No.612087

(改訂版)真・恋姫無双 ~2人の飛将軍~ 第13話

cavalさん

戦乱・・・それは先の見えない闇の中を歩くこと。しかしその闇を照らす星が徐々に一刀の元に集まってきていた。

あと今回ヒロインの恋と音々音登場しません。ごめんなさいごめんなさい

作者)半年以上という時間をかけたのも関わらず、向上していない、反省の色のない、いつも通りのデフォルトで駄文、稚拙な文章です。生暖かい目でみてくだしゃい。

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2013-08-24 21:39:23 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:9803   閲覧ユーザー数:7290

 

かなり長い投稿期間が開いてしまい申し訳ありません。相変わらずのゆっくりペースですが完結に向けて執筆は続けていきますので、気長にお待ちいただけたらと思います。では、短い文章ではありますが、楽しんでいただけたら幸いです。

 

最後に大変お待たせしまったことを再度お詫び申し上げます。          Caval

 

改訂版第13話 

 

Side 成都

 

「各自任務について報告しろ。まず諸葛亮」

 

「はい。計画は現在第3段階ではありますが・・・計画遂行の途中に妨害が入り若干の計画修正を行っております」

 

「ホウ統」

 

「はい。例の物は現在捕えた賊を昼夜と問わず働かせて量産させております。半年ほどで目標数に達するものと思われましゅ。あわわ噛んじゃった・・・」

 

「劉備」

 

「愛紗ちゃん、鈴々ちゃんと共に益州の反乱分子を潰して回ったよ♪あと『ご主人様』に言われた通り厳顔さん、黄忠さん、魏延さんを捕えて牢に入れておいたから確認してほしいな♪」

 

暗い部屋の中には黒い円卓が1つあるだけで生活感がまるで感じられない。円卓には諸葛亮と呼ばれた一見すると幼い身体にベレー帽をかぶった少女、ホウ統と呼ばれた朱里と同じく幼い身体に現代という魔法使いの帽子をかぶった少女、劉備と呼ばれた美しい桃色の髪と豊満な身体つきの女性・・・そして目元を深く隠すほどの黒いフードに身を包んだ男がいる。

 

「諸葛亮、どのように修正したのか今日中に報告書にまとめろ。次の指示はそれを見てから出す。ホウ統、3か月で仕上げろ。賊であって人ではないのだ、獣として扱え。劉備よくやった。その3名にも後で『仲間』になるようにやっておく。そして劉備、関羽、張飛には今日1日休みを与える。解散」

 

「「「御意」」」

 

劉備たちが退室した後、黒いフードの男はゆっくり立ち上がると円卓の中心に手を当てた。そしてだれにも聞こえないような小さな声で何かを呟くと、円卓の中心に光の環が広がり、ぼやけて良く見えないが誰か忙しそうに書類と格闘している様子が映し出される。徐々に詳細が写しださせていったそこには・・・洛陽で『北』と名乗っている北郷一刀の姿があった。

 

その様子を見つめる男は、深いコートのせいで顔色を把握することはできないが、その口元は大きくゆがませているのは分かる。

 

「あと少しだ・・・」

 

そう言い残すと男は外套を深く被り直し闇の中に消えていくのだった。

 

Side Kazuto in 洛陽

 

洛陽城下にある隠密部隊の屯所(詠の屋敷)では、一刀がある案件で頭を抱えていた。

 

「どうしよう・・・これ詠にばれたらっていうか時間の問題だよなぁ・・・」

 

詠本人から渡された個人的な調査案件であるのと、中身を確認せずに承諾してしまったこともあり、今さら断りを入れるのも怪しまれる・・・そして調べるもなにもこれに掛かれている事件は自分も関係しているとあっては一刀の背中に冷や汗が流れるのも仕方がないだろう。ちなみにその内容は以下の通り・・・

 

『無人であるはずの屋敷で夜中に物音がするらしい。不審に思った近隣住民が調査(興味本意)のために屋敷に入ろうとしたが表の門、裏の小門は固く鍵がかかっており入れない。屋敷が廃棄された後からつい最近まで鍵がかかっていることなんてなかったとのこと』

