No.610894

【真・恋姫†無双】 一刀お犬騒動1話

南無さんさん

こちらは真・恋姫†無双の二次創作になります。
前回、拝読、コメント、支援、お気に入り
してくださった皆様。誠にありがとうございます。
今回は愛紗、一刀視点のお話になります。
稚拙な文章、おかしな所があると思います。

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2013-08-21 13:48:10 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:6868   閲覧ユーザー数:5775

「失礼致します。…ご主人様」

 

 

窓から差し込む日の光が部屋を優しく包み込む。

 

 

寝床で眠っている彼の名は、北郷一刀。

 

私の主であり、そして、寵愛を頂いたもっとも大切な人。

 

 

 

何故、私がご主人様のお部屋に居るかと言うと

 

日頃からたまりに、ためている政務を片付けてもらおうと思ったのだ。

 

 

 

………決して、ご主人様のお顔を拝見したかったという訳ではないぞ。

 

 

 

 

……………まぁ。その様な気持ちがないといえば、嘘になるが―――――

 

 

……うん。…ゴホン。

 

 

 

 

と に か く!

 

 

 

 

「起きてください。御主人様!今日こそは、

 

 たまりにたまった政務を片付けてもらいます…か…ら……ね」

 

 

そう言って勢いよく布団を取ると私の目の前にいたのは―――――

 

 

 

「えっ?エエエエエエエエエェェェエエエエエエ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…気持ち良く睡眠の海に浸っていた俺は

 

愛紗の素っ頓狂な声ですっかりと目が覚めてしまった。

 

 

まさに、驚天動地とはこの事かと考えていたら

 

 

………愛紗が目を丸くし、口を大きく開けて、こちらを見ていた。

 

 

 

「……どうしたんだ愛紗。綺麗な顔が台無しだぞ」

 

 

 

いつも通り、軽口を開いていたら。

 

…体に違和感を感じていた。……こう、なんて言うのかな?

 

………頭と尻に妙な感覚があるんだけど。

 

 

 

 

 

サワ…………サワサワサワ―――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっ!?なんじゃこりゃあああああああああぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご主人様!愛紗ちゃん!いったいどうしたの!?」

 

 

「……お兄ちゃんも、愛紗もうるさいのだぁ。」

 

 

「一体如何なされた。主。そして愛紗よ」

 

 

「は…はわわ!どうなされたのですか!ご主人様!?愛紗さん!?」

 

 

「あ……あわわ~。如何なさいましゅたか。ご主人様。愛紗さん」

 

 

「…どうしたんだよ、ご主人様ぁ。愛紗。また変なことでもしてたんじゃないだろうな」

 

 

「どうしたの~。ご主人様~♪そ・れ・とお姉さま~♪。変なことっていったいナニを想像したのかな~♪」

 

 

「★■※@▼●∀」

 

 

「ふふ。あまり翠ちゃんをいじめちゃダメよ。蒲公英ちゃん♪

 

 それはそうと如何致しましたか。ご主人様」

 

 

「紫苑様。お館がよからぬ事をしたのでしょう。そうに決まってます!!」

 

 

「焔耶よ。物事を見ずに決め付けるなと、いつも言うておろう。第一お館様がその様な事を

 

 ………まぁ。するであろうな」

 

 

「朝っぱらからうるさいのよこの馬鹿!!また何かやらかしたの!!」

 

 

「詠ちゃん。ご主人様にそんな口の利き方じゃダメだよぅ」

 

 

「……ご主人さま。…愛紗。……うるさい。………恋まだ眠い」

 

 

「コラーーーなのです!恋殿の睡眠を妨げるななのです!!このヘボ君主!!」

 

 

 

 

私達の大音声を聞きつけ、皆、一様にご主人様のお部屋に集まってきた。

 

 

 

 

「と、桃香様・・・」

 

 

「どうしたの!?愛紗ちゃん!!」

 

 

 

 

私の顔は紅潮しているだろう。……うう。ご主人様のお顔をまともに拝見することが出来ない。

 

だって、急にあんなに可愛い事になっているだなんて反則です。

 

 

 

 

「ご…ご主人様に犬の様な耳と…尻尾が生えております―――――」

 

 

「……えっ?…エエエエエエエエエェェェ!!」

 

 

 

 

蜀にとって長い一日が始まりを告げたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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