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真・恋姫無双アナザーストーリー 蜀√ 桜咲く時季に 第36話

葉月さん

お待たせしました。第36話投稿です。
実は今回でこのお話を書き始めて一年経つんですよ!
早いですね~自分でもびっくりです。
と言いますか、ここまで読んでくださっている方がいることが私にとってはびっくりです!
ホント、ありがとうございます。!

続きを表示

2012-02-26 20:49:53 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:7921   閲覧ユーザー数:5901

真・恋姫無双 ifストーリー

蜀√ 桜咲く時季に 第36話

 

 

 

 

【力強い味方】

 

 

 

《愛紗視点》

 

「恋さ~~~~ん!それくらいにしないと夜ご飯あげませんよ~~~~~~~っ!!」

 

私の横で月は息を大きく吸い普段より少し大きな声で叫んでいた。だが……

 

「月よ、さすがにそれであの呂布が攻撃を止めるとは。それにこの距離で今の声が届くとは……」

 

「良いから見てなさい。すぐにわかるから」

 

「う、うむ……」

 

詠に言われ大人しくご主人様と呂布を見た。

 

(ぴたっ!)

 

「っ!?ほ、本当に止めた!?」

 

(キョロキョロ)

 

すると呂布は直ぐに姿勢を正しあたりを見回していた。

 

その仕草にご主人様も首を傾げ、あたりを見回し始めた。

 

(……っ!)

 

「あっ。恋さんが気が付いたみたいです」

 

月が言うように呂布はこちらにトコトコと走ってきた。それをみたご主人様も後をついてくるように呂布の後ろをついてきたいた。

 

「ほ、本当に気付いただと!?」

 

「だから言ったでしょ。あの子は食べ物の事になるとものすごく耳や目、鼻がよくなるのよ」

 

「ふふふ。可愛いですよね」

 

「か、可愛い、のか?」

 

「はい♪」

 

月は嬉しそうに笑顔で頷いていた。

 

………………

 

…………

 

……

 

「……ごはん」

 

しばらく経つと月の前に呂布は立、一言だけ何とも気の抜ける言葉を喋った。

 

「ちょっと、恋それだけ?」

 

「?……詠、居たの?」

 

「居ちゃ悪いわけ!?まぁいいわ。あんたも無事みたいね」

 

「ん……?」

 

呂布の言葉に詠が突っ込みを入れていた。そしてすぐに呂布は首を傾げた。

 

「どうかしましたか恋さん」

 

「……月、生きてる?」

 

「い、今気が付いたのか呂布よ」

 

呂布の言葉に思わず力が抜けてしまった。

 

「……関羽?」

 

私がそばに居たことに今気が付いたのか?これがあの呂布とは到底思えない無防備さではないか。

 

「なるほど、急に『……ごはん』なんて言い出して歩き出すから何かと思えば愛紗たちが居たのか」

 

「ご主人様!ご無事でしたか?」

 

「ああ。問題ないよ。それより月たちがなんでここに?」

 

「実は月がどうしてもと」

 

「月が?」

 

「すみません。愛紗さんに無理を言って来させてもらいました」

 

月はご主人様に頭を下げて謝っていた。

 

「でも、ご主人様と恋さんが戦っていると聞いたら、いてもたってもいられなくて」

 

「そっか。心配してくれたんだね。ありがとう月、詠も」

 

「ふ、ふん!ボクは別にあんたの心配なんかしてないわよ。逆にそのまま恋にやられてればと思ってたくらいよ」

 

「もう、詠ちゃんたら」

 

悪態を吐く詠だったがその顔は頬を染めていた。それがわかっているのか月は苦笑いを浮かべていた。

 

「……月、生きてる?」

 

「うん、生きてるよ。ご主人様に助けてもらったんだよ」

 

「……一刀に?」

 

そこで呂布は首を傾げながらご主人様を見た。

 

「うん。まあ、月は悪いことしてなかったんだしね。それに呂布とも約束しただろ?」

 

「……ん(コクン)約束した」

 

頷く呂布。だが……

 

「……」

 

「お、おい呂布。どこに行くつもりだ?」

 

呂布は私たちに背を向けて歩き出した。

 

「恋さん。私たちと一緒に行きませんか?」

 

背を向けて歩き出す呂布に月は一緒に来ないかと話しかけた。

 

「……月と一緒に?」

 

「はい。それとも恋さんはどこか行く当てがあるんですか?」

 

「……ない」

 

「だったら」

 

「……でも、恋が居ると迷惑になる」

 

「そんなことないですよ。そうですよねご主人様」

 

「え?あ、ああ。問題ないぞ、逆に呂布が居てくれた方が心強い」

 

月に同意を求められて頷くご主人様。

 

確かに、呂布ほどの腕の立つ者が居れば戦力も大幅に強化できる……出来るのだが。

 

「……」

 

あのポヤポヤして、眠たそうにしている呂布を見ていると本当に天下無双だと噂されていた呂布と到底思えないのだ。

 

だがしかし、虎牢関の戦いでその実力を見ているし……どちらが本当の呂布なのだ?

