No.478753

リリなの世界に逝ってきて 

未来編です

2012-09-02 04:52:30 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:3242   閲覧ユーザー数:3029

世界には数多の分岐が存在します

これはそんな世界の一部、ありえるかもしれない未来

一緒にのぞいてみませんか?

 

 

 

「進~!」

 

「んあ?」

 

局内を歩いていると後ろから声をかけられる

 

「なんだ、はやてか・・・・・・」

 

振り向いてみるとはやてだった

 

「なんだ、とは“お姉ちゃん”に対して失礼やな。」

 

「誰がお姉ちゃんだ。」

 

「私や」

 

「なんだ、おまえだったのか」

 

「そうや、私や」

 

「まったく気付かなかった」

 

「暇を持て余した」

 

「・・・・・・」

 

スタスタ

 

途中でコントを切り上げ、さっさと歩きだす

 

「なんでやねん!!」

 

ズビシッ

 

はやてが後ろで突っ込んでいるがあえて無視

 

「な、なんか言ってくれへんかな、なぁ、進?」

 

「で?なんにか用事でも?」

 

俺は立ち止まって尋ねる

 

「うわ!スルーしよったで、こいつ!おねーちゃん悲しいわぁ」

 

「用がないならもう行くわ」

 

「ああ、待って!!ちゃんというから!」

 

早くしろよ。こちとらこれから大事な用事があるというに

 

「手早くな?」

 

「今から、なのはちゃん達六課メンバーで解散会二次会するから来てくれへん?」

 

あれだけ騒いでまだやると申すか?

 

「いや、俺六課のメンバーじゃないし、これから用事もあるからパス」

 

ある意味大事な、な

 

「あの娘も来るで?」

 

「!?な、なんで・・・・・・」

 

あ、しまった

 

「ムフフ~。なんでやろな~?」

 

「ちっ」

 

思わず舌打ちが出る

 

よりにもよって一番知られたくないやつに知られてしまうとは・・・・・・

 

「で?来るんか?」

 

「・・・・・・ああ、わかった」

 

くそ・・・・・・面倒な・・・・・・

 

六課メンバーってことはあのオレンジ髪の女も来るんだろう?

 

俺、あいつ嫌いなんだよな・・・・・・

 

だって、あれだけ才能が有りながら自分を凡才っていうんだぜ?

 

俺からしたら、天才もいいとこだ

 

ガチでやりあって、一度として勝てたためしがない

 

それで自分が凡才?

 

だったら俺はごみ屑かっての

 

まぁ、能力使えば勝てるんだろうけど、それをするのは俺の主義に反する

 

くっだらねぇとは思っているがな・・・・・・

 

そもそも非殺傷とかないから使うわけにいかんが

 

まぁ、とりあえずはデバイスのみで勝てるようにならきゃな

 

 

 

 

「よっしゃ!!ほな、いくで?」

 

はやては俺が頷くと、おもむろに俺の身体を持ち上げて(・・・・・・・・・・)抱っこし歩き出した。

 

・・・・・・お分かりいただけただろうか?

 

そう、はやては俺を持ち上げた

 

つまり、俺の体ははやてが持ち上げられることのできる大きさなのだ

 

俺の体は、成長が5歳で止まったままだ

 

わかっていたこととはいえ、地味に傷つく

 

キャロに身長で負けたんだぜ?

 

しかも、最近ヴィヴィオが妙にお姉さんぶってくるし・・・・・・

 

泣いて良いですか?

 

シクシク・・・・・・

 

「いきなり泣き出さんといてくれるかな?」

 

「黙れ、はやて。俺の悲しみをお前はわかりはしない・・・・・・ああ、分かりはしないさ・・・・・・合法ショタとか誰得だよ・・・・・・」

 

「ええやん。私らとお風呂一緒に入れるんやから。役得と思えば?」

 

「見た目は子供~、頭脳は大人~、その名も~」

 

「あ、あかん・・・・・・またネガティブは入っとる。こうなったらあの娘しか何とかできへんわ・・・・・・」

 

もうやだ、この体・・・・・・

 

「そうだ・・・・・・死のう」

 

「こらこらこらこら」

 

「なんだよ。止めてくれるな、はやて・・・・・・」

 

「もうすぐつくから待ちいや」

 

 

********************************

 

 

そんなこんなで会場に到着

 

 

「ほら、ついたで?」

 

進をおろし、話しかけるが・・・・・

 

「もしも、私が~」

 

「あかんわ」

 

私じゃダメなんか

 

やっぱりあの娘じゃないとなぁ・・・・・・・

 

なんや、悔しいなぁ

 

一緒にいた時間は私のほうが長かったんやけどなぁ

 

「しかし・・・・・・ふふ」

 

思わず笑みがこぼれる

 

あの娘と進・・・・・・ある意味お似合いやな

 

あの娘の気持ちを聞いて以来、ずっと応援しとったから、なんやうれしいなぁ

 

是非とも幸せになってほしい

 

「ほら、いつまでもぐずぐずしとると・・・・・・」

 

「あれ?どうしたの?」

 

「ふふ・・・・・・ほら、進の大事な人がお迎えやで?シャキッとせん愛想尽かされてしまうで?」

 

「え!?」

 

「ほら、行きい」

 

「あ、ああ!」

 

ネガティブ状態から復帰し、最愛の人に向かって駆け出す、進

 

まったく微笑ましいわ

 

このまま末永くお幸せに・・・・・・

 

 

 

**********************************

ヒロインは明かさないのは、まだ確定していないから

 

あと、ギャグにするつもりがいつの間にかラブコメ(もどき)になっていた件について

 

どうしてこうなったし?

 

まぁ、いいや

 

以上(不確定)未来編でした

 


 
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