 

「恋が前の世界以上に動物を連れてくるから城だとばれそうで廃墟を使ったなんていったらオレが詠に殺されるかもしれない・・・いやこうなったら詠ではなく月に相談するべきか・・・?いやなんかそれは狡い気がする・・・でも詠に殺されるよりは・・・」

 

という訳である。ちなみに屋敷の中の管理は音々音がしているため、所々に侵入者用の罠(動物には無害なように作られている)もあったりする。

 

「あーもう、しょうがない怒られにいくとするか・・・」

 

部下に出かける旨を伝えると白い外套を着て屋敷を出る一刀だった。

 

 

「あら?北さん?どうしたのさ。浮かない顔して」

 

「いやぁ~ちょっと仕事でやらかしちゃって、いまから賈詡様の所にいってお説教なんだよ」

 

「アッハッハッハ!相変わらずしっかりしている時と、うっかりしている時の差が激しい人だねぇ。肉まんを1つ上げるから元気だしなって!」

 

「お、ありがとう、おばちゃん!また非番のときに呂姫たちと食べにくるよ!」

 

「いつでも待っているよ!あ、そうだった。姫ちゃんに会ったら新しい肉まんの試食に来てほしいって伝えておいてもらえるかい?」

 

「ほうかーい~(了解~)」

 

貰った肉まんを口に運びながら城下町の大通りを歩いていると、街の入り口のほうが騒がしく、そして多くの人だかりができているのに気が付いた。気配を消し耳と目に氣を集め視力、聴力を強化してみると人ごみの向こうに金ぴかの鎧を着た馬鹿笑いする麗羽と不機嫌な顔を浮かべている華琳がお互い少数の兵を連れて歩いているのが分かってしまった。

 

―――あー・・・麗羽の「おーほっほっほっ!」に野次馬が集まったと・・・

 

「おーほっほっほっ!華琳さん?相変わらず貧相な体つきですこと!」

 

「バカに何言われても気にしないわ。あとなぜ私に付いてくるわけ?うるさいのだけど」

 

「付いてきているるのは華琳さんでしょう?名家であるわたくしがだれかの下に付くなんてありえませんわ!おーほっほっほっ!さぁ、皆さん!優雅にそして大胆に華麗に宮殿に進みますわよ!」

 

「はぁ・・・こんなことなら1日出立を遅らせたらよかったわ・・・」

 

―――華琳相当いやそうな顔しているな・・・しかし、珍しい2人だな・・・ん・・・そういえば、今日各地の太守が招集を受けているとか詠が言っていたな

 

状況を理解できた一刀は聴力、視力の強化を止め、且つ「気配も戻して」隠密部隊が所有する隠し通路を目指して走りだす。しかしその速度はいつもよりも遅い・・・その理由は・・・

 

―――オレを追いかけてきているな・・・数は1。足も速い・・・かなりの腕利きだな

 

迷路のようになっている住宅街を右に左と一刀は駆けながら後方に気を配る。一刀を追う影は家の屋根を走りながら一定の距離を維持し付いてきている。

 

―――だれだ?・・・速度、気配の消し方といい、舞と張り合えるレベルの隠密だぞ・・・少し本気を出してみるか・・・

 

一刀は気付かれないように少しずつ氣を足部に集めていく。そして曲がり角でまがった瞬間に一気に氣を開放。爆発的な加速で一気に突き放しにかかった。その速度に焦った追跡者は慌てて速さを上げて追いかけようとする。気配がすこし膨れたのを感じた一刀は急ブレーキ。手首に用意しておいた暗器である小刀のロックを外し左手に持ちつつ垂直ジャンプした。氣で強化されたその跳躍は軽々と天井部に達する。

 

「・・・!」

 

突然現れた一刀に追跡者は一瞬動きを止めてしまうが、すぐに背中に差していた長刀を抜こうと手を伸ばす。天井に着地と同時に間合いを詰めた一刀は追跡者の左腕と、その背後を狙う。しかし追跡者は長刀に伸ばしていた左腕を取られまいと引き込んだ。そして右手で腰に差していた小刀を引き抜き逆手で持ち、背後に回ろうとした一刀に向けて振り向き様に小刀を振るう。自身に迫る一閃を小刀で受け止めた一刀は鍔迫り合いの状態に持ち込んだ。