 

「それに、呂布さんの大事な家族もご主人様が保護してくれたんですよ」

 

「っ!セキトを?」

 

「はい」

 

(わんわんっ!)

 

するとなぜかちょうど良い具合に犬の鳴き声が聞こえてきた。

 

「ま、待ってよセキトちゃ~~~~んっ!そ、そんなに早く走ったらこ、こけちゃうよ~~~」

 

「……」

 

そして、なぜか桃香さまの声も聞こえてきた。

 

「わんわんっ!く~ん」

 

「セキト……」

 

「わんわんっ!ぺろぺろ」

 

セキトと呼ばれた足の短い犬は呂布に飛びつき顔を舐めまわしていた。

 

「はぁはぁ……せ、セキトちゃん。足が速いよぉ」

 

「……桃香様、何をしておいでなのですか」

 

息を切らして私達の元へ来た桃香様に私は呆れながら聞いてしまった。

 

「あぅ、えっとね。セキトちゃんと遊んでたら行き成り馬車から飛び出しちゃって捕まえようと追いかけてきたんだけど……」

 

なるほど、セキトに追いつくことが出来ずにここまで来てしまったということか。

 

「はぁ、それなら仕方が無いですね」

 

まあ、もう危険は無いので問題は無いだろう。

 

「セキト元気にしてた?」

 

「はい。とてもいい子にしていましたよ」

 

「……よかった」

 

呂布はそれを聞いて安心したのか僅かだが口の端を上げて笑っているようだった。

 

「……」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「……ありがとう」

 

(ぺこり)

 

呂布はご主人様に頭を下げてお礼を述べていた。

 

「別に対した事じゃないよ。それに面倒を見ていたのは月なんだからお礼は俺より月に言ってあげて」

 

「……月、ありがとう」

 

(ぺこり)

 

「別に良いんですよ恋さん。恋さんの家族は私にとっても家族なんですから。お礼を言われることじゃないですよ」

 

「それでも、ありがとう」

 

「ふふふ。どういたしまして……それで恋さん。どうですか?ご主人様の為に力を貸してくれませんか?」

 

「……」

 

呂布は無言でご主人様に振り向きじっと見つめていた。

 

「……恋」

 

「え?」

 

ご主人様は呂布の行動の意味が分からず戸惑っていた。

 

「えっと……真名だよねそれ?」

 

「……(コクン)」

 

「つまり、仲間になってくれるってことでいいのかな?」

 

「……(コクン)」

 

「そっか……それじゃこれからよろしくな恋」

 

「……?」

 

ご主人様は手を差し出すが呂布は意味が分からず首を傾げていた。

 

「握手だよ。これからよろしくなって意味でね」

 

「……ん、よろしく」

 

(ぎゅ)

 

ご主人様と呂布はお互い握手をした。

 

(ドドドドドドッ!)

 

「ち~~~~ん~~~~~きゅ~~~~~~……」

 

「ん?何か聞こえたような……」

 

どこからとも無く、地響きと共に声が聞こえてきた。

 

「き~~~~~~っくっ!!!!」

 

「がはっ!?」

 

「ご、ご主人様!?」

 

ご主人様に何か黒い塊がわき腹に当たり吹っ飛ばされてしまった。

 

「誰の許可を得て呂布殿に触っているのですか!」

 

ご主人様に当たった黒い塊は呂布の前で仁王立ちした。

 

「呂布殿も呂布殿ですぞ!知らない人と手など繋いではいけませんですぞ!」

 

「……一刀、知らなくない」

 

「知っていてもあんな男の手など繋いではいけません!高貴な呂布殿が穢されてしまうのです!」

 

「あ、あんたは相変わらす……」

 

「ふふふ。ねねちゃんも元気そうで良かった」

 

「ん?董卓殿ではありませんか!やっぱりご無事だったのですね」

 

月に気が付いた少女は月が無事だったことに驚き喜んでいた。

 

「ボクも居るんだけど」

 

「なんだ、賈駆殿も居たのですね……居なくていいですのに(ボソ)」

 

「っ!聞こえてるわよこのちびすけが!」

 

「ちびにちびと言われたくないのです!」

 

「ボクよりちびの癖によく言うわよ!」

 

「なんですと!」

 

「なんなのよ!」

 

「「むむむむむっ!」」

 

「……」

 

「……」

 

にらみ合う二人に私も桃香様もどうしたらいいのか分からずただただ見守っていた。

 

「いつつ……一体何が当たったんだ?」

 

「っ!ご、ご主人様!大丈夫ですか?」

 

わき腹を押さえながら戻ってきたご主人様に桃香様が駆け寄り無事を確認してきた。

 

