第12話~想い人の帰還を願いながら・・・~
~城内~
???「はぁ~、全く・・・どこに行ったのかしら?」
一人の女性が誰かを探しているようだ
???「あっちの方かしら?」
~庭~
???「すぅすぅ」
木の下で一人の少女が寝ていた・・・
???「・・・居た・・・」
どうやら、探していたのはこの少女みたいだ・・・
???「おきなさい!風!」
???「う~ん、・・・何なんですか~稟ちゃん~?そんなに怒るとしわが増えますよ~」
風と呼ばれ、眠そうに応えた少女は、頭に宝譿と呼ばれている人形を乗せているのが風こと程昱仲徳である
稟「余計なおせわです・・・。はぁ~、誰のせいですか、まったく・・・」
稟と呼ばれた少女は、眼鏡をかけ、周りから通称「鼻血軍師」と呼ばれている・・・
稟「呼ばれていません!」
と、ナレーションにキレのあるツッコミをしてきたのが、稟こと郭嘉奉孝である
風「稟ちゃ~ん、誰に話してるんですか~?」
稟「いや・・・、何でもありません」
風「そんなことより~、風に何の用ですか~?」
稟「そうでした!風!華琳様から玉座の間に来るようにと・・・」
風「華琳様がですか~?何の用でしょうか~?」
稟「・・・おそらく、次の三国同盟記念式典の事じゃないかしら?」
風「それにしては早過ぎませんか~?」
稟「いえ、正確に言えばその中で行われる武闘大会の事ではないでしょうか?」
風「あ~ぁ、成る程~。前回は皆さん散々な結果でしたからね~」
稟「・・・前回は一刀殿が居なくなって、私達がようやく気持ちの整理がついたばかりですからね・・・」
風「・・・・・・」
稟「ん?どうかしましたか?風」
風「いえいえ、稟ちゃんは変わりましたね~」
稟「・・・そうでしょうか?」
風「そうですよ~、以前は桂花ちゃんほどではありませんでしたが、そんな素直にお兄さんの事を言わなかったじゃないですか?」
稟「否定はしません。それに一刀殿が居なくなって、私も好きだと気付きました。だからこそ他の皆も負けられません。」
風「ふふふ・・・、稟ちゃんにそこまで言わせるなんて゛魏の種馬゛の名は伊達じゃありませんね」
そう言うと二人は空を見上げる・・・
稟(・・・一刀殿、私は信じてますよ。貴方が帰ってくることを・・・)
風(お兄さん、風は放置されて悦ぶ変態ではないですよ~。鬼畜になりたく無かったら早く帰ってきてください)
二人は願う・・・
想い人の帰還を・・・
風「それでは、風はお先に行ってますね~」
タタタタタッ
稟「あ!待ってください風!」
タタタタタッ
二人は玉座に駆けて行く・・・
風「稟ちゃん」
稟「何です?風」
風「絶対に勝てるよう私達も頑張りましょう」
稟「当然です」
風&稟「「ふふふっ」」
二人は顔を合わせ、微笑む・・・
二人は楽しみなのだ
前回の屈辱を晴らし・・・
魏が本当の意味で復活する事が・・・
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大変遅くなり、申し訳ありません・・・
パソコンが壊れ、修理に時間がかかりました。
第12話です
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