天子の愚痴
天子 「何なのよこれ……」
衣玖 「どうしました総領娘様」
天子 「あ、えっと、ヌクだっけ?」
ヌク?「衣玖です。名前おぼえていただけますか^^;」
天子 「はいはい、ごめんなさいね(イクもヌクも同じ様なモンじゃん)」
衣玖 「ちがう! もっと真剣になるのです!」
天子 「わかったわかった、落ち着くのである^^」
衣玖 「凄く落ち着いた^^ で、なにをそんなに憂いているのですか」
天子 「ああ、これよこれ。ネットでの私の二次設定よ」
衣玖 「それがどうかしたのですか?」
天子 「どうかしたのってあーた、どうもこうもないわ、なんなのこのドMってのは!?」
衣玖 「はあ。」
天子 「はあ、じゃなくて! なんで私ドMにされてんのよ! 誰彼かまわず調教受けてるじゃないの!」
衣玖 「へえ。」
天子 「へえ、じゃないでしょ! 他にはぺちゃパイだとか絶壁だとか揺れない震源地だとか! 」
衣玖 「ふむ。(そこは原作に忠実なのでは?)」
天子 「あげくの果てには全然関係ないゲームの首長手長のキモイのとカッポリングにされてるし!」
衣玖 「ほむ。」
天子 「いくら二次設定とはいえあもりにも変態すぎるでしょう!? これ考えたの絶対忍者だろ……」
衣玖 「むむむ。」
天子 「なにがむむむだ! どういうことなのか説明して頂戴!」
衣玖 「ダメです。」
天子 「ダメ!? そんなぁ~~」
衣玖 「うそです。」
天子 「なんだ嘘かぁ~~って、おいィ!?」
衣玖 「失礼しました。それではその設定について私なりの見解を交えご説明いたします。」
天子 「うむ、苦しゅうないぞ。」
衣玖 「まずはじめに」
天子 「うむ」
衣玖 「総領娘様は本物のキ●●●です。」
天子 「おいィイイィィ!? なにいきなりキッチー扱いしてるわけ!? マジぶっ殺しょ!?」
衣玖 「冷厳な現実なのです。その証拠に地震を起こして博麗の神社を倒壊させています。」
天子 「あ、いや、あれはほら、もののはずみというか……」
衣玖 「さらに大地震を起こさせる用意もしてあると流布し、幻想郷を恐怖のドン底に陥れました」
天子 「それはヌクが」
ヌク?「衣玖です。しかもその理由は『退屈だったから』というどうしようもない理由。」
天子 「実際退屈は死に至る病という名言を知らないのかよ!」
衣玖 「知りません。歴代ラスボスの中でここまでふざけた理由と実被害を出した者はおりません。」
天子 「いや、いるでしょう……多分」
衣玖 「もちろんプレイした人々のヘイトはうなぎ登り。皆一様に思います。ぽっと出のラスボスのくせに!」
天子 「誰だってはじめはぽっと出でしょう?」
衣玖 「やがてこのキッチーへのヘイトは作品に、或いは製作者に向けられてしまう、黒歴史となってしまう。」
天子 「土下座ですか(笑)」
衣玖 「何笑ってんだ殺すぞ、と遊びじゃない勢はアンチにまわってしまい、もはやこれまでか!」
天子 「やめて! 私に乱暴するつもりでしょう? エロ同人みたいに!」
衣玖 「乱暴はしません。どっちにしろエロ同人はでますけど。とにかくヤバイ級にヘイトを稼いだ所へひとすじの救いが」
天子 「救いはないんですか!? 救いはない! 救いはないね!?」
衣玖 「だからありますって。その救いこそがドM設定なんですよ」
天子 「どういうことなの……」
衣玖 「つまり、退屈を紛らわせるため異変を起こし解決してくれる者を待つ、ということは、誰かに退治されたがっている。」
天子 「ほむ。」
衣玖 「わざわざ退治されたがっているなどとは、見紛うことなきマゾヒストめいたエゴイ級の変態。」
天子 「AIEEE!?」
衣玖 「ドM設定にすることで虐めることが総領娘様へのご褒美となり、いくらでもいじめることができる。」
天子 「いじめる?(クリッ」
衣玖 「いじめられる総領娘様を見て遊びじゃない勢も溜飲が下がる。遊び勢もギャグとして楽しめる。」
天子 「口に咥えるやつ?」
衣玖 「ドM設定によって敗者が存在しないWIN-WINの関係が出来あがったのです。」
天子 「ウィンウィン……いやらしい」
衣玖 「まあ、そういうわけで、ドMという二次設定はある意味、総領娘様を守る為のものだったわけです」
天子 「なるほどなるほど、まあ、認め難いけれど一応納得はしたわ」
衣玖 「それは重畳で」
天子 「それじゃあ首長とのカップリングは?」
衣玖 「それも同じような理由で、まず有頂天で接点が出来上がり、お二人の言動やプライドの高さやキチ度が良く似ていた。」
キチ?「キチ扱いはやめろ!」
衣玖 「そこで総領娘様にブロント語をしゃべらせることにより残念なネタキャラとして定着させ」
残念?「残念いうな!」
衣玖 「こんなキャラに本気で怒るのは⑨らしい、とプレイヤーに思わせてヘイトを下げさせたのでしょう。」
天子 「……認め難いから認めないけど、納得は、納得も微妙だわやっぱ」
衣玖 「まあ、いいじゃあないですか二次設定ですし。」
天子 「それをいっちゃあお終いじゃない」
衣玖 「まあまあ。でも案外お似合いだと思いますよ、と言いますか、途中でブロ語つかってましたよ。」
天子 「私のログには何もないな」
衣玖 「結構気に入ってるんですねブロ語。」
天子 「ま、多少はね(マジキチスマイル)」
衣玖 「さて、総領娘様の憂いも晴れたようですし、私はこれでお暇します。」
天子 「あ、まって、愚痴を聞いてくれたお礼にお昼を奢ってやろう」
衣玖 「9杯で良いです。」
天子 「じゃあ私すきやきが良いな、お願いねっ」
衣玖 「ちょwww私が作るんですか!?」
天子 「だって私お姫様ですし、料理どころかお箸より重いもの持ったことないですしおすし」
衣玖 「まったく、しょうがない天人様ですねぇ。」
天子 「えへへ~~ありがとね衣玖っ!」
衣玖 「ではちょっと待っていてくださいまし。すぐ用意しますから。(今半てここまで届けてくれるかしら?)」
おしまい
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なんてことない一行掛け合いなのです。