「ああ。とりあえずね。それで……あの子は?」

 

ご主人様は詠と言い争いをしている少女を見て首を傾げていた。

 

「ん?なにねねを見ているのですか!もう一回ちんきゅうきっくをくらいたいのですか!」

 

言い争いをしていたがご主人様に見られていることに気が付き、少女は標的を変えてきた。

 

「あれが月をそそのかして侍女にした諸悪の根源よ!」

 

「なんですとーーーっ!やっぱり男なんてこの世から居なくなればいいのです!呂布殿!早くあいつを始末してほしいのです!」

 

詠の一言で少女はさらに怒り出した。

 

「だめ……」

 

(ぽくん)

 

呂布は一言だけ告げ少女の頭を叩いた。

 

「りょ、呂布殿!?」

 

「一刀、ご主人様。戦ったらダメ」

 

「な、な……なんですとーーーーーーっ!?」

 

少女は両頬に手を当てて驚いていた。

 

「そ、それは本当なのですか董卓殿!」

 

「うん。ねねちゃんはどうするの?」

 

「呂布殿が行かれる場所ならどこへでも行きたいのですが……よりにもよってこの男ですか……」

 

少女はじとーっとご主人様を見ていた。

 

ご主人様のどこが悪いというのだ!こんなにお優しく強い人は居ないというのに!

 

私は思わず心の中で少女に対して文句を言った。

 

「まあ、仕方ないのです。ねねの軍師としての力を貸してあげるのです。有り難く思うのですぞ」

 

「ああ。期待させて貰うよ」

 

「ふん!ねねは陳宮。真名は音々音なのです。呼び難かったらねねでかまわないのです」

 

笑顔で答えるご主人様に陳宮と名乗った少女は腕を組みなんとも偉そうにしていた。

 

そんな態度の陳宮を見てもご主人様は笑顔でいた。

 

ご主人様も少しはお怒りになっても良いと思うのだが……

 

「……」

 

「ん?どうかしたか呂布よ」

 

呆れている私の元へ呂布が近づいてきた。

 

「……恋」

 

「ん?」

 

「真名」

 

「あ、ああ。真名で呼んでも良いということか?」

 

「……(コクン)」

 

「そ、そうか。なら私も愛紗と呼んでくれ。これからよろしく頼むぞ恋。一緒にご主人様をお守りしよう」

 

「……(コクン)」

 

恋はまたも無言で頷く。

 

あまり喋るのが苦手なようだな。まあ、虎牢関の時もそう思ってはいたが。

 

「あは!私はね劉備!それで真名は桃香だよ。よろしくね恋ちゃん!」

 

「……(コクン)」

 

桃香様は恋の手を取り嬉しそうに振っていた。

 

その後、星や鈴々、朱里たちと合流し、恋とねねは真名を交換し合った。

 

「さあ、そろそろ出発しよう!いつ曹操に追いつかれるか分からないからね。

 

「そうですね。いくら十日間の猶予が合ってもこちらには守るべき民が居ます。通常より軍行は遅れていますからね……雛里よ、後方の斥候からの報告は?」

 

「はい。まだ姿は見えてないみたいです。ですが、それも後数日かと思います」

 

私の質問に雛里は答える。

 

「ねえねえ。国境抜けるまで後どれくらい掛かるのかな?」

 

「そうですね。このままの速度で行けばあと五日と言った所かと」

 

桃香様の疑問に今度は朱里が答えてくれた。

 

「五日か……結構ギリギリだな……よし、念のために俺と鈴々が後方を担当しよう」

 

「わかったのだ!」

 

「お、お待ちくださいご主人様!なぜ私ではなく鈴々なのですか!」

 

思わぬ人選に私は異議を唱えてしまった。

 

「愛紗は星と桃香を守ってもらたいんだ。確かに曹操は強大だけどだからと言って先頭を疎かにする訳には行かない。それは分かるよね」

 

「う……」

 

「それに愛紗だったら適任だと思うんだ。愛紗は強いからね。頼まれてくれるかな?」

 

ご、ご主人様に期待されている!?ならばそれに応えなければ!

 

「~~~は、はいっ!お任せください!」

 

「……主も愛紗の扱いが上手くなりましたな」

 

「そうだね。愛紗ちゃんあんなに嬉しそうにしてるもんね。でも、なんだかずるいな~私もご主人様に期待されてみたいよ」

 

「そ、そうですな」

 

私の後ろで桃香様と星が何か話していたが今の私には聞こえていなかった。

 

「……恋も行く」

 

「恋殿が行くのでしたらねねもお供いたしますぞ!」

 

無言でご主人様に近づいた恋は一言だけ自分も行くと告げた。それに続くようにねねも名乗りを上げた。

 

まあ、ねねの場合は恋が行くからだろうが。

 

「いいのか?恋は月たちと一緒に居なくていいの?」

 

「……」

 

「私は大丈夫だよ。恋さんの好きなようにしていいよ」

 

無言で月に振り返る恋。月はそれを微笑みながら恋の好きなようにしていいと行っていた。

 

「……ん(こくん)恋、ご主人様についていく」

 

「わかった。それじゃよろしくな恋」

 

(なでなで)

 

「あ……」

 

ご主人様は恋の頭を撫でると、恋は驚いたのか小さく声を出した。

 

「ん?嫌だったか?」

 

(ふるふる)

 

「いやじゃ、ない……でも、不思議な感じ」

 

う、うらやましい……私も撫でてもら……っ!

