No.604581

真・恋姫†無双―北郷外史伝―第一章  北郷君準備中・・・・

ユウヤさん

一日に連続投稿。ま、休みですから。暇人ですから。金無いですから(号泣)
ちなみに注意事項。本作品・・・・カオス予定です。メタありです。最初に言っておくべきことでしたね。
追加するなら、恋姫以外の外史も渡る予定です。一刀君はたらしですかららほかの女の子も落としますのでいやな方は早急にお切りください。
感想など、コメもよろしければ残してくれてもかまいません。
作者のガラスのハートが砕けないよう配慮していただければ幸いです。

続きを表示

2013-08-03 15:02:06 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:9925   閲覧ユーザー数:7390

 一刀が現実に帰り半年が過ぎた。時期はクリスマス一色。

 

 一刀「及川の奴・・・・人を呼び出しておいて・・・・・」

 

 及川「いや~~~すまんな~かずぴー、か・の・じょ、がなかなか返してくれんかったんやw」

 

 一刀「・・・もげろ、くされ、そして元彼女に後ろから刺されろ。」

 

 及川「ひど!かずぴー、最近突っ込みが容赦ないで・・・・」

 

 一刀「夢の影響だ。」

 

 及川「またそれかいな。剣道強うなったんも夢の影響、女の子に優しゅうなったんも夢の影響、言い寄る女の子みんな振るんも夢の影響、み~んな夢のせいかいな。」

 

 一刀「そうだよ。長い・・・・長い夢だったんだ。」

 

 一刀は半年の間歴史書を読み返していた。そこには男の武将の曹孟徳達の事しか書かれてなかったのだ。故に夢、幻。夢想の世界なんだと思っていた。それから一刀は夢を見た、あり得ない夢、蜀に、呉に、袁紹に、董卓に、公孫賛、いろんな勢力に所属していた夢を。

 

 及川「かずぴー、ま~たぼーっとして何考えとったんや?」

 

 一刀「おっ!すまん、すまん最近すごい夢を見るから寝不足なんだよ。」

 

 及川「また夢か~?かずぴーワイやなかったら嫌われとるで・・・・」

 

 一刀「う、すまん。話そうにも妄想が完ぺき入ってる夢だからな。」

 

 及川「それを笑いながら話せるんが親友やと思うけどな」

 

 一刀「・・・・すまん」

 

 及川「かずぴー・・・・・・」

 

 一刀は本当に申し訳なさそうな顔をして俯いた。

 

 及川「今日は楽しもうや、かずぴー元気付ける為の企画なんやしな!」

 

 一刀「・・・・あぁ!そうだな」

 

 一刀(華淋、君は今何をして、何を思っているんだい・・・・?)

  陳留

 

華淋「・・・・・・」

 

???「・・・・・、・・・ま?・・・さま!・・ん様!?」

 

華淋「え!?な、なに?秋蘭」

 

 秋蘭「どうされたのですか?華淋様」

 

 華淋「最近また夢を見るのよ。私が大陸を統一して何かを失う夢をね。」

 

 秋蘭「また、ですか。」

 

 華淋「そうなのよ。夢なのに、目が覚めると泣いているのよ・・・・・」

 

 秋蘭「・・・・不思議なこともあるものですね。少し休みを取られたらどうですか?陳留も大分落ち着きましたし、しばらく内政は私一人でもまわりますし。」

 

 華淋「そう?ならそうしようかしら・・・・2,3日ほど休みを取れば落ち着くかもね。」

 

 秋蘭「ならばそのように・・・・華淋様、姉者も心配しておりましたししっかり養生下さいませ。」

 

 華淋「そうさせてもらうわ」

 

 華淋(・・・・あの時私は誰と話していたのかしら・・・・・)

 

 

 

  陳留城下

 

 華淋(この街も賑やかになったわね、けど小さな犯罪は減らないし外れのほうはまだごろつきのたまり場・・・・・何か手を考えなくてはないわね。)

 

 ???「華淋様~」

 

 華淋「?・・・あら、春蘭。街の見回りかしら?」

 

 春蘭「はい!秋蘭に鍛錬意外にすることないなら街の見回りぐらいならできるだろう?と言われて来ました!」

 

 華淋(喜んでいるあたり馬鹿にされているのには気が付いてないのね。可愛い娘)

 

 春蘭「華淋様は散歩ですか?護衛しましょうか?むしろ護衛したいです!!」

 

 華淋「ごめんなさいね、一人で回りたいのよ。また今度お願いするわ。」

 

 春蘭「そうですか(シュン」

 

 華淋(ほんとかわいい反応をするわねこの娘は)

 

 春蘭「それでは私はこれで。」

 

 華淋「えぇ、見回り割頑張ってね」

 

  華淋はそのまま街を一人で散策する。そして街のはずれにある小川にたどりつく。

 