 

「董卓軍隠密頭『北』。あなたを主の命により拘束させてもらいます」

 

「オレの正体を調べたとは、優秀だな」

 

「抵抗しないでください。なるべく傷つけるなと命令されていますので」

 

「その言葉は圧倒的優位に立っている時に言う言葉・・・だ!」

 

力技で鍔迫り合いの状況から追跡者との間合いを離した一刀は、小刀に氣を流すのと同時に再度脚部氣を集中させる。

 

その状況を隙と判断した追跡者は、無理やり話された間合いを再度詰め小刀を振り下ろすが、迎撃で振るった一刀の小刀によってその小刀の刃は斬り落とされてしまう。

 

「そんな!祭さま以上の氣の使い手なんているわけが・・・!」

 

「隙あり!」

 

一刀に氣に耐え切れなくなった小刀がボロボロと崩れ天井に落ちていくよりも早く一刀が追跡者の至近距離の間合いに突入。そのままの勢いで鳩尾に向けて右拳を打ち込む。

 

「ぐふっ!」

 

その強烈な勢いの右ストレートを鳩尾に食らった追跡者は一瞬息が止まり、身体がくの字になりつつ天井に倒れ込んだ。

 

「あの氣の量だと武器が耐えることができないか・・・硬氣功を使っていたと思うが失神したかな?」

 

「うう・・・」

 

「ギリギリで防御されたか・・・」

 

倒れていた追跡者はゆっくりと立ち上がるが息苦しそうにゼーゼーといった呼吸としている。しかし、目はまだ諦めていないように一刀には感じられた。

 

「もうあきらめろ。お前では勝てはしない」

 

「その・・・ようですね・・・でももう1つの勝ちは・・・はっ!」

息を整えていた追跡者が懐に手をいれ何かを取り出したと思うと地面に向けて叩きつけた。するとバフッという音と共に大量の煙が一刀と追跡者の間で巻き起こる。

 

「煙幕か!」

 

煙を払おうするが、風がないこともあり中々払うことができない。そんな中追跡者の気配が一刀から離れていくのが感じられた。洛陽に侵入した隠密を逃がす訳にはいかない一刀は、すぐさま氣を循環させ追跡者の気配を追うのだった。

 

Side ???

 

私と言う者が不覚を取ってしまったのです・・・。

雪蓮様や冥琳様から、「気を引き締めないと危ないわよ」って忠告されていたにも関わらず信じられなかった部分があったのですが・・・実際に相対して・・・あの男はヤバイです。武人の勘というよりも隠密としての勘が、次会ったら生きて戻れないと騒いでいるのです・・・。

 

かなり距離は稼げたはずですが・・・すこし後方を確認しておきましょう・・・ん~・・・確証はありませんが、後は追われてないみたいです。

用心してもう少ししたら人ごみに紛れて遠回り経由で雪蓮様たちのところに戻るとしましょう。帰ったらお猫様を見つけてモフモフするのです♪

 

~1時間経過~

 

無事○○様たちが宿泊されている宿に到着できたのです。一応入る前に尾行がないか確認してと・・・よし、大丈夫みたいです。

 

宿屋のおかみさんに頭を下げて階段を上り突き当りの扉の前まで歩きました。そして一応中に入っていいのかの確認を・・・

 

「明命です。ご報告したいことが・・・」

 

「入っていいわよ」

 

扉を開けて中に入ると長い桃色の髪に豊満で褐色肌の美しい女性でありながら、小覇王と恐れられている雪蓮様(孫策)が寝台で横になり、雪蓮様と同じく褐色肌であり長い黒髪、豊満な身体をしている冥琳様が何やら長い書簡に目を通しているのが見えました。中に入った私は、最初に帰還予定時間を越えたことを説明しようと思っていると、先に雪蓮様が驚きの言葉を発せられたのです・・・。

 

「明命・・・あんた尾行されていたみたいね・・・」

 

そんなと思って振り返ったところにさきほど戦闘した白い外套を着た男が立っていたのです!