 

そこで私は嫌な視線を二つ感じ、はっとした。

 

「んふ~~♪愛紗ちゃん、今何考えてたのかな~♪」

 

「な、何も考えていません!」

 

「嘘が下手だぞ愛紗よ。素直に主に頭を撫でて貰いたいと言えばよいのに」

 

「だから違うといっているだろうが!」

 

「まったく、素直ではないな。そうは思わないか雪華よ」

 

星は呆れたように言うとそのまま雪華に話をふった。

 

「ふえ!?わ、私ですか!?」

 

「ああ、お主も主に撫でて欲しそうな顔をしていたではないか」

 

「ふぇ、あ、あの、その……は、はい。撫でて貰いたいと思いました……」

 

雪華は観念したのか小さな声で星の言ったことに肯定してしまっていた。

 

「雪華ちゃんは素直だよね~。そう思わないあ・い・しゃ・ちゃん♪」

 

「……どうせ、私は素直ではありませんよ」

 

「あらら。愛紗ちゃんが拗ねちゃった」

 

「ふむ。少しからかいすぎたかな?」

 

そう良いながらも桃香様も星もにやにやと笑っているではないか。

 

「ん?何かあったのか?」

 

私達のやり取りに気が付いたのかご主人様が話しに加わってきてしまった。

 

「あっ!ご主人様!実はね!」

 

「わーわー!な、何でもありませんご主人様!お気になさらずに!」

 

「むー!むー!」

 

私は慌てて桃香様を後ろから羽交い絞めにして口を押さえた。

 

「ふっ」

 

「せ、星!?まさか!」

 

これで一安心と思ったのも束の間、私の横で星がニヤリと笑っていた。

 

「主よ。実はですね……」

 

まずい!このままでは言われてしまう!だが、この手を離すわけにも!

 

「実はですな。雪華も主に頭を撫でて貰いたいそうなのです」

 

「へ?」

 

星の言葉に思わず変な声を出してしまった。

 

「ふえ!?」

 

「えっ、そうなの?」

 

「はい。ここ最近、色々な事が起こりましたからな。雪華も不安なのでしょう。だから安心させてあげてはいかがかと」

 

「そうなのか雪華?」

 

星の説明にご主人様は雪華に話を振る。

 

「ふぇ、あ、あの……その……はぃ」

 

雪華はあたふたとしていたが最後には小さな声で頷いていた。

 

「そっか。それじゃおいで雪華」

 

「は、はぃ……」

 

雪華は恥ずかしそうにしながらもご主人様に近づいていった。

 

(ぼふっ)

 

「ふ、ふえ!?」

 

「なっ!」

 

「んーっ!!」

 

「ほう」

 

「はわわっ!」

 

「あわわっ!」

 

「にゃにゃっ!」

 

「へぅ~」

 

「……はぁ」

 

「……」

 

「なんですと!?」

 

ご主人様の行動にみなが驚きの声を上げた。

 

それはなぜか……ご主人様は近づいてきた雪華を抱きしめたからだ。

 

「ふぇ、あ、あの、ご主人様?」

 

「心配させるようなことばかりでごめんな、雪華」

 

(なでなで)

 

「ふぇ……」

 

ご主人様は優しく、労わる様に雪華の頭を撫でていた。

 

「……♪」

 

撫でられていた雪華も徐々にだが頬を染めて嬉しそうにご主人様の服に顔を埋めていた。

 

うぅ……べ、別に羨ましくは無いぞ……本当だぞ!

 

「にゃーーっ!鈴々も撫でて欲しいのだ~~~っ!!」

 

(ドンッ!)

 

「ぐっ!?」

 

ご主人様は鈴々に体当たり(本人はそうは思っていないだろうが)をされて、顔を顰めた。

 

「ふえ!?ご、ご主人様!」

 

「ねーねー!鈴々も撫でて!撫でて!」

 

「わ、わかったわかった……これでいいか?」

 

そんなこととは知らず、鈴々はご主人様になでなでの催促をして、ご主人様はそれに答えていた。

 

(なでなで)

 

「にゃはは♪」

 

「あーっ!鈴々ちゃんずる~い!私も撫でて撫でて~♪」

 

いつの間にか私から逃げ出した桃香様はご主人様に擦り寄っていた。

 

「はわわ……あ、あの私も撫でて欲しいです」

 

「あ、あわわ……わ、私も……」

 

朱里、雛里……お前たちまでもか!

