No.556386

マジ恋への転生者

第六話

2013-03-18 00:34:19 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:4780   閲覧ユーザー数:4426

 

迷彩が転入してから、数日経った金曜日。ファミリーは放課後、秘密基地――――――とある廃ビル(島津家所有)の警備を請け負う代わりに、部屋を利用している。ソファや本など快適に過ごせる空間になっている――――――に集まり、それぞれが自分の定位置でくつろいでいた

 

 

翔一「よーし、これで全員揃ったな! 今日の議題はこれだ。メイをファミリーに迎えるか否か!!」

 

 

全員が揃ったことを確認した翔一は、立ち上がってテンション高く一声放った。その言葉に、ダンベルをあげていた岳人が手をとめ、思ったことを口にする

 

 

ガクト「どうしたんだ、いきなり? 迷彩をファミリーに迎えたいだなんて。いやある程度は予想できたが」

 

翔一「いやぁ、メイはおもしろいし。何より初日からあの騒ぎだし」

 

卓也「九鬼揚羽に武道四天王に任命されたんだよね」

 

 

翔一の言葉の続きを卓也が引き取った。岳人も思い出したようで、そのときのことを語りだす

 

 

ガクト「転校初日にワン子と決闘して、終わったら九鬼揚羽が『我、九鬼揚羽は!敦賀迷彩を武道四天王へと推薦する!!』だもんな」

 

大和「その日は昼から学長公認で授業休んでどこからか聞きつけてきた挑戦者達の相手してたもんな」

 

百代「何!?そうなのか!? 私も授業サボって混ざればよかった」

 

 

話がグダグダになりかけたところで、翔一が声をあげ話題を戻す

 

 

翔一「おいおい。話がずれていってるぞ。それで、俺はアイツをファミリーに加えたいんだが、みんなはどうだ?」

 

 

翔一はファミリーを見渡して聞く

 

 

卓也「僕は構わないよ。迷彩は話しやすいし、結構アニメとかも見るらしくて話あうし。パソコん直してくれる位知識も豊富だしね」

 

百代「私も構わないぞ。付き合える時間が長いと、その分実力も計りやすいしな」

 

一子「あたしもいいわよ」

 

小雪「僕もさんせ~」

 

京「私も構わないよ。辛党仲間が増えるし、何より頼りになるしね」

 

 

8人の内5人が賛成を示す

 

 

大和「う~ん、俺は保留で。まだ出会って数日だし」

 

ガクト「俺様も保留で」

 

 

大和とガクトは様子見

 

 

翔一「そうか。それじゃあ賛成6保留2で仮メンバーとして迎える。あとは成り行きをみてって感じだな」

 

ガクト「俺様は、何気にモロと京が一発okだしたのには驚いたぞ」

 

卓也「少しずつ変わっていかないとダメだと思ってるって前にもいったでしょ。それに、ここが大切なのは今も変わってないよ」

 

 

岳人の言葉に、卓也がはっきりと理由を示す。そこに反応して10点棒を持つ少女が一人。

 

 

京「モロの後ろの部分だけ聞くと、なにかこみ上げてくるものがあるね」

 

 

その発言をうけてガクトが自分の予想を口にする

 

 

岳斗「やっぱりあれか? 女装が影響を!?」

 

卓也「いい加減そのネタから離れてよ。あと変な意味じゃないから! それより京はどうなのさ!?」

 

 

京に問う卓也

 

 

京「メイは私の最初の友達だからね」

 

翔一「取敢えず仮メンバーってことで」

 

 

 

 

~その頃の島津寮~

 

 

同時刻、島津寮では男2人が台所に立っていた。そして後ろのテーブルには何品か出来上がった料理が並べられている

 

 

『で、ここにこれとこれを入れて少し煮込む。………タツ、そっちはどうだ?』

 

忠勝「もうそろそろだ」

 

『そうか、今日はカズも呼ぼうかな。久し振りだし』

 

忠勝「そうだな」

 

 

電話を出し、一子に電話をする迷彩

 

 

一子【もしもしツル兄?どうしたの?】

 

『カズか?今日は私が料理を作ったから食べてかないか?』

 

一子【ホント!?絶対に行くわ!】

 

『わかった、じゃ』

 

 

Pi

 

 

『さて、カズも来ることだし、もう少し頑張らなきゃな』

 

忠勝「そうだな、一子はよく食うからな」

 

 

 

~~2時間後~~

 

 

ファミリー達『ただいまー』

 

麗子「お帰り、今日のお夕飯は豪勢だよ」

 

翔一「メイが作ったんだって? あ~考えたら腹減ってきたぜ!」

 

 

迷彩が作った料理の味を思い出し、腹を空かせる翔一

 

 

ガチャ

 

 

居間に入って目に付くのはテーブルの上一杯に並べられた数々の料理

 

 

忠勝「漸く帰ってきやがったか」

 

『遅かったな、まあお陰でデザートまで作れたが』

 

一子「お腹減ったわ!早く食べましょ!」

 

百代「私も同席させてもらうぞ」

 

 

一子・翔一・京・小雪から話を聞いて食べてみたくなった百代は一子の隣に着く

 

 

因みに席はこうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  __

百|料理|私

一|料理|忠

京|料理|岳

雪|料理|大

  __

   卓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何でモモ先輩私の前に来る?

 

 

因みに料理は洋中和色々ある

 

 

『じゃあ食べようか』

 

 

ファミリー『いただきます!』

 

 

 

~~食事後~~

 

 

 

小雪「満足~」

 

百代「ああ」

 

卓也「メイは料理上手だね」

 

『満足していただいたようで何より』

 

 

食事を終えて床に座ったりソファに座る面々。因みにショウとカズはというと

 

 

翔一「うぅ~んZzz」

 

一子「むにゃむにゃZzz」

 

 

満足して寝てる。私の膝を枕に

 

 

小雪「ワン子とキャップだけずる~い!僕も~」

 

 

そう言って背中に抱きついてくるユキ

 

 

『ははは、ユキは相変わらずだな』

 

小雪「Zzz」

 

『寝るのも早い。私は三人を部屋に運ぶよ』

 

大和「わかった、気をつけろよ」

 

『言われずとも』

 

 

こうして金曜の夜は更けていった

 

 

 

 

後書き

 

 

金曜の一コマでした。誤字等ありましたらご指摘お願いします


 
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