No.424783

桂花エンドアフター 第4話 一刀、呉に向かうのこと 前編

タイトルをつけるの辞めようかと思うこの頃
1話完結できなかった(^^;)

2012-05-18 23:49:16 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:7349   閲覧ユーザー数:5795

 

   一刀「ふぁあ~あれ?なんで俺、みんなと一緒に寝てるんだっけ?」

 

     え~と、確か昨日は宴を開いてもらって、その後に城に帰ってきた後に華琳が

     城を出る前に侍女さんに湯浴みの準備を頼んどいてくれたから、湯浴みをして

     サッパリしたし、疲れたから寝ようと思って、自分の部屋に行ったら、華琳たちが

     待ち伏せしてたんだよな、確か。それで、4年ぶりにみんなと愛し合ったんだけど、

     48手を全部やったんだよな、ユンケル飲みつつ。で、全部終わったら、みんなから

     ”ご主人さま”って、言われたから理性が限界を超えて、合計で48手を2回も

     しちまったんだよな。

     それにしてもよく腹上死にならなかったよな~、俺。あぁ、それでみんな腰が抜けて、

     動けないからここで寝たんだった。じゃあ、目が覚めたし、鍛錬でもするかな。

 

   ~城壁~

 

   一刀「セッ、ッハ、ハァァァアアア。」

    甑「おはようございます、隊長。朝から精が出ますね!」

   一刀「おはよう、俺の世界・・天の世界では日課としてやってたし、やらないと腕が鈍るからね。

      それはそうとどうしたんだ、こんなに朝早くに?遅番じゃないんだろ?」

    甑「えぇ、今から雪蓮さま・・孫策さまに隊長が帰って来られたことを伝えに行こうと

      思いまして。それで建業まで行くのに時間が掛かるので早めに出ようと。」

   一刀「へぇ~、孫策さんに真名を許してもらえるなんてすごいじゃないか。

      それなら、ちょっと待ってて。」

    甑「いえいえ、私は呉に隊長の想いを伝えて、そしてそれがたまたま私だっただけですよ。

      (俺があの場に居たってことは伝えないほうがいいよな)」

   一刀「そっか。よし、っと。これを貸してあげるよ。」

    甑「これはなんですか、隊長?」

   一刀「これは”式神”と言って、陰陽術を使って作ったもので便利なものだよ。

      ちなみにそれは朱雀と言って、空から半刻ぐらいで建業に着くと思うよ。

      降りる際は人が居ないところで降りてね、じゃないと妖と間違えられかねないし。

      使うときは鳥を想像するんだ、分かった?」

 

    甑「鳥ですね、分かりました。

      ありがとうございます、隊長。では、行ってきます。」

   一刀「あぁ、行ってらっしゃい。」

 

      さて、朱雀の札に細工を加えたから、建業への行き方も自動でどうにかなるだろ。

      それより、朝餉に行く前に”カラコン”入れないとな、誰かに見つかったら、なんか

      言われそうだし………

  

   桂花「あっ、一刀おはよう。昨日は頑張ったんだから寝てたら?……って、その目どうしたの?」

   一刀「いや、ベツニナンデモナイヨ。」

   桂花「だって瞳の色が黒から翠色に変わってるんだもの、どこか体の調子がおかしいの?

      まさか、私たちのせいで・・」

   一刀「そんなことないよ、これは陰陽術を使っているからこんな色になっているだけで

      他にも氣を使ったら、蒼色になったり紅色にするから気にしないで、桂花。」

   桂花「そう、良かったわ。それよりもなんでそんなに変わるの?」

   一刀「俺にもよく分かんないんだけど、左慈曰く『陰陽術と仙術と道術、さらに氣を習得した

      せいで体内のバランスが取れなくなっているんだろう、まぁ身体には影響がないから安心しろ』

      だってさ、バランスは均衡って意味な。」

   桂花「なるほどね、そろそろ華琳さまたちも起きられるだろうし、行きましょ一刀。」

   一刀「俺はちょっとしてから行くから先に行ってて・・・って、引っ張るなよ桂花。」

   桂花「い・や。折角、一刀と一緒なんだから長く一緒に居たいの、駄目?」

   一刀「上目遣いなんてずるいぞ、桂花。わかったよ、じゃあ行こっか。」

   桂花「うん、えへへ~~。」

 