 

「へぅ……私も撫でて貰おうかな」

 

「月!?何考えてるのよ。あんな奴に撫でて貰う必要なんて無いでしょ」

 

「そんなこと無い。ご主人様に頭を撫でて貰うと凄く嬉しいよ。詠ちゃんもそうでしょ?」

 

「そ、そんなことないわよ!あるわけがないでしょ!あってたまるか!」

 

私の後方では月と詠が話していたが、どうやら月もご主人様に撫でて貰いたいらしい。

 

うむむ……わ、私は武人なのだ……頭を撫でて貰おうなどと……などと……

 

「……」

 

そう思いながらも自然と目を向けてしまう。

 

「えへへ♪」

 

「~~~♪」

 

嬉しそうに目を閉じ、頬を赤くする桃香様たち。

 

「~~~っ!」

 

それに笑顔で答えるご主人様を見て、胸が苦しくなる私だった。

 

「さてさて、そろそろ私も主に撫でていただこうかな?」

 

「っ!せ、星!」

 

私の横でずっと立っていた星が徐に言った言葉に私は振り向いてしまった。

 

「何を驚いているのだ愛紗よ。私とて女、好いた人に甘えて見たくもなるのだぞ」

 

「そ、そうか……はぁ!?い、今なんといった!?」

 

「耳元で煩いぞ愛紗よ」

 

「す、すまん……ではなくて!好いた人だと!?」

 

「おや。気づいていなかったのか?私は主のことを好いているぞ。もちろん、男としてだ」

 

な、んだと……

 

「……ぁ……ぅ……」

 

言いたいことが言えず、口をパクパクさせる。

 

「なんだ、陸に上げられた魚みたいに口をパクパクさせて」

 

「そんな素振りを星は見せていなかったではないか!」

 

「見せないようにしていたからな」

 

「しれっというな!」

 

「はっはっは!」

 

星の態度に苛立ちが募ってくる。

 

「それより良いのか?私も撫でて貰ってしまうぞ?」

 

「っ!だ、ダメに決まっているだろ!」

 

「なぜだ?」

 

「そ、それはその……武人としての威厳を、だな……」

 

「武人の前に私は一人の女だが?」

 

「ぐっ……」

 

星の言葉に何も言い返せなくなった私は、この後こともあろうにとんでもないことを口走ってしまった。

 

「わ、私が撫でて貰うからダメだと言っているのだ!分かった星!」

 

「ほう……」

 

「……はっ!わ、私は今何を口走ったのだ!?」

 

星のしたり顔を見て私は我に返った。

 

なんてことを言ってしまったのだ私は!それも大声で……ご主人様に聞かれては……

 

だが、時既に遅し。あんな大声で言ったのだ、ご主人様が聞いていないはずが無かった。

 

「そっか、愛紗も撫でて欲しかったんだね」

 

「えぇえっ!?い、いえ!違うのですご主人様!」

 

(ぴたっ)

 

「違うの?」

 

伸ばしてきた手を止めて首を傾げる。

 

「え、あ、その……違くは、ないのですが……」

 

「?」

 

言いよどむ私を見てご主人様はさらに首を傾げた。

 

「……(にやにや)」

 

くっ!星め……後で覚えていろよ!

 

「愛紗ちゃん、かわいい♪」

 

桃香様は桃香様で私の態度を見てなぜか凄く嬉しそうにしていた。

 

「あ、あのご主人様……」

 

「ん?どうかしたか雪華」

 

「そ、その、みなさん撫でてあげたのですから愛紗さんの頭も撫でてあげてもいいのではないでしょうか?」

 

雪華は少しおどおどしながらも遠まわしに私を撫でてあげて欲しいと言ってくれた。

 

「うん。俺もそう思うよ雪華」

 

「~~はい♪」

 

ご主人様に同意して貰えたことが嬉しかったのか雪華は笑顔で頷いていた。

 

「えっと……愛紗は嫌かもしれないけど、俺が撫でたいんだ。いいかな?」

 

「そ、そのように言われては断ることも出来ませんね。お、お好きになさってください」

 

あぁ~。なんで私は素直に言えないのだ!こんなことではいつかご主人様に愛想を尽かされてしまうではないか。だ、だがこれでご主人様に頭を撫でて貰える。だ、だがやはりもう少し素直になった方が…

 

自己嫌悪に陥りつつもご主人様に撫でてもらえることが嬉しく、なんとも複雑な状況だった。

 

(なでなで)

 

「ぁ、ぅ……~~~~っ!」

 

笑顔で私の頭を撫でるご主人様を見て顔を赤くする。

 

