No.575203

司馬日記30

hujisaiさん

その後の、とある文官の日記です。

…最近、内容から言ってTINAMI以外のR18okの場でさらす様にした方が良いのではと少し思ってたりします…。

2013-05-11 16:03:07 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:12999   閲覧ユーザー数:8348

10月25日

朝早めに出勤したところ、見覚えの無い美少女が後宮からふらふらと出て来るのに廊下ですれ違った、誰かと思えば士季であった。

歩いてきた方向とその姿からピンときて、御伽番であったのかと聞くと「そうです今から夕べの反芻しながら一眠りしますので。ああ休暇表は出してますから」と答え、ゆっくり休めと言うと気だるげに頷き帰ろうとしたが、ふと呼び止められて

「ああ、仲達様。…今ちょっと垂れてきちゃったんですけど、舐めますか?」

士載は喜んで舐めてましたが、と自身の服の裾を摘みながら訊かれた。

絶句してしまっていると、「やですね冗談ですよ、それではお休みなさい」と言って帰っていった。

 

…下品な冗談を言うのではないと嗜めるべき所だったのだろうが、私も欲求不満なのだろうか。

いまいち仕事に集中出来ず士載の顔をまともに見れなかったが、夜に士載を飲みに付き合わせてそれとなく御伽の時の士季の様子を訊いたところ、普段の蓮っ葉な姿は微塵も無く、従順にして可憐であり、御奉仕の心に満ち、清純にして淫らで、その小柄な身の全てを持って一刀様と愛し愛されつつもお尽くししようとする様は手本以外の何物でもないと口を極めて褒め、姜維も同意見だという。

どうしても家での姿と結びつかず、その違いをどう思うと訊くと士載も同様の事を本人に聞いてみたことがあるが「どちらも私で偽るところは無い」と答えたといい、加えて「好きな男の、一刀様の前で自分と自分の気持ちをしっかり表現出来ない女は駄目女でしょ」と言ったそうだ。

 

……なんだこの言いようの無い敗北感は。

 

10月27日

展示会が行われたらしい。らしいというのは業務都合により私は見学できなかった為だ。

御嬢様曰く今回の展示会は不評であったという、理由を伺ったところ今回は『もでるの人達の性格を踏まえた衣装』であったため真似してみたいと思う人が殆どおらず、もでる自身とその関係者の内輪受けになってしまったからだという。

衣装自体はいずれも非常に可愛らしいものであったといい、また何故か一着余ってしまったので衣装のみの展示用とするという。

一刀様の御意匠なので機会があれば一度拝見したいものだ。

 

10月28日

白蓮殿の執務室へ書類をお持ちしたところ病気として欠勤されているという。

仮にも真名を交換した間柄であるので私室の方へ見舞いに伺うと脱力した様子で寝台に臥せっており、加減を聞いたところ

「いいんだ私なんて…今まで毎回私にもでるをやってくれって来てたのに、今回は連絡もなかったんだ…。もう一刀は私の事なんかどうでもいいんだなぁ…まあしょうがないよな…仲達さんも私なんかほっといて一刀と幸せになってくれよ。仲達さんなら美人だからきっと一刀も大事にしてくれるよ、ははは…」

と力無く呟かれた為、急ぎ一刀様の下へ伺って斯く斯く然々と御説明した。

聞かれるやいなや一刀様はしまったという表情をされ、白蓮の所へ行くと仰って御部屋を飛び出されていった。後に御付きしようとしたところ趙雲殿に呼び止められ、この服を一刀様にお渡ししてあとは一刀様を信頼してお任せされたいと言われ白い襞の多い可愛らしい衣装を渡された。

どうすべきか迷ったが趙雲殿は白蓮殿と長い付き合いだと聞いていたので信用し、彼女の言うとおりに一刀様に衣装をお預けして自分は執務に戻ることとした。

 

一刀様の広く深い御愛情で、白蓮殿の心が立ち直ると良いのだが。

 

