No.504469

一刀の晋王転生録 第二章十四話

k3さん

た、大変お待たせして申し訳ない。
十四話目の投稿です。
そしてあまり長く出来ませんでした・・・
重ね重ね申し訳ない・・・
11月7日、若干修正いたしました。

2012-11-04 20:58:57 投稿 / 全11ページ    総閲覧数:5743   閲覧ユーザー数:4899

姓:司馬 名:昭  性別:男

 

字:子上

 

真名:一刀(カズト)

 

北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

姓:司馬 名:懿  性別:女

 

字:仲達 

 

真名:理鎖(リサ)

 

一刀と瑠理の偉大なる母。

 

 

 

 

姓:司馬 名:師  性別:女

 

字:子元

 

真名:瑠理(ルリ)

 

母を目標にする一刀の姉。一刀を溺愛している(?)。

 

 

 

 

姓:張  名:春華 性別:男

 

真名:解刀(カイト)

 

一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

 

姓:王  名:元姫 性別:女

 

真名:美華(ミカ)

 

一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

姓:鄧  名:艾  性別:女

 

字:士載

 

真名:江里香(エリカ)

 

後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

姓:賈  名:充  性別:女

 

字:公閭

 

真名:闇那(アンナ)

 

司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

姓:王  名:濬  性別:女

 

字:士治

 

真名:澪羅(レイラ)

後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

姓:司馬 名:望  性別:女

 

字:子初

 

真名:理奈(リナ)

 

一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

董卓は城の上から落ちた。

 

心の中で皆に謝罪を続けながら・・・

 

落下する感覚を感じながら・・・

 

だが、

 

ガシ!!

 

(え?・・・)

 

途中でその感覚が薄れ、誰かに抱えられる感覚を感じた。

 

(え・・・どうして?・・・)

 

誰かが自分を庇ったのか?

 

この城に自身の危険を顧みずに自分を助けてくれる人が居たのか?

 

だが自分はこの城の者達に苦しめられているのだ。心当たりは無い。

 

疑問は尽きない中、ついには落下の感覚は無くなる。

 

どうやら無事に着地に成功したようであった。

 

そしてその何者かは董卓の体勢を整える。

 

その人物は何者なのか・・・

 

董卓は目を開けると・・・

 

「!!、あ、あなたは!?」

その頃、李傕、郭汜、張済の三人は・・・

 

「む!?、董卓が居らんぞ!!、何処に行った!!」

 

李傕はようやく董卓の不在に気がつく。

 

「ええい!!、何処に行った!!、さっさと探せ!!」

 

「お前が行って来い!!」

 

「はっ!!」

 

郭汜、張済も李傕の言葉で気付く。

 

近くの兵が命令されるとすぐに数人ほど集め彼女を探し始める。

 

(ちっ!!あるとは思えんが味方の所でも行かれたら面倒だ。)

 

李傕は万が一にでも呂布達と合流して開き直って此方に攻められでもしたらという可能性を考えた。

 

(そろそろ董卓は監禁するべきか・・・)

 

その可能性を考えたらさすがに彼も警戒せざるおえない。

 

いささか遅すぎるが・・・

 

「李傕様!、見つかりました。」

 

それを聞いて李傕はほっとした。

 

「すぐに連れて来い!」

 

「はっ!」

 

そして李傕の前に董卓が現れる。

 

「何処に行っていた。」

 

「外で夜空を見ておりました・・・」

 

それを聞いた李傕は連れてきた兵に確認する。

 

「間違いないか。」

 

「はっ、確かに外に居ましたが城からは出ておりませんでした。」

 

「ふむ、そうか・・・」

 

確認した彼は数人の兵にある指示を出す。

 

「董卓を何皇后の所に連れて行け。」

 

何皇后は現在監禁されている。

 

それはつまり董卓を監禁しろという事だった。

 

董卓は連れて行かれる。

 

しかし彼らは気付いていなかった・・・

 

彼女の目は先ほどの絶望とは違い・・・

 

使命を果たそうとする者の目になっていたことを・・・

翌日・・・

 

董承はこの日も司馬家に訪れていた。

 

「奴らの横暴は留まるところを知りません、あなた達だけでも力をお貸しくだされ!!」

 

董承は瑠理に頭を下げていた。

 

彼は諦め切れず、理鎖の子である瑠理と一刀、親戚である理奈の三人だけでもと思っていた。

 

「小帝陛下や劉協様は監禁されてはおりませんが身動きも出来ない状態。そして僅かに残っている反李傕の者達もどう動け

 

