?」

 

 

「…あの、ご主人様。失礼なのは承知の上で仰いますが、

 

 僭越ながら私も撫でさせてもらってもよろしいでしょうか」

 

 

 

 

朱里が向日葵が咲いたような笑顔を浮かべた後、瞬時に桃香と愛者も撫でたいと懇願してきた。

 

当然、俺は二人のお願いを断ることなく了承する。あんな可愛い上目遣いをされたら、

 

断る事はできない。というか、断る男はいないだろ。

 

 

 

 

「えへへ♪ありがとう。ご主人様♪」

 

 

「ありがとうございます。ご主人様」

 

 

 

そうして、朱里、桃香、愛紗の順番で俺の頭を撫でる事になった。

 

…これ、結構、恥ずかしいな。けど何故だろう……何だか安心するな。

 

 

 

フリフリフリフリフリ(一刀が尻尾を無意識に振っています)

 

 

 

 

「…あ~ん!ご主人様か~わ~い~い~!」

 

 

 

 

俺の頭を撫でていた桃香が急に抱き締めてきた。俺は桃香の豊満な胸に顔を埋める形になってしまい、

 

声をあげられない。まずい。まずいですよ。このままでは政務から性務へと意向してしまう。

 

今日はしっかりと仕事を行うと約束したし、愛紗!助けてくれーー!!

 

 

 

 

「と…桃香様!!」

 

 

 

 

そうだ。愛紗。誘惑に負けてしまう前にどうにかしてくれ。この状態が続いたら、

 

俺は間違いなく欲望に白旗を振ってしまう。

 

 

 

 

「次は私の番です!!お代わりください!!」

 

 

 

 

愛紗まで抱きついてきたーー!ヤバイ。愛紗の柔らかな感触までもが………

 

落ち着いてくれ二人とも!煩悩退散!!煩悩退散!!

 

 

そうだ!朱里!こういう時の孔明先生だ。先生、今です!俺を助けてください!!

 

 

そう思うと何とか目線を朱里が居る方向へと向け、俺は助けを求めるような、

 

眼差しで見つめたが、そこには朱里が居なかった。その瞬間、心地よい重みと、

 

控えめながら柔らかな感触が、背中に伝わってくる。

 

 

 

………まさか……

 

 

 

 

「桃香様も愛紗さんもズルイです!私も抱きつきまひゅ!!」

 

 

 

 

なん……だと……朱里までもがこうなってしまうとは…

 

っていうか、このままだと本当にまずい!離れてくれー!

 

 

 

 

「か~わ~い~い~♪」

 

 

「桃香様!!」

 

 

「はわわ~~♪」

 

 

 

 

どうなんの!?どうなっちゃうの俺!!?

 

 

                                続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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