ご主人様のお顔が近い!わ、私は今、どんな顔をしているのだろうか。変な顔をしていないだろうか。ここはいつも通りの顔で……

 

ご主人様に頭を撫でられながらも私はそんなことを考えていた。

 

「もう、愛紗ちゃん。顔が怖いよ。ご主人様に撫でて貰ってるんだからほら、笑って笑って♪」

 

(むに~~)

 

桃香様そう言うと私の後ろに周り、両人差し指を口端に当てて上に引き上げてきた。

 

「な、何をするのですか桃香様!」

 

「だって愛紗ちゃん。怖い顔してるんだもん。せっかくご主人様に撫でて貰ってるのに笑わないなんて勿体無いよ!!」

 

「だ、だからといってこんな無理やりにやらえては!」

 

桃香様の手を解きたかったが暴れるとご主人様に迷惑が掛かると思い振りほどくことが出来なかった。

 

「ははは。まあ、俺が無理やり愛紗を撫でてるからね。仕方ないよ」

 

「ほら~。ご主人様にそんなこと言わせていいのかな~。愛紗ちゃん?」

 

桃香様は手を離し私の横に来ると、いたずらする子供のようなお笑顔で私を見た。

 

ご主人様に頭を撫でられ嬉しくないわけがない。本当なら天にも昇るような気持ちだ。

 

だがしかし、この場には星や雪華が居る。特に星はそんな私の顔を見たら後でからかうのはわかりきっているし、雪華にはなぜかあまり私のだらしないところは見せたくなかった。

 

「あ~。愛紗の髪は艶やかで撫で心地がいいな~。ずっと撫でてたいよ」

 

「な、ななななっーーーっ!」

 

耐えていた私だったがご主人様の言葉で限界が来てしまった。

 

顔を更に赤くし、頭から湯気がでそうな勢いで体温が一気に上昇した。

 

「ぁ、ぅ……ふぅ~っ」

 

(ばたっ!)

 

「え!ちょ!あ、愛紗!?」

 

「あ、愛紗ちゃん!?」

 

「ふええ!?あ、愛紗さん!」

 

「愛紗が倒れたのだ!」

 

「おやおや、我慢するからこうなるのだ。素直に喜んで置けばよかったものを」

 

遠のく意識の中、慌てるご主人様や桃香様たちの声。そして、呆れる星の声が私の耳に聞こえてきた。

 

「……ねねはなんだか不安になってきたのです」

 

「いつもの事よ。これくらいで不安がってたらここじゃやっていけないわよ」

 

そんな私達を少し離れたところで見ているねねと詠が居た。

 

「うむーっ……あんな男のどこがいいのですか。ねねにはわからないのです」

 

「そんなの知らないわよ。月もあんな男のどこがいいんだか。ただ優しいだけじゃない。まあ、悪い奴じゃないし、仕事もちゃんとしてるみたいだからそこらの太守よりは全然ましだけどね」

 

「……なんだかんだといいながら詠も良く見ているじゃないですか」

 

「はぁ!?い、一般的な視点で言っただけじゃない!な、なんでボクがあいつを庇うようなことしないといけないのよ!」

 

「はぁ……前途多難なのです。入るところを間違ったのではないでしょうか恋殿……」

 

《夏候淵視点》

 

袁紹を打ち倒した我々は華琳様が公言した十日を待ち、劉備たちを追っていた。

 

「しかし、華琳様もなぜあそこまであの男に拘るのだ?」

 

「それってあの人が強いからじゃないんですか春蘭さま」

 

私の横では姉者の疑問に季衣が答えていた。

 

「確かに強い。私のも見立てでは呂布に次ぐ強さだ」

 

「呂布ってあの飛将軍呂布の事ですよね?あの兄ちゃんそんなに強いんですね~」

 

姉者の話に感心する季衣。

 

「ふっ。その顔は北郷と戦って見たいという顔だな季衣」

 

「あっ、わかっちゃいましたか?だって春蘭さまがそう言うくらいなんですから、ボクも戦って見たいですよ」

 

微笑みながら季衣に問いかけると満面の笑みで返された。

 

「季衣にはまだ早いと思うがな」

 

「えー!そんなことないですよぉ。ボクだって強くなってるんですから!」

 

頬を膨らませて怒る季衣。

 

「ちょっとあんた達、私語が多いわよ。まったく……」

 

我慢が出来なくなったのか桂花は姉者と季衣を注意してきた。

 

「なんだと!別に良いではないか。敵が来ているわけでもないのだろ」

 

「煩いって言ってるのよ!少しは大人しく歩きなさいよ!」

 

「なにを!?」

 

喧嘩腰で言い争う二人。

 

「良いではないか桂花。それにまだ斥候は戻ってきていないのだそれまで自由にさせておいてやってくれ」

 

私はとりあえず桂花に妥協点を伝え、納得してもらおうとした。

 

「はぁ。秋蘭は春蘭に甘すぎよ」

 