 

「はうわ!そんな!どうやって!?」

 

Side Kazuto

 

さきほどの追跡者との戦闘で、一刀にとって相手が誰かが何となくだが分かっていたのだが、確証を得るために視力の限界位置からの尾行をしていると追跡者は雑踏で目立つのを避けるためか、外套を脱いだ。それにより長い黒髪に小柄な身体に不相応な長刀が、一刀にも見えるようになり、相手が誰だったのかが漸く確証を得ることができた。

 

「あれは・・・やはり周泰か・・・」

 

城外に出るようだったらその前に捕える必要があるため、一刀は明命に気付かれないように慎重に後を付けていっていると、彼女はある宿屋を目指していることが分かってきた。

 

「周泰が宿屋に?ああ、なるほどあそこに『孫策』または『周瑜』あたりがいるのか」

 

隠密が宿を取るというのは、極めて危険であるため従来では行われない。しかし例外はある。それは隠密の主が宿泊している宿屋である。調査、報告、護衛と隠密には仕事が多いため、主にはある一定の場所に待機していてくれるのが助かるからだ。

 

「さて場所は分かった・・・小覇王に会いにいくとしますかね」

 

そして宿に入ったのを確認すると、すぐに一刀も2階の隠し入口から宿の中に入ると、ちょうど2階に明命が上がってくるのが見えた。

 

―――ビンゴ・・・

 

「明命です。ご報告したいことが・・・」

 

「入っていいわよ」

 

明命が部屋に入ると同時に天井の板を外して2階に飛び降りるのだった。

突然現れた一刀に対して雪蓮は、動じることなく笑いながら明命に状況を教える。

 

「明命・・・あなた尾行されていたみたいね・・・」

 

雪蓮の声に振り返った明命の顔は、先ほどまでの隠密としての顔ではなく、年相応の女の子が驚愕時に取ってしまう様子といっても過言ではない。

 

―――なんだろう。朱里や雛里に近い感じがするなぁ・・・この子・・・

 

一瞬修羅場であるはずなのを忘れて前の世界を思いはせていた一刀だったが、すぐに戦闘用に意識を切り替えていく。

 

「そこにいるのは孫策だな・・・周泰をオレに差し向けた理由を言ってもらおうか」

 

ちなみに明命もすぐに我に帰ったらしく雪蓮、冥琳を守ろうと一刀との間に割って入り愛刀である『魂切』を構えている。

 

「いやといったら?」

 

「わるいが君と周泰相手でも負ける気はしない。動けなくなる程度に半殺しにして城に連れて行くとしよう」

 

一刀のあからさまな挑発の言葉に明命が過剰反応しようとするが、雪蓮や冥琳の様子は変わらない。それどころ一刀に対する目は、そう・・・まるで長年待ち続けていた待ち人に漸く会えた喜びの目といったほうがいいだろう。

 その目に疑問を浮かび始めていた一刀の頭をさらに困惑させる言葉が、雪蓮と冥琳の口から飛び出した。

 

「ふふ、本当に強くなったのね。『一刀』」

 

「ああ、まるで別人じゃないか。なぁ『北郷』?」

 

「え・・・」

 

「明命、武器を下しなさい。あなたには黙っていたのだけど、あの任務の本当の目的は董卓の隠し刀と称される隠密頭である『北』の調査ではなく、『一刀』をここに連れてきてもらうことだったのよ。私の勘で明命は『一刀』に負けるけど逃げられると思っていたからね」

 

「「え?え?えぇぇぇ?!」」

 

雪蓮の言葉が理解できてない一刀と明命は互いに顔を見合しては冥琳に顔を向けて説明を求める。その様子対して冥琳は、楽しそうな笑みを浮かべているだけで、何かを説明してくれる感じはない。

 

「明命、すこし席を外してくれる?私たちは『一刀』と話があるの」

 

「そ、それは危険です!さすがの雪蓮様でも、この『北』相手に1人では!」

 

