No.588270

【獣機特警K-9ⅡG】ミライ暴走!?ドローア研究室の罠(前編)【交流】

古淵工機さん

ドローア研究室がログインしました。
いかにも恐ろしい作戦に見えるけど、実はしょーもない作戦だったりする。

ミライ:http://www.tinami.com/view/568457
ドローア教授:http://www.tinami.com/view/582695

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2013-06-17 00:42:25 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:705   閲覧ユーザー数:677

…ファンガルド星のとある場所にある施設研究所『ドローア研究室』。

ここでは社会的に問題のある者たちが集い、日夜怪しい研究を行っていた。

…そしてこの研究所の一室では…。

「がーっはっはっは!見よタイニー!ついに完成ぢゃわい!」

と、高笑いして見せるのはこの研究所の主であるドローア教授。

その姿は改造に改造を重ねており、6年前の頃とは似ても似つかないが、その曲がった根性は相変わらずであった。

 

「じっちゃん?『完成ぢゃわい!』はいーけどコレなんなんだよ?」

と、出来上がった物体をまじまじと見つめるのはネコ形ロボットのタイニー・アージェント。

「ふっふっふ。こいつは特殊電波を発生させることでロボットの電子頭脳を攻撃するマシンなのぢゃ」

「電子頭脳をねえ。でもその程度の攻撃ならブラッドファミリーだって…」

「あー、実はなタイニー。恐ろしいのはここからなのぢゃよ、まぁ見ておれ!」

 

相変わらず懲りていない様子のドローア研究室。果たしてドローアたちはいったい何をたくらんでいるのか!?

…翌日。

「いや~、非番っていぃなー。暴れられないのはちょっと残念だけど」

と、川沿いの並木道を散歩しているのはK-9隊9号機・筑波未来だ。

ドローアとタイニーはそんな彼女の様子を、物陰に隠れて見ていた。

 

「げげ!アイツK-9隊の新メンバーじゃねーかよ…」

「まあ待て。新メンバーってことはまだまだ経験も浅いはずぢゃ。ワシらが尾行してることにも気づくまいて」

「そーかな?」

「ちょうどいいわい。あやつをさっそく実験台にしてみるとするかの!」

…ドローアは例の装置をミライに向け、スイッチを押した。

装置の先端から赤色の怪しい光がミライの電子頭脳をめがけて発射される!!

 

「…え?な、何…」

怪しい気配に気づいたミライ…だが時すでに遅し。

光線はミライの額に当たり、その奥にある電子頭脳を侵していく。

「あ、あ…」

目を見開いたまま小刻みに震えるミライ。やがてその瞳から光が消え、彼女はその場に立ち尽くした。

「…よし!第一段階は成功ぢゃ」

「で、恐ろしいことってなんなんだぜ?」

「ふっふっふ」

と、ドローア教授は装置のスイッチを切り替えると、再びミライめがけてボタンを押す。

次に放たれたのは緑色の光。その光を浴びたミライに、やがて異変が起きた。

「…!!」

光が消えていたミライの瞳が、赤く不気味な光を放つ…。

「やった!やったぞ!あやつの電子頭脳を狂わせてやったわい!」

「で?このあとどうなるんだよ?」

「ふははは、そりゃもうとーっても恐ろしいことが起きるのぢゃ」

 

…しばらくすると遊歩道の反対側から二人組の女性が歩いてくる。

「でさぁ、この新作おにぎり買ったんだけどね」

「な、なんなのこれ?『謎ちょうちんおにぎり』?」

「そうそう。中の具が何かなんて全然書いてなくってさw」

と、女性たちがミライのそばを通りかかった瞬間…!

「グルルルルルルル…ガァァァァァアッ!!!」

突然ミライが牙をむき、女性たちに襲い掛かった!

「きゃあ!何なのあんた!」

一人の女性はとっさに振り払おうとするが、ミライは何度振り払っても飛び掛ってくる。

そしてそのパワーでその女性に掴み掛かると、首筋に顔を近づけていく。

 

その女性の首筋にあったのは、電源出力用のポート…。

そう、通りかかった女性はそれぞれシマリス形とコーカソイド形のロボットだったのだ。

そしてミライはその出力ポートに唇を覆いかぶせると、緊急用コネクタとなっている舌先を端子に差し込む。

 

「あっ、あっ…」

女性は色めいた悲鳴を上げながらゆっくり崩れ落ちる。電気エネルギーを吸い取られているのだ。

「ちゅー、ちゅー…」

「ふあぁぁっ…!」

「は、はふぅ…もうらめぇ…」

やがてエネルギーをほとんど吸い尽くされた女ロボット二人組はその場に倒れこんだ。

が…なぜかその女ロボットたちは、恍惚の表情を浮かべている。

それを見ていたミライは舌なめずりをすると、そのまま走り去っていった。

…次の獲物を求めて…。

「…なぁじっちゃん?」

「ん?なんぢゃい?」

「結局この装置って何なんだ?」

「相手を吸血鬼ならぬ『エネルギー吸い取りロボ』にしてしまう装置ぢゃよ」

「でもさ…周りには男のロボットも歩いてたのになんで女ロボットだけ襲ったんだ?」

「あーそれはぢゃな…ほらアレぢゃ。吸血鬼に襲わせるなら女のほうがいいぢゃろ?」

「…そうか、要するにじっちゃんの趣味…いて!?」

 

吸血鬼ならぬ、エネルギー吸い取りロボットになってしまったミライ。

果たしてこの先どうなってしまうのか!?


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