「そこまで甘やかしているつもりは無いのだがな」

 

「はぁ、まあいいわ。それより問題なのは華琳様があの男を召抱えようとしている事実よ!」

 

そのことか……相変わらず男には容赦がないな。

 

以前も一人、桂花の所で勤めていた書記官が泣きながら執務室から出てくるところを出くわしたことがあった。

 

その時は、私の所で一人空きがあったのでそのまま私の所で働かせることにしたが。あれで何人目だっただろうか、優に二十は超えているだろうな、桂花の書記官を止めた者は。

 

もちろん全員男だ。

 

「伝令!」

 

「なによ!」

 

「ひっ!」

 

姉者と言い争いをしていた桂花だったが、斥候の帰還に声を荒げて振り返る。それを見た兵は一瞬、小さな悲鳴を上げた。

 

「おい桂花。斥候にまで当たらないでくれるか。これ以上、華琳様の優秀な人材を辞めさせないでくれ」

 

「わ、わかってるわよ。いちいち言わなくても……で、劉備軍の足取りは掴めたんでしょうね」

 

華琳様の名前を出すとしぶしぶだが声を抑えてくれた桂花。まったく、世話のかかる……

 

「はっ。ここより二十五里先に劉備軍の殿部隊を発見しました」

 

兵の話では劉備軍は民を守るような陣形で進んでいるようだ。

 

「そうか。よし引き続き頼む」

 

「はっ!」

 

「どう思う桂花」

 

「多分、表向きは賊とかから民を守るって名目でしょうね。本当は私たちが罪の無い民に手をかけないと知っての事でしょうけどね。まったく、なんて奴らなの」

 

桂花はぶつぶつを文句を言っていたが私の意見はちょっと違っていた。

 

概ね私も桂花と同意見だが、私はそれを逆だと思っている。劉備たちは民を重んじる所がある。それは民の劉備たちに対する評価が示している。

 

何度か間諜を放ち町の様子を探らせたが、その報告書には必ずと言っていいほど笑顔で民に接する劉備と御遣いの北郷一刀の事が書かれていた。

 

だから今回の事も賊から民を守るのが主であって私たちの動向についてはおまけなのだろう。

 

「それでどうするのだ桂花」

 

「もちろん、今すぐ特攻に決まっているだろ!」

 

「……姉者は少し黙っていてくれ。姉者では作戦も立てられないであろう」

 

「うぅ~、秋蘭~」

 

「……あんた、時々ひどいこと言うわね」

 

「ふっ……いじけた姉者を見るのも好きなのでな」

 

「悪趣味」

 

「お互い様だな。それでどう出る」

 

「とりあえずは追い付いてつかず離れずってところね」

 

「それしかないか」

 

「ええ。やつらもそう思ってるはず。でも必ず奴らは仕掛けてくる。その場所が……ここよ」

 

桂花は地図を開き指をさした。

 

「なるほど……ここなら連中にとって都合がいい、か」

 

「私たちにとっても、ね。兎に角、華琳様がご到着する前に決着をつけるわよ」

 

「ああ。その時は姉者にも活躍してもらうぞ」

 

「おおっ!任せておけ!うははははっ!」

 

姉者は腰に手を当てて大声で笑っていた。さっきまでいじけていたとは思えないな。

 

だが、それも姉者の良いところだ。

 

「春蘭様!ボクも暴れられるかな!?」

 

「もちろんだ!華琳様が来られるまでに全滅させるぞ!」

 

「えっ、華琳様には足止めって言われてませんでしたっけ春蘭様」

 

姉者の言葉に季衣は苦笑いを浮かべながら答えていた。

 

「季衣の言う通りだぞ姉者。我らの使命は劉備軍たちの足止め。全滅させてどうする」

 

「うっ……そ、そんなことわかってる!足止めをすればよいのだろ!うん!足止め足止め」

 

「本当にわかってるの?あのバカ」

 

「姉者はやれば出来る子だ」

 

「……はぁ、姉馬鹿ねあんたも」

 

「私にとっては褒め言葉だな」

 

「はぁ~~~~~~……兎に角進むわよ」

 

桂花は大きなため息を吐きながら歩き出した。

 

「ふっ、お前たち、行くぞ!」

 

私は後ろに居る兵たちに命令して進軍を開始した。

 

華琳様の命を果たすために

 

《To be continued...》

葉月「ども~」

 

愛紗「今回も見たくれたようだな。感謝するぞ」

 

桃香「うんうん!見てくれてありがとうね!」

 

愛紗「と、桃香様!?なぜここに?」

 

桃香「え?葉月さんに呼ばれたんだけど、愛紗ちゃん聞いてなかったの?」

 

愛紗「聞いていないぞ、どういうことだ葉月」

 

葉月「言ってませんし」

 

愛紗「き、貴様~~~っ!!」

 