「大丈夫よ。私の勘もそういっているし。それよりも明命がいると話しにくいことなの・・・ね?お願い。猫と戯れてきてもいいから」

雪蓮からでた猫モフモフ許可命令に、明命は「お猫様と戯れ・・・はぅぅぅ」と言いながら部屋を飛び出していった。しかしすぐ我を取戻してもどってくると、

 

「なにかあれば大声で呼んでくださいね!」

 

とだけいってすごい速さで飛び出していった。その様子をあっけに取られ茫然としていた一刀を尻目に雪蓮は寝台から立ち上がり扉の鍵を閉める。

 

「さて、ようやく本題に入れるわね。『一刀』」

 

「どういうことだ・・・なぜ君たちがオレの正体をしっている?」

 

動揺を隠しきれない一刀が口を開き、雪蓮や冥琳に解答を求めようとする。

しかし雪蓮、冥琳は少し驚いた顔をした後、どこか納得した表情を浮かべる。

 

「やはり『華琳』がいっていた通りみたいね」

 

そして雪蓮が続いて呟いた真名によって、一刀の脳裏に1つの推測が生まれた。

 

―――孫策、周瑜の両名が華琳と同じ状況ではないかと・・・

 

「まさか・・・2人とも記憶があるというのか・・・?」

 

「ええ、その通りよ。華琳から攻められる前に許貢の連中に毒矢を撃たれて、『一刀』の手の腕の中で死ぬまでの記憶が私にはあるわ」

 

「私は胸の病・・・たしか『一刀』は結核とか言っていたな。病を隠し続け、最後の赤壁が終った後、雪蓮の墓の前で息を引き取るまでの記憶が存在する」

 

2人は自分たちが持つ記憶を、おしゃべり程度の軽さで、適度に笑いながらどのようなものがあるのか一刀に語るが、やはり一刀の記憶には、そのような描写はない。

 

「『一刀』あなたの持つ記憶は確か蜀にいた時のものしかないというのは華琳から聞いているわ」

 

恋、音々、華琳以外の記憶所有者の出現に困惑しているのが表情に現れていたのか、雪蓮が冥琳との会話を切り話しかける。

 

「そうだ。なぜ2人は華琳、いや曹操の真名を知っていて彼女が記憶を持っていることを・・・?」

 

「1つずつ『北郷』の疑問を解決していったほうがいいようだ。雪蓮、ここからは私が『北郷』に説明するとしよう」

 

冥琳のその言葉に、雪蓮は笑みを浮かべながら頷き「お酒もらってくる~♪」というと扉を開けて出て行ってしまった。

 

「お、おい。いいのか?主君が真っ昼間から酒飲もうとしているぞ・・・?」

 

「ふふ、かまわんさ。袁術の洛陽までの護衛として付いてきていただけにすぎん。それに自分たちの愛した男に、久しぶりに会えたのだ。今日ぐらいは目をつぶるさ」

 

「そ、そうなのか・・・」

 

「さて話を始めるとしようか・・・あれは・・・」

 

 

あとがき

久々の作者のあとがき(いいわけ)コーナーです。今回第13回は、敵の登場と新しい記憶持ちの登場回になります。

冒頭の流れからすでに成都、益州は桃香たちを従えている謎の男によって陥落しています。この謎の男については、もうすこし話を進めた後にターニングポイントとして登場させ、詳細について説明させて頂く予定です。

次にこの回メインの話。華琳が記憶持ちであることや複数いるという私のコメントから、魏のメンツを予想されていた方はいるかと思います。そこでの雪蓮、冥琳が前の世界の記憶を持っているという流れは、うまく聡明な読者の皆様の予想を反することができたのではないかなぁと思っていたりします。

次話の予定ですが、華琳、雪蓮、冥琳がこの世界に来た時の状況。記憶所有者について。霞、華雄と一刀との絡み(拠点みたいになるか未定)を考えています。説明回になりそうですが、ご了承いただけたらと思います。

 

ではではまた次回お会いしましょう(´・ω・`)ノシ

 

 

 
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