No.561499

ALO~閃姫After story~ EP10 始まる学園生活

本郷 刃さん

EP10です。
入学式が終わり、教室へと移動する和人達。

どうぞ・・・。

2013-04-01 09:08:07 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:14078   閲覧ユーザー数:12878

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EP10 始まる学園生活

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和人Side

 

入学式の直後、各自の教室への移動という事になり、俺達は自分達の教室へと移動する。

その途中で明日奈と志郎と里香と会った。

 

「それじゃあ明日奈、志郎、里香。また後でな」

 

「うん、また後でね」

 

俺が声を掛けると明日奈はそう返答し、里香と共に上の階に移動していった。

志郎はこの場に残り、俺の前に来ると…、

 

「明日奈の事は任せろ、俺と里香で見張っておくから」

 

「悪い、頼むよ」

 

そう言ってくれたので甘える事にした。

明日奈の側に居られる時間が少ないはずなので、信頼出来る志郎と里香に任せよう。

俺と景一は改めて教室へと移動した。

 

 

 

教室に着いた俺達は席が特に決まっていないとの事なので窓際の席に着いた。

俺は窓際の一番後ろ、景一は俺の前の席だ。

続々と席に座っていく他の生徒達、既にグループのようなものが形成されつつある。

特に女子は人数が少なく、5人程しかいないので固まって席に座っている。

その時、俺と景一の隣に男子生徒が座ってきた。

 

「俺、興田(おきた) (まこと)っていうんだ。よろしく」

 

「俺は村越(むらこし) 俊太(しゅんた)、よろしくな」

 

「桐ヶ谷和人だ。よろしく、興田、村越」

 

「……国本景一、よろしく頼む」

 

気のいい感じの2人、だが2人共俺の方は見ている。

何か決心したようで周囲に聞こえないように小声で話し掛けてきた。

 

「あのさ、あんまりこういうこと聞くのは良くないと思うんだけど……桐ヶ谷って、あの【黒の聖魔剣士】のキリトだよな?」

 

意外だった、向こうの事を聞いてきた事ではない。

俺がキリトである事を知っている事に驚いたのだ。

この2人に見覚えはない、つまり攻略組ではないはず。

ほぼ確信したような問いかけであるので下手に誤魔化さない方がいいだろう。

 

「まぁ、そうだけど……一応聞くが、なんで知ってるんだ?」

 

「それは簡単だ。75層でのヒースクリフとの決闘、見に行ったからなんだ」

 

「俺は新聞で色々と知ったからな」

 

「……なるほどな」

 

聞いてみると興田と村越がそう答え、景一は納得した様子を見せている。

確かにあの大舞台での決闘を見ていられたら分かるだろうし、

俺の写真なども取られていたから新聞で知ってもおかしくはないな……ん、ということは…。

 

「まさか、朝の俺達への視線って…」

 

「多分だけど、キリトや【閃光】様、『黒衣衆』が居た事にみんな驚いてたんだと思う」

 

俺の疑問を察してくれた村越がそう答えた。

そうだったのか……待てよ、ということは俺がキリトだということが、

学校の生徒全員に知れ渡るのも時間の問題なんじゃないのか?

一応釘を刺しておくか…。

 

「頼むから俺がキリトであることを広めないでくれよ…。騒がれるのは好ましくない」

 

「それは分かってるって。この学校じゃあ向こうでのキャラネームはタブーになるだろうし、

 みんな知られたくない事もあると思うし」

 

言ってみれば興田は理解しているようで、そう返事をしてくれた。

景一も感心した様子で、村越も頷いてくれている。

この様子なら2人は信頼できるな…。

 

「よし、それなら桐ヶ谷のこと『カズ』って呼んでいいか? なんか呼び易そうだし」

 

「ああ、いいぞ」

 

「国本は…ケイでいいか?」

 

「……構わない」

 

興田は俺にカズを、景一にケイというあだ名を付けた。興田は接した感じでは人懐っこいようだ。

 

「ちなみに俺のSAO(むこう)でのキャラネームは『ランマル』だ」

 

「俺は『ルーク』って名前だった」

 

「いいのか? キャラネームを言ったりして…」

 

興田が自分のキャラネームを名乗り、村越もそれに続いて名乗った事に俺はまたもや驚いた。

景一も目を瞬かせて驚いた様子をみせている。

 

「俺達だけカズ達の事を知ってるのも不公平だろ?

