No.393695

Lyrical デカマスター StrikerS バトル・ワンハンドレッド

番犬は少女たちに出会い、すべての悪を斬る。

これは、『魔法少女と地獄の番犬』の続きから書いております。最初から読みたいのであれば、そちらからお読みください。

俺のハートに燃える火は、悪人どもには地獄の業火!

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2012-03-18 12:04:28 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:1617   閲覧ユーザー数:1591

 ドギー、はやて、ティアナ、スバルの4人は『陸戦用空間シミュレーター』と、言うところに来ていた。

 

着いてみると、そこには2人の女性と1人の男性がいた。

 

「あ、ドギー一等陸海空佐ですね。

 私は、シャリオ・フィニーノと言います。

 階級は、一等陸海空士です。」

 

「私は、シグナム。ライトニング分隊の副隊長を務めています。」

 

「俺は、ヴァイス・グランセニックと言います。階級は、陸曹です。」

 

会うと、3人はドギーに向かい簡単な自己紹介を行なった。

 

「言葉遣いは、私語を使ってもいい。

 私もその方が慣れている。」

 

「ですがっ!」

 

そう言い、反応したのはシグナルだった。

 

「地球のところでもそうだったからな。

 ところで、準備はまだですか?はやてさん。」

 

「そうやったな。シャーリー、どうなんや?」

 

「もう準備はできていますよ。

 はやてさん。」

 

「おおきにな、シャーリー。

 では、戦闘エリアの展開を開始してください。」

 

そうシャーリーに指示し、なにもないパネルから突如、ビルなどの建築物が現れた。

 

「これは、時空管理局の最先端技術で、ってどうしたんですか?ドギーはん。」

 

はやては、まじまじと建築物を見つめるドギーに質問する。

 

「いや、似たものが地球にもあったからな。」

 

「えっ!そうなんですか!?」

 

いきなり反応してきたのはスバルだった。

 

「あぁ、だがこっちは屋外だが、地球のは室内だったな。」

 

「へぇ。」

 

「コラッ!スバル!タメ口は駄目で「いいんだ、俺が良いって言ったからな。」…わかりました。」

 

「いいかな?2人とも。」

 

「「はい!」」

 

はやてが話を戻す。

 

「そうでしたら、説明はいらへんな?」

 

「あぁ。」

 

「では、簡単な説明します。

 この廃墟でガジェットドローン100体を相手に全て撃破してください。」

 

「「ひゃ、百体!?」」

 

「勘を取り戻すには、ちょうどいい数だ。」

 

説明し終わり、驚いたのはスバルとティアナだった。

 

「百体なんて私たちでも無理な数だよ。」

 

「しかも、勘を取り戻すにはちょうどいいって。」

 

「主はやて、これはちょっとやりすぎでは…。」

 

「平気平気、仮にもうちより上官やで。

 それに、地球の実力、見せてもらおうやないの。」

 

「ですが。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             廃墟内

 

『ドギーはん、準備はええですか?

 って、バリアジャケットは着ないんですか?』

 

ごもっともな質問だ。

 

何せ彼は生身の状態で、剣…封印を解いたディーソード・ベガを持っているだけだった。

 

「あぁ、資料で見たが性能はアーナロイドより低い。

 本気を出さなくても勝てる。」

 

『アーナなんやて?

 まあええや。

 一応、非殺傷設定にはなってるので、開始します。』

 

ピーーーーーー!

 

開始の合図がなる。

 

すると、素早く5体のガジェットドローン(以降ガジェット)がレーザーを多数撃ってくる。

 

が、ディーソード・ベガでレーザーを撥ね返し、撥ね返したレーザーで2体のガジェットを破壊。

 

すぐさま、残りのガジェットを斬り、ビルの間を駆ける。

 

今度は、待ってましたというように40体ほどのガジェットが現れる。

 

すると、ドギーは剣をライフルのように持ち、剣先から弾丸を連続で発射した。

 

 AMFを展開するが、案の定、魔法ではないので直接当たり、23体を撃破、残りの17体のガジェットは接近し、触手で捕捉しようとするが、その前にディーソード・ベガに斬られ、そのまま、17体が真っ二つに斬られる。

 

「あと、55体か…。」

 

そうつぶやきながら、またビルとビルの間を駆けながら、周りを確認する。

 

すると、ドギーをまるで進ませないように55体のガジェットが現れる。

 

「やはり、一気に来たか。」

 

 見極めていたようにドギーは目の前のガジェットを見ながら、ディーソード・ベガを腰の横に構え、息を整える。

 

「ウワオオォォォォォォォオオオン!!!」

 

 そう叫び声を上げると、生身で足を力いっぱい踏み込みそのまま滑るようにガジェットに近づき叩き斬る『ベガスラッシュ』を左右交互に放ち、残りの55体を一体残らず破壊する。

 

そして、右手で親指を下に向け、ガジェットの残骸に向けて言い放つ。

 

「ゴッチュ。」

 

 

 

 

 

               離れた場所

 

「すごい…。」

 

ドギーが戦闘している画面を見ている全員が思っていることを率直に述べたのはティアナであった。

 

「まさかここまでだったなんてなぁ「主はやて。」ん?なんや、シグナム。」

 

「彼の相手をしてもいいですか?」

 

すごいドスの利いた声ではやてに迫る。

 

「え、ええよ。」

(あかん、シグナムのバトルマニア性が暴走しとる。)

 

スバル、ティアナ、シャーリーは若干おびえている。

 

「ありがとうございます。

 主はやて。」

 

そう言い、彼女は彼の元へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで終わりか。」

 

そう思い、戻ろうとしていた時、「まてっ!」と言う一人の女性…シグナムの声が響く。

 

「君は確か…。」

 

「私は、烈火の将 剣の騎士シグナム!!!

 貴方を凄腕の剣士と見た。

 ここで正々堂々と決闘を申し込む!!!」

 

そう言い、シグナムは剣を彼に向けて宣言した。

 

「そうか、貴女も剣士か…。

 わかった。

 その決闘、受けて立とう。

 その前に、剣士には本気を出さねば失礼というものだ。」

 

「なに?」

 

すると、ドギーは懐に入れておいたマスターライセンスを取り出し、叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

     「エマージェンシー!!!!!!!デカマスター!!!!!!!」


 
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