10月29日

午前中に白蓮殿が執務室へ訪ねて来られた。

「あ、仲達さん?昨日はわざわざ悪かったね。いやぁあの後一刀が来てさ、まあうん…今回の説明されたからさ。なんか心配かけてごめんな、それだけなんだけど」

と言われた。

ただ帰ろうとする足取りは覚束ない様子だったのでまだ加減が悪いのではないかと聞いたところ、「いやぁ一刀がちょっとその…あいつなりのそのアレなんだろうけど無茶するからさ、私は底なしの連中と違って本当に普通の人だってのに…。まあ、付き合っちゃった私も私なんだけどさぁ、たはは」と語られる表情は明るかったので安心した。

そう言えば趙雲殿から渡されたあの妙に可愛らしい服はどうしたのかと聞くと、紅い顔をして洗濯中だと答えられた。

一刀様に洗濯を依頼されて白蓮殿は元気を取り戻したのだろうか。

 

10月30日

一刀様の御巡幸に向けて、遠方の方や軍師の方など旅程に時間のかかる寵姫の方々が配置に就くため出発されていった。今回の旅程はある意味流れ作業である為計画には万全を期している。順調に進むと良いが。

 

10月31日

一刀様、愛しています。愛しています。愛しています。そのお声は天の響きです。御言葉は神の声です。このいと小さき私にも親しく御注ぎ下さる御愛情。私は生きながらに天の国に居ります。私の天の国は一刀様、貴方の下なのです。

貴方の温もりに触れる度に強く思います。一刀様、貴方に臣として、女としての全てを御捧げ致します。

 

11月1日

昨日、無断欠勤となってしまうところをまたしても御嬢様が代わりに休暇表を提出して下さっていた。一刀様の御世の為、御伽の翌日もしっかり出勤しようと思ってはいるのだがしばしば余韻に浸ってしまって無断欠勤になりかかってしまっている、日記など書いている場合ではないと言うのに。御嬢様にお礼とお詫びをすると「いい加減に無駄な心掛けは止めるようにしてね」と生暖かく微笑まれてしまった。

…臣としても女としても、御奉仕の道は遠い。

 

11月2日

定時になると張任殿らがやって来られ、最早拒否する気力も無く酒楼へ連行されて聞くところには、遂に一刀様に御寵愛を賜ったのだという。

それは目出度い事なので祝いの言葉を返したがどうやら嬉しいだけではなく動揺が激しいらしく、聞いて下さいとまくしたてることには

「あ、あのような凄い事だとはどなたも、仲達様からも聞いておりませんでした!一刀様の手は、御遣い様の掌は仙人様の掌なのでしょうか!?触れられた所が燃えるように熱いのに火傷一つしておりません、それにその、御指が私の胸をその、摘まれた時には天から雷が!間違いなく雷に打たれた筈なのに生きているのです!」

「いいえ違います地震です、一刀様が私の、あ…あのようなところに!御口をつけられたると天地が跳ね回るような大地震が起こり!私は失神して桃源郷の夢を見ていたのですが、目を覚ますと何も壊れておらず一刀様が抱きしめて下さっていたのです!きっとあれは大地震を一刀様が天の御力で御鎮め下さったとしか!」

「それよりも何よりも!一刀様の…が、中に、あのような巨きなものがわ、私の…に入ったのも不思議ですが、一刀様が私を、その、何度もそうなった末に、爆発が!桃色の火山が体の中で大爆発して私は吹き飛ばされたのです!ですが不思議にもこうして生きており、二人の話では同じ爆発がもう二回も起きている筈なのです。これらは、全て一刀様の天の御力による幻術なのでしょうか!?」

と言う。

 

…自分が初めての時もここまで酷くはなかったと思う。

 

兎も角個室席とは言え声を抑えてもらうように言い、頭痛を堪えながらそれはこれこれ斯様ということであってと言っている方が恥ずかしくなる解説をさせられた。それでも

「自分のものとは思えない声が出た」

「体が勝手に跳ねたり痙攣したりした」

「一刀様の唾液には酒か麻薬の成分が含まれていた」

「自分自身は判らないが他の二人は最中と事後は多幸感に溢れているように見えた」

等と言い募り、答える度に「仲達様はどうだったのか」と聞かれるのは何の罰か。

 