 別に有名人でもないからさ……それと俺な、中層をメインに生活してたんだ」

 

「俺も似たようなもんかなぁ…1日の生活する為に、モンスター倒したり、簡単なクエストをやって小遣い稼ぎしたり…」

 

俺と景一は2人の話しに相槌を打ったりしながら耳を傾けていた。

正直、自分達以外の人達がどんな生活を送ったりしたのかに興味があったからだ。

俺達攻略組はほとんどを迷宮の最前線などで過ごしたからな……偶に遊んでいたけど。

しばし会話をしていると担任の男性教師が入ってきた。

 

「皆、席に着いてるな……よし、俺が今日からお前達の担任になるわけだが、あまり気負わないで気軽に接してくれ。

 それじゃ、個人に配布される端末を配るぞ~」

 

どうにも軽い先生だな、まぁその方が接しやすいしこちらとしても肩肘を張らなくていいか。

俺達は端末を受け取ると授業中での使用方法や課題などのDLについての説明を受けた。

自分でパソコンやメカを組み立てた俺としては今更な説明だけど…。

他には必修科目や自分達で選べる専攻科目について、週一で行われるカウンセリングなどの再説明が行われた。

規則については生徒の自主性に任せるようで、装飾品は目立ちすぎない程度にする、

菓子類は昼休みと放課後以外は食べてはならない、水分は休み時間であれば飲んで構わない、

携帯や音楽機器などは授業中などの使用禁止、という感じらしい。

その他の事については特に必要で無いものの持ち込みは禁止ということだ。

 

「さて、説明はこんな感じだ。自己紹介とかは各自で行った方が良いだろ。

 今日は授業もないから、校内を周るも良し、そのまま帰るのも良し、自由に行動してくれ」

 

なんつう放任主義な先生なんだ。みんな呆れ気味だがやりやすくて良さそうでもある。

 

「というわけで、今日はここまで。明日からは授業だから、気を抜かないようにな。それじゃあ!」

 

「「「「「………」」」」」

 

颯爽と教室から去っていった先生。俺と景一は苦笑し、興田と村越を含む他の生徒達は呆然としながら見送った。

俺は席から立ち上がるとデイパックに端末を突っ込んでから肩に掛け、景一も鞄を手に持った。

 

「……和人、この後はどうする?」

 

「取り敢えず、明日奈のところに行くよ。景一は?」

 

「……私も行こう。みなで合流するのが良さそうだ」

 

俺達の様子を見て我に返ったクラスメイト達。次々と話しを始めたり、俺達のように移動する者もいる。

 

「興田と村越はどうする?」

 

「え、あ~…俺はちょっとやることがある」

 

「俺も似たようなもんかな」

 

2人共今日は用事があるようだ。それならば仕方が無いか、2人とはまた別の機会に交流を深めよう。

 

「分かった、それじゃあまた明日な」

 

「……また」

 

「おう、またな」

 

「それじゃあな」

 

俺と景一は2人と言葉を交わしてから、明日奈と志郎と里香がいる学年の階へと向かった。

 

 

 

「「……………何が起こったんだ?」」

 

3人の教室がある階に着いた俺と景一。しかし、ある教室の前に人だかりが出来ていたのだ。

見たところ他の学年の生徒もおり、先程別れたはずの興田と村越の2人もいた。

まずはどういう状況なのか聞いてみるか。

 

「お前ら、これは一体何なんだ?」

 

「んぉ、カズじゃねぇか」

 

「2人も【閃光】様の様子を見に来たのか?」

 

「……なに?」

 

聞いてみると俺達に気が付いた興田。村越が疑問に答えてくれたが、景一が訝しげにしている。

俺はその答えを聞いて悟った、ここに集まった奴らは明日奈を見物しに来たのだ……いい度胸じゃないかぁ…。

 

「カ、カズ…?」

 

「……和人、落ち着け……と、言っても無駄だな。手加減はしろ」

 

「………(ニィッ)」

 

興田が俺の変化に気付き、景一は諦めたように言葉を放ち、俺はそれに笑みで応えた。

俺の女は見せ物じゃねぇんだよ……そこのところを、よく理解させてやる…。

 

和人Side Out

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後書きです。

 

はい、ようやくここで毎回お馴染みのオリキャラである興田と村越の本名を出しました・・・今更ですねw

 

ウチの和人さんの席は窓際の一番後ろという好ポジション、自分もそういう席に座ったことがありますよ。

 

そして最後の様子を見て分かると思いますが、和人さんが不機嫌モードに入りました~。

 

皆さん、カメラは持ちましたか? 音声録音の準備はOK? よし!

 

次回の和人さんの活躍を是非お待ちください!

 

それでは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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