No.584936

超次元ゲイムネプテューヌmk2 母親はネプテューヌ?! 第13話

神夜 晶さん

どうも、神夜晶です

今回は・・・命がネプテューヌと触れ合う回です

まぁ、気長に見てくださいw

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2013-06-08 11:05:54 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:2585   閲覧ユーザー数:2495

命がベールの所に泊まってから数日が経った

ネプテューヌ、イストワール、ネプギア、命の四人は

何時もと変わらない日常を過ごしていた

ネプテューヌは仕事をしないでイストワールに怒られ

それを見てる命はネプテューヌを手伝おうと協力していた

そして、ある日の夜の事……

 

 

「それじゃ、お休み~」

 

 

「うん!お休み、ママ!」

 

 

「お休み、命ちゃん」

 

 

「お休み、ネプギアお姉ちゃん!」

 

 

「お休みなさい、命ちゃん」

 

 

「うん、お休み~

イストワールお姉ちゃん!」

 

 

命は三人に挨拶して先に部屋に行き寝た

その後も三人は少し起きていたが

眠くなったので各自の部屋に戻り眠った

 

 

「う~……う~……」

 

 

命は冷汗を書いて魘されていた

隣で寝ているネプテューヌは熟睡していて一向に起きる気配が無い

~悪夢~

 

 

『此処は……?』

 

 

命が見た光景は何もなく暗い暗黒の世界だった

しかし、そんな命に声が掛けられた

 

 

『此処は夢の中だ』

 

 

『誰?』

 

 

『俺か? 俺は……だ……』

 

 

命の前に現れたのは青年と呼べる者だった

その瞳には絶望のみしか写していなかった

 

 

『え? 何を言ってるのか聞こえないよ』

 

 

『真実を知れ……

これ以上、我等の姉を悲しませるな……』

 

 

『真実? 姉?

一体どういう意味なの……?』

 

 

『少し荒療治だが

これも、お前の為……

すまない、悪く思うな……』

 

 

ザァァァァ!

一陣の風が吹いた

命は反射的に目を瞑ってしまった

目を開けたら青年が居なくなり景色が変わっていた

 

 

『あの人は何処に?

それにしても此処は何処なの……?』

 

 

命が見たものとは前世の世界だった

先程の青年……その正体は前世の命だった

早く記憶を取り戻して姉の神王の所に帰って欲しいと願ったのだ

その願が命の世界に顕現させたのだ

すると命の身体が勝手に動き始めた

 

 

『何で身体が勝手に!?』

 

 

そして動いた先に見たものとは……

前世の命だった

そして時期も最悪な時期で

虐待を受けている時だった

 

 

『何これ……

どうして親が子供を蹴ったりするの!?

止めてあげてよ!』

 

 

命の叫び声も聞こえずに事態だけが進んで行く

それを泣きながら見る事しか出来ない命だった

前世の命が荒療治と言ったのは、この事じゃなかった

今の命に最も残酷な事、それは……

 

 

『え? また景色が……

此処はママの部屋?』

 

 

『そうだよ、此処は私の部屋だね』

 

 

『ママ!』

 

 

命はネプテューヌに抱き着こうとした

しかし……

パシッ!

ネプテューヌは命の手を叩き弾いた

 

 

『触るな!』

 

 

『え……?』

 

 

『何時も何時も、ウザいんだよ!』

 

 

『マ……マ……』

 

 

『そのママも止めてくれる?

気持ち悪くて、吐き気がするから』

 

 

『あ……ぁ……あぁぁぁ……』

 

 

ネプテューヌの言葉に、どんどん精神が削られていく命

大粒の涙が、ゆっくりと確実に溢れ出て来た

 

 

『お前なんか……私の子供じゃないんだよ!』

 

 

ネプテューヌは命に言ってはならない言葉を言ってしまった

その言葉を最後に命の中の何かが

『バリィィィン』という音を立てて割れた

 

 

『いやぁぁぁぁぁあああああ!!!!』

 

 

「み……こ……と…………!

みこ……みこと……命!」

 

 

「っ!?」

 

 

「大丈夫? 大声を上げて泣くから怖い夢でも見たの?」

 

 

「マ……マ……?」

 

 

「そうだよ? もしかして……

自分の母親の顔も忘れる位に怖い夢を見たの?」

 

 

「う……うわぁぁぁぁああああん!」

 

 

「わぁっ!? ど、どうしたの!?」

 

 

「怖かったよぉぉぉぉぉ!!」

 

 

「命……よしよし、もう大丈夫だよ」

 

 

「夢の中に違うママが現れて

僕が子供じゃないって言われて……

う、う、うわぁぁぁぁあああああん!!!」

 

 

「そっか……

そんな夢を見たんだね……(カッ!)」

 

 

命はネプテューヌに抱き着き大声を上げて泣き出した

それを宥める為にネプテューヌは変身した

 

 

「ああああぁぁぁぁああああ……!!!」

 

 

更に大声を上げて泣く命

その声を聞いたのか二人が駆けつけて来た

 

 

「「どうしたの(ですか)!?」」

 

 

「あら、二人共

遅かったじゃない」

 

 

「お姉ちゃん……

変身して、どうしたの?」

 

 

「命が怖い夢を見たらしいわ

どうやら夢の中に私が出て来て命を

『子供じゃない』と言ったらしいわ

全く、ふざけた私も居るものね」

 

 

「そうですね、命ちゃんは大事な家族だと言うのに」

 

 

「そうだよ!大丈夫だよ、命ちゃん」

 

 

「うっ……ぐす……ひく……」

 

 

「命、大丈夫よ……

所詮、夢は夢

現実は現実よ

私達は命の家族で此処に居るわ

安心しなさい」

 

 

「ママ……うぅ……」

 

 

「ほら、泣かないの(スリスリ)」

 

 

ネプテューヌは命の背中を

ゆっくりと優しく安心させる様に擦った

それが安心出来たのか

少量の涙を出しながら泣き疲れて寝てしまった

 

 

「寝ちゃったみたいだね」

 

 

「そうね……

それにしても……」

 

 

「どうしたのですか?」

 

 

「変ね」

 

 

「何が変なの?」

 

 

「命は少なからず私の事を母親と認めてくれている

そして逆も同じで私も命の事を息子として認めているわ

なら、何故私が出て来て子供じゃないと言ったのか

気にはならないかしら?」

 

 

「そうですね……

確かに変と言えば変ですね」

 

 

「うん、確かに気になるけど

もう遅いから明日から考えない?」

 

 

「そうね!

私は、この姿のまま寝る事にするわ

起きて命が泣き出したら大変だもの」

 

 

「そうですね

ネプテューヌさんの母親ぶりも板に付いてきましたね」

 

 

「そうだね

それじゃ、お休み」

 

 

「「お休みなさい」」

 

 

三人は少し話し合いをした

それぞれは眠いので考えるのは

明日からと決めて再度眠りに着いた

朝起きた命は変身したネプテューヌを見て安心した様だ


 
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