しかし最後にそろって沈鬱な表情を浮かべ、事前に厠へ行っていたにも拘らず最中に粗相をしてしまったと言う。

それに対しては御寵愛の最中の生理現象である為止むを得ない事ではあったろうが改めて一刀様にお詫び申し上げるべきだろう、多少以上には愛されている身であり真摯にお詫び申し上げれば御優しい一刀様の事であるのでお許し下さるだろうと助言した。

 

11月3日

張任殿、太史慈殿、龐徳殿に付き添いを希望され、一刀様の元へと共に伺った。龐徳殿は馬超殿に相談されたらしく、私の他に馬超殿も付き添われていた。

悄然とした三人に一刀様は目を丸くされていたが、馬超殿が

「なあご主人さま…あのー、そのなんだ、碧(龐徳殿の真名のようだ)達もあたしと同じ体質なんだって?あたしはほらその、最近はご主人さまが無理矢理その…アレしなければ大丈夫なようになってきただろ、こいつら昨日のを気にしてるみたいでさ、ここは一つあたしに免じてって言うか、勘弁してやってくれるよな?」

と取り成すように言われた所、一刀様は鳩が豆鉄砲を食らったような御顔をされていたが、暫くして困惑の表情を浮かべると馬超殿を近くへ呼び何事かひそひそと話されていた。すると馬超殿が疲れたような落胆のような表情になり、ご主人さま邪魔したなと言って私達も下がらせ、空いている会議室へ連れて行かれた。

部屋の扉を閉めると、「あのな碧、そういう時にそういう風になるのは普通だから!別にその…粗相じゃねえの、言わすな恥ずかしい!」と馬超殿が龐徳殿と叱責された。

「ですが私は今まであのようになった事など有りません!翠も一刀様と共にいる時はあのように溢れて止まらなくなるものなのですか!?」

「そ………それは生理現象なんだよ!そういうもんなの!」

などとやり取りされていたが、

「一刀様は快楽が高まるとそのようになると仰いました、馬超殿も一刀様にして頂くとそのように止まらなくなるのですか?」

「私はその時だけでなく昨日の事を思い出すだけでも下着の替えが必要な程なのですが、馬超殿はそういった時の事を思い出しても平気なのですか?」

「こっ、こっこっこいつらぁっ…!し、司馬懿さんもなんとか言ってやってよ!?」

「私がですか!?」

と話が変な方向へと進んでいき、いつ席を外そうかと思っていたがとんだとばっちりを受けてしまった。何が悲しくて素面で馬超殿と代わる代わる自身の生理現象について語らなくてはならないのだ。

彼女達が首を傾げながらも納得して退室した後、馬超殿と二人で暫くぐったりとしてしまった。

 

11月5日

一刀様の御巡幸の日程が一部延長されることとなった。合同塾開校に伴い、『私学としての役割を終えた』として学院長から打診されていた水鏡女学院の国有化についての打ち合わせが現地で持たれる事となった為だ。また併せて一刀様及び卒業生による記念講演、及び強引に日程を合わせたという数え役満☆姉妹の公演も行われることとなった。

 

「って事だから、私行ってくるわね!ああ忙しい忙しい、学閥にも困ったものね」

と言いながら精力剤やらいかがわしげな下着やらを鞄に詰めて出て行った。それに対して笑顔で「いってらっしゃい元直、あとそのおっぱいもげろ」と毒づいた子敬は正直なのだろうがちょっと引いてしまうものではあったが、「貴女だって同じ位じゃない、あっ私のは旅先で一刀様にちゅーちゅーモミモミしてもらう幸せのおっぱいだから貴女の淋しいおっぱいとは違ったわね、ごめんなさいね!」と言う元直の笑顔が今思えば腹立たしくはある。

 


 
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