 ばよいかわかりません。何卒お力をお貸しくだされ!!」

 

董承は何度も頭を下げた。

 

彼に対して瑠璃は・・・

 

「お気持ちは理解した・・・時期が来たら董承殿達のところに参るようにする。」

 

その言葉を聞いた董承は、

 

「あ、ありがとうございます!。その言葉が聞ければ十分です。」

 

感極まったかのような反応をする。

 

それを見た瑠璃は・・・

 

(その時期はすぐかもしれない・・・またはもっと後かもしれない・・・)

 

そう思いながら頭を下げる董承を眺めていた。

 

そして満足そうに董承が司馬家を出て行こうとした時、

 

「董承殿・・・」

 

「如何なされましたか、司馬師殿?」

 

瑠理が途中で引き止め、ある事聞く。

 

「李傕は最近は何をしている?」

 

一瞬何故と思ったが、

 

「奴らは今も私達を警戒しているはず、何かをされるようなら対策を立てないといけない。」

 

それを聞いて確かにと思った董承は彼らの最近の動向を言う。

 

「相変わらず宴ばかりしておりますな、嘆かわしい!。本日は狩りに出かけるなどと言います。民から強引に奪った物を

 

 盛大に使って・・・」

 

まったく嘆かわしい、と言って董承は最後に挨拶をして出て行った。

董承が出て行った後、瑠璃は理鎖の所へ向かった。

 

そこには解刀と美華も居た。

 

「瑠理・・・」

 

理鎖は小さな声で彼女の名を言った。

 

「母上・・・董承が言うには奴ら相変わらずは狩りに出かけている模様・・・今日は狩りに出かけると・・・」

 

まるで理鎖の容態など考えていないかのように報告した。

 

「あ、一君!」

 

美華が一刀が部屋から入ったのを見かけ彼に言葉を掛ける。

 

「闇那と一緒に暗躍を続けて、ついに董卓さんと何皇后の居場所が判明した。」

 

一刀もまた姉と同じように報告していた。

 

「理奈、君も戻ったか。」

 

解刀は続いて戻ってきた理奈を見かけた。

 

「鄧艾殿と王濬殿から伝令兵が送られました・・・此方の準備は整ったそうですわ。」

 

理奈もまた同じように理鎖に報告した。

 

三人の報告を聞いた理鎖は・・・

 

「・・・全ての準備が整った。」

 

彼女はそう言いながら立ち上がった。

 

「奴らが狩りに出かけ半刻ほどで策の仕上げを実行する。」

 

彼女のその姿は病で弱っていたものでは無かった。

 

そう、それは戦場に出るときのものであった。

 

獲物を刈り取る狼のごとく・・・

 

「理瑠は私、解刀と行動を共にせよ。

 

 次に一刀は闇那、元姫を連れて董卓と何皇后を保護せよ。

 

 理奈、お前は江里香、澪羅と合流し、これからの動きを伝えた後、すぐに行動せよ。」

 

「「「御意」」」

 

 

 

 

 

 

 

そう、全てはこの時のためだった・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

宣言どうりに李傕、郭汜、張済の三人とその部下の大半が狩りに出かけた半刻で司馬家は行動を開始した。

 

司馬家の屋敷にはその半刻の間に集まった志願兵が居た。

 

彼らは皆、今の苦しみから抜け出したかった。だがきっかけが無く動けなかった。

 

だが司馬家が動くことを知り、理鎖の病が嘘だったことが明かされたことにより、彼らは我先に此処に集まったのだ。

 

「私が今まで病と偽ったのは・・・全てはこの時のためである。油断した奴らはのんきに狩りに出かけた・・・

 

 この期に・・・奴らを・・・漢を腐らせている害虫達を引きずりおろす。」

 

オオオォォォォォォォ!!

 

志願兵達は声を上げる。

 

瑠理は宣言する。

 

「この戦は必ず勝つ・・・自信を持って戦え。」

 

オオオォォォォォォォ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

この外史にて、晋の国が出来上がるきっかけと言われる事変。

 

後に「初平の変」と言われる戦が今始まる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二章

   「反董卓連合、そして司馬家のクーデター」

 

第十四話

   「初平の変、開幕!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

司馬懿仲達、悪政を敷く者たちを排除するための命を下す。

 

「害虫駆除をする!、行け!」

 

オオオォォォォォォォ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳で史実でも、晋の物語では恐らく一番の出来事である司馬家のクーデターが始まりました。

 

次の投稿日時なのですがまったくの未定です。

 

ですが完結まで持っていきたいなとは思っています。

 

 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
43
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択