      まぁ、目のことは華琳たちにも説明したら分かってくれるだろうし、それに

      桂花も可愛いし、それぐらいいいか。

 

 

      まぁ、そんなこんなを思っていると部屋に着いたのだが、誰も居ない。

      はて?どこに行ったんだろうか、まぁカラコンのケースを取って玉座の間に行ってみた。

 

   一刀「部屋に居ないと思ったら、ここに居たんだ、みんな。」

   秋蘭「あぁ、ごしゅj…一刀の部屋に長居したら、迷惑だろうと華琳さまに言われたのでな。」

   春蘭「そうだ、悪いか一刀!…で、その目はどうしたのだ?」

   一刀「これには色々と事情があるんだ。秋蘭、閨以外でその呼び方は駄目だよ、兵たちも

      居るんだからね?守らないとオ・シ・オ・キだよ。」

   秋蘭「申し訳ございません、ご主人様。」

   一刀「分かってて言ってるんだ、秋蘭は。じゃあ、k」

   華琳「私の前でいちゃいちゃしないでくれるかしら、ご主人様。」

   一刀「華琳も悪い子だ。……って、冗談はそれぐらいにして。で、俺は今日は何をすればいいの?」

   華琳「そうね、でもその前に聞いとくけどその目の色について話なさい。」

 

      俺は桂花に話したことをそのまま伝えた、そうすると華琳は『はぁ~』と安堵するような

      声が聞こえた。

 

   一刀「そういうわけで、実は俺の国…天の国からこれをもって来たんだ。」

   華琳「その四角い箱は何かしら?」

   一刀「“カラーコンタクトレンズ”という目に入れるものが入ってるんだよ。」

    稟「それを目に入れるのですか、一刀殿?」

   一刀「そうだけど、どうしたのみんな?そんなに青い顔して?」

    風「いや~、おにいさんが目に異物を入れるなんて変な行為をするんで、怖いのですよ。」

   一刀「異物って。まぁ、天の国には一般的に使われてるし、使い方さえ忘れなければ大丈夫だよ。

      これをこうやって・・っと。ほら、簡単。」

   季衣「兄ちゃん、痛くないの?それって。」

   流琉「そうですよ、兄様。それに忘れたらどうなるんですか?」

   一刀「大丈夫だよ、全然痛くないし、忘れたら目の裏に張り付くんだったかな、だから

      忘れないように、って意味。まぁ、慣れたから、そんなことは起きないよ。」

   真桜「なぁなぁ、隊長。それってさ、作り方わからへん?なんか必要やないけど、

      ウチの中の発明家としての血が、な。」

 

   一刀「流石にこれは作れないよ。衛生管理も大切だし、硝子だから高価だろ?」

   真桜「そっか、残念やわ~。ま、他に色々と天の知識教えてな?」

   一刀「了解、で沙和はどうしたんだ?そんなに目をキラキラさして?」

   沙和「これを使えば、色々と雰囲気が変わっていいかもって思ったの~。」

   一刀「流石は沙和だな、確かに天の世界ではこれを使って、普段と違う服装を着たりしている

      人をたまに見かけるよ。」

    凪「隊長、氣を使えるのでしたら後でお手合わせをお願いできませんか?」

   一刀「いいよ、俺の実力がどれくらいか気になるしね。」

    霞「じゃあもちろん、ウチとも戦ってくれるよな~一刀。」

   一刀「別に構わないよ。じゃあ、武器も選ばないと・・」

   華琳「話の途中で悪いのだけど、一刀。今日の貴方の仕事はみんなの面倒を見ることで構わない

      かしら?」

   一刀「あぁ、ありがとう華琳。じゃあ今から、早速」

 

     『始めようか』と言う前に扉が開いた。

 

   一刀「どうしたんだ甑、そんなに焦って?」

   華琳「いきなり、扉を開けるの無礼よ。なにか言うことはあるのかしら?」

    甑「申し訳ありません、曹操さま。実は呉王、孫策さまが隊長に会いたいと

      仰ってきまして。」

   華琳「そう、雪蓮が。どうする一刀?会いに行くにしても、それなりに日が掛かるわよ?

      それにしても、確か祇栄だったかしら?どうやって、呉まで行ったのかしら?

