No.370655

ニンジャスレイヤー風 ドラえもん

ドーモ、ネズミ=サン。ドラえもんです

ネズミ死ぬべし

2012-01-30 21:17:48 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:969   閲覧ユーザー数:968

 

 

 

 

第一部「ネオスギナミ炎上」より

 

「チキュウ・ハカイ・アトミックボム」#3

 

(前回のあらすじ:ヤクザネズミの大群を一掃し、なんとかノビータの部屋までたどり着いたドラえもん。

しかしノビータはすでに敵の手に落ち、彼の帰りを待っていたのは刺客のひとりハイスイコネズミであった!

危うし! ネズミスレイヤー!)

 

 

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「ドーモ、ネズミスレイヤー=サン。ハイスイコネズミです」「ドーモ、ハイスイコネズミ=サン。ネズミスレイヤーです」

オジギを済ませると両者一気に間合いをつめる! その間わずか0.3秒、ワザマエ!

 

「イヤーッ!」ポケットからデンコウソードを抜き取りネズミスレイヤーが切りかかる!

「イヤーッ!」ハイスイコネズミは強靭な前歯で剣を受け止めるとそのままガッチリとくわえ込みぐるりと回転!

ネズミスレイヤーの側頭部に強烈な蹴りを見舞う!

 

「グワーッ!」鈍い痛みに耐え切れず声が漏れるネズミスレイヤーだが、もう一撃入れんとするハイスイコネズミのくわえたデンコウソードを思い切りひねりながら引く! 黒板を引っかいたような音とともに口からはずれ、その反動で体勢を崩したハイスイコネズミの腹に渾身の回し蹴りを放つ!

「グワーッ!」きりもみで吹っ飛んだハイスイコネズミであったが空中でグルグルと受身を取り着地した。

 

「ぐっ、ふっ、フフ、やるなネズミスレイヤー=サン! しかしお前の力はこの程度ではないはず、本気をだせ!」

デンコウソードを構えなおしたネズミスレイヤーは考えていた。

(確かにいつもの俺であったならば、さっきの蹴りも片手で受けてそのままヤツの腹に致命的な致命傷をあたえる蹴りを打ち込めたはず。

しかしどうだ、ヤツはぴんぴんしているし、それにこの全身を覆う倦怠感は……)

 

ああ、ブッダ! 一体彼の身体になにが起こっているのか!? この勝負に勝てるのか!?

無事にノビータのもとにたどり着けるのか!? どうなるネズミスレイヤー! 次回を待て!!


 
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