 華淋「ここは・・・・いえ、夢の場所ではないわね。でも・・・なぜ懐かしいと感じるのかしら?・・・?か、ず、と??なにこれ・・・・なんでこんな名前・・・・名前?なんで名前とわかるの・・・・?わからない・・・・・」

  東京某所  4月

 

 一刀「・・・・春だな~」

 

 及川「・・・・春やな~」

 

 一刀「及川、春は出会いであって、別れじゃないんだぞ?」

 

 及川「知っとるわ!うぅ~なんでや~~~」

 

 一刀「何が悪いんだろ~な~」

 

 ???「北郷一刀」

 

 一刀「・・・誰だ?」

 

 ???「ふ、曹操達の事は覚えていて、他の勢力の事も夢に見ていて、俺の事は覚えていないとは・・・・結構ショックだな。」

 

 及川「何の事や?」

 

 一刀「及川すまん、ちょっと外してくれないか。」

 

 及川「え・・・わかった。気い付けえや」

 

 一刀「あぁ」

 

  及川はそのまま教室を後にする

 

 ???「・・・本当に俺の事は忘れたままか、今のお前はかなり特殊だが・・・・まだそこまでの覚醒はしていないようだな。」

 

 一刀「覚醒?何だお前、中二病か?」

 

 ???「失礼な!・・・・否定はできんがなorz」

 

 一刀「否定出来ないのかよ!」

 

 ???「まぁいい、俺は左慈。真名は“雷”だ。」

 

 一刀「!!真名だと・・・・それに左慈?あ、あぁぁぁぁ!!」

 

 左慈「お?思い出したようだな。」

 

 一刀「さ、左慈ぃぃぃぃぃぃぃ!!」

 

 左慈「まて、北郷一刀。今の俺は敵ではない。お前の味方だ。」

 

 一刀「何だと?どの口がそんな戯言を!?」

 

 左慈「その証拠が真名であろう?俺とてあの世界の住人には変わらん。沙慈という名前がその証拠だ」

 

 一刀「真名を・・・俺に預けるという事か?なんで・・・・」

 

 左慈「お前と戦ったあの時・・・・予定調和だった外史が変質したのだ。劉備がいない外史、お前も今なら覚えているだろう?」

 

 一刀「あ、あぁ。今でもその外史が存続しているのは分かる。それが変質か?」

 

 左慈「あぁ、本来消えるべき外史が存在する。定着しているんだ。正史を幹とした大樹で表すなら外史は似た幹に芽吹いた枝葉、しかし終われば幹ごと枯れ落ちる存在だった・・・」

 

 そこから左慈は淡々と説明していった。定着した外史という大樹が無数に存在すること。その大樹を作ったのは北郷一刀である事。その影響が一刀自身の肉体に、精神に、記憶に影響している事。そして・・・・

 

 左慈「北郷一刀、今お前には救いの選択肢が出来た。」

 

 一刀「救い?俺に?」

 

 左慈「あぁ、お前は外史が終端を迎えた時元の世界に戻りその外史は固定されている。だが、次はある条件を満たした時お前はその外史に居続ける事が出来る。」

 

 一刀「え・・・・そ、それは本当か!?」

 

 左慈「あぁ、俺はその手伝いに来たんだ。」

 

 一刀「・・・信じて、いいのか?」

 

 左慈「ふむ。まぁ、信用できないのも無理はない、条件も酷なものが多い。」

 

 一刀「条件って何なんだ?」

 

 左慈「うむ、条件は5つある。だが詳しい条件は話せん。」

 

 一刀「話せない?」

 

 左慈「あぁ、条件を知らない状態で3っつ以上条件を満たさなければならん。そしたら話そう」

 

 一刀「そうか・・・・・外史は初めからやらなければ無いのか?」

 

 左慈「あぁ。まぁお前なら問題ないだろう?」

 

 一刀「何も知らない状態から始めるならな・・・・知った状態で、覚えてる状態で戦えるかは・・・・微妙だ。」

 

 左慈「それはお前が決めることだ。俺は協力する。選択しろ、覚悟しろ、そして成し遂げろ。それが俺の・・・・協力する条件だ。」

 

 一刀「・・・・分かった。行こう、俺の、俺たちの新しい外史へ・・・・!!」

 

 左慈「よし、まずはこちらですることがある。こちらで銅鏡を盗み出す俺を倒す必要がある。」

 

 一刀「左慈を倒す?もう一人いるのか?」

 

 左慈「俺自身特殊なのだ。こちらに来るのは貴様とまだ出会っていない俺だ。銅鏡がなければ外史の突端を開けないからな。」

 

 一刀「倒すって・・・・殺すのか?」

 

 左慈「・・・・あぁ。」

 

 一刀「!!・・・・それでいいのか?」

 

 左慈「あぁ、ためらわずやってくれ。」

 

 一刀「わかった。」

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
36
4

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択