      宴が終わってから向かったとしても間に合わないと思うのだけど?」

   一刀「それに関しては俺から言うよ。祇栄には式神といって、陰陽術で作ったものを

      貸したんだよ。色々と便利で、祇栄に貸したのは長い距離を移動するのに適している

      モノで“朱雀”っていうんだけど、一刻もあれば往復できるだんよ。」

   華琳「やるじゃない。じゃあ、私たちも連れて行くなら構わないわ。・・・・一刀が誘惑

      されないとも限らないし。」

   一刀「最後になんて言ったの?聞こえなかったんだけど。」

 

 

   華琳「何も言ってないから気にしないでいいわ。それよりもどうするの?」

   一刀「俺は別に構わないけど。じゃあ、王様に会うんだし一張羅に着替えるかな。」

   華琳「確かに今の服装は会うには相応しくないわね・・・・カッコいいけど。」

   一刀「だよな~、今着てるの道着だし。じゃあ、ちょっと待ってて。」

 

      俺はそう言うと、玉座の間を出て、部屋に向かった。確か、聖フランチェスカの

      制服の変わりになるようにって、買った白いスーツを持ってきてるはずなんだよな~

 

   ~桂花side~

 

   桂花「華琳さま、ちょっと話が・・・」

   華琳「分かったわ、祇栄はちょっとの間、出てってもらえるかしら。」

    甑「は。」

   華琳「で、桂花どうしたの?」

   桂花「実はさっきから一刀はとぼけているように見えますが、実はちゃんと聞こえてると

      思われます。」

   華琳「なっ!?それはホントなの桂花。」

   桂花「はい、確かです。それよりも・・・」

   華琳「それよりも・・・・なに?」

   桂花「一刀の汗をペロペロしたくて、しょうがないんです!」

   桂花以外「「「「「「「「「「「知らないわよ(がな)(です)」」」」」」」」」」

   華琳「さっきから、黙ってたと思ったらそんなことを考えていたの!?」

   桂花「はぁはぁ、実は・・・」

 

      その時、扉が開く音がしたそこには私の愛するあの人の姿があった。

 

 

   ~一刀side~

 

   一刀「どうしたんだ?そんなに焦って。」

   秋蘭「いや、どうということはない。それにその服は前の服と似ているが似合っているぞ?」

   春蘭「まぁ、馬子にも衣装というやつだな。普通ぐらいではないか。」

    霞「テレながら言っても意味ないで~、春蘭。」

   季衣「兄ちゃん、とってもカッコいいよ。」

   流琉「季衣の言うとおり、似合ってますよ兄様。」

    稟「見とれている私をそのまま閨に連れて行って、昨日のように・・・ブーーーー」

    風「とんとん、大丈夫ですか~稟ちゃん。確かにこれは反則ですね~」

   桂花「・・・・・・」

   華琳「似合ってるわよ、一刀。・・・桂花、どうしたの?ねぇ桂花ったら?」

   真桜「華琳さま、気失って昇天してるんとちゃいます?凪みたいに。」

    凪「・・・・・・」

   沙和「凪ちゃんも桂花さまも幸せそうなの~。」

   一刀「みんな、ありがとう。その二人が目を覚ましたら、行こうか。後、稟も目が覚めたら。」

   華琳「そうね、みんな。準備を終えたら、ここに集合で、3人の分はしょうがないから

      みんなで分担して準備して頂戴。では、解散。」

 

      みんなが玉座の間から出ると華琳は俺の横に来た。

 

   一刀「どうしたんだ、華琳?」

   華琳「どうしたんだ?じゃないわよ。そんな服着るなんて反則よ。

      さぞかし、天の国ではモテてたんでしょうね?」

   一刀「そんなことないよ、告白なんてされたことないし。」

   華琳「そう、こんな良い男をほっとくだなんて天の国の女は見る目がないのね。」

   一刀「それよりも俺は皆を愛しているから、関係ないさ。」

   華琳「恥ずかしいこと言わないで///」

 

 

   あとがき どうも、ma0です。 いや~テスト中なんで更新が遅くなってすいません。

        それにしても華琳の出番が多いのはしょうがないよね、一応これは

        桂花ほかツン子がデレる魏エンドアフターだし(言い訳風に)

 

        さて、今回書いた“カラコン”はフラグです、そのためだけに

        一刀の目の色が変わる設定を加えたぐらいですwww

 

        誤字脱字または感想がございましたら、コメください。


 
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