葉月「っ!ぎ、ギブギブ!首絞めちゃらめ~~~~っ!」

 

桃香「あ、愛紗ちゃん!葉月さんの顔が青くなっていってるよ!」

 

愛紗「……ふん!」

 

葉月「げほげほっ!まったく、今日はめでたい日なのに殺されるとか簡便ですよ」

 

桃香「?今日はおめでたい日なの?愛紗ちゃん何か知ってる?」

 

愛紗「いえ。私も何も知りません。で、今日はなんなのだ葉月」

 

葉月「首を絞めた愛紗には教えません」

 

愛紗「なっ!」

 

葉月「桃香、お耳を拝借。ごにょごにょ」

 

桃香「ふむふむ……なるほど~!」

 

愛紗「と、桃香様。何を教えられたのですか?」

 

桃香「え?それはね~。うふふ」

 

愛紗「……(ごくんっ)」

 

桃香「実は……まだ教えて貰ってないんだ!」

 

愛紗「(ずこ!)と、桃香様~~~」

 

桃香「あはは~。葉月さん、早く教えてくださいよ!」

 

葉月「実はですね。今日でこの物語を書き始めて丁度一年なんですよ」

 

愛紗「なんと!」

 

桃香「ふへ~。もうそんなに経つんですね!」

 

葉月「はい。愛紗を弄り続けもう一年も経っちゃったんですね」

 

愛紗「気になる言い方だが、聞かなかったことにしよう。それにしても長いな」

 

葉月「前作の作品も長かったですが、これはそれ以上になりそうですね」

 

愛紗「お前が割愛しなければな」

 

葉月「……さて!」

 

愛紗「ちょっと待て!今の間はなんだ!まさか、本当に割愛しようとしたんじゃないだろうな!」

 

葉月「ハハハ、ソンナコトスルワケガナイジャナイデスカー」

 

愛紗「私の目を見て言え!それと言葉が片言だぞ!」

 

桃香「もう、愛紗ちゃん。また葉月さんにからかわれてるよ」

 

愛紗「なに!?」

 

葉月「ふふふ。やっぱり、愛紗をからかうのは楽しいですね」

 

愛紗「ぐぬぬ……おのれ、葉月~~」

 

桃香「まあまあ、愛紗ちゃん落ち着いて。それより、次のお話はどうなってるんですか?」

 

葉月「次回は曹操軍との対峙になります」

 

桃香「なるほど!楽しみだね愛紗ちゃん」

 

愛紗「ええ。そうですね」

 

葉月「まあ、愛紗はその場にはいませんけどね原作通り」

 

愛紗「うぐっ!また私の活躍するところが……」

 

桃香「まあまあ、それにしても一年か~早いですね」

 

葉月「ええ。本当に自分でもびっくりです」

 

桃香「これもみんなのおかげだね!」

 

葉月「ええ。これも読んでくれる方々がいたから続けられたことですし。この場を借りてお礼を言いたいです。本当にありがとうございました!」

 

桃香「これからもよろしくお願いしますね!」

 

葉月「これからもはっちゃけますよ!」

 

愛紗「……私としてはもう少し堅実にしてもらいたいがな」

 

桃香「あはは……そ、そうだ葉月さん!今後の抱負なんかないんですか!せっかく一周年なんですし!」

 

葉月「そうですね……これからも愛紗を弄って弄って弄りまくって愛紗のヤキモチを引き出してっ(がしっ!)あ、あの愛紗?なぜ頭をつかむのですか?」

 

愛紗「お前は……ここで果てろ!」

 

葉月「ギャーーーーっ!割れる!割れる!わ~~れ~~~る~~~~~~っ!」

 

愛紗「私はこの一年間の鬱憤を今ここで晴らさせてもらおう」

 

葉月「た、助けくだっギャーーーーーッ!」

 

桃香「あわわわわっ!あ、愛紗ちゃん、それくらいにしないと葉月さんが!」

 

愛紗「桃香様も良いのですか?桃香様も色々とやきもきさせられているのでは?」

 

桃香「……愛紗ちゃん……もっと力を入れたほうがいいと思うな!」

 

愛紗「御意っ!」

 

葉月「にぎゃーーーーーっ!!」

 

愛紗「……ふんっ!」

 

葉月「っ!……(ぴくぴく)」

 

桃香「葉月さんがぴくぴく痙攣してるよ」

 

愛紗「手加減しましたからそのうち起きるでしょう」

 

桃香「そっか。それじゃ今日はこれでお終いだね」

 

愛紗「ええ。では皆の者、また次回もよろしく頼むぞ」

 

桃香「それじゃ、みなさん!また次回会いましょう~~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優未「つんつん」

 

葉月「……(ぴくぴく)」

 

優未「わ~。まだ生きてる。しっぶと~~い!」

 

雪蓮「このまま埋めちゃいましょ」

 

優未「は~い♪」


 
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