No.325418

災厄再び?!変態獣討伐大作戦!! そのいち

甘露さん

とりあえず僕の宿敵と戦ってみますた
性獣、恐ろしい子!

さて、次は誰に回そうかしら

2011-10-28 23:59:06 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:4483   閲覧ユーザー数:3955

 

 ざっ、ざっ、と校庭をふみならし歩く影が5つ。

 皆揃いも揃って奇みょ……ゲフンゲフン。個性的な格好を決めている。

 スーツやら女の子にしか見えない着物やら僕の思いこみがたかって何処ぞのゴリラ系主人公な人にしか見えなくなったアロハシャツやら。

 

 そんな僕らの目的は一つ。

 我らが天敵、犬と鳥を狩ることである!

 

 そう、僕は絶対にあの変態どもを……

 

 

 「絶対に許さない、絶対にだ。」

 

 

 やぁ。しょっぱなからなんかもうギリギリなネタをぶちかました甘露だよ!

 

 職業は外史の管理人なんかやっちゃってます。

 脱がされたマリアさんほどじゃないけど中性的なんで漢女の守備範囲外らしくて安泰な珍しい管理人だよ。

 そこ、厨二乙とか言わない!

 

 見た目は、ロン毛でチャラ男っぽいけど、心は快男児!(狼兄談)

 衣装はずぼらなんでダボダボカーゴパンツにXLのTシャツ、うわチャラ男ッぽい。 

 某恋な姫の三国なアレの孫呉の姫の親衛隊の名前が甘い人の容姿+でイメージすると分かりやすいと思うよ!

 大きな違いは色白なところくらいかしら。

 

 え、誰に説明してるのかって?

 身内ネタなんだし細かいこと気にしたら負けだと思うよ!

 

 「おいおい甘露、そろそろ自重したらどうだ?」

 「ですね。初参加でテンションあがってるのは分かりますけど」

 「え、僕絶対ryしか言ってないよ?」

 「残念ながらモノロークって管理人には聞こえるぞ」

 「  」

 「あと誰がドンキー●ングだ」

 「誰が女の子ですか」

 「……えっと、皆さん落ち着こう?」

 

 上から我らがアニキ丈二さんと貴重な癒し成分マリアさんだ。

 よし褒めたぞ。コレでお仕置きも無くなって……

 

 『だが断る』

 「アッー!?」

 

 **

  

 「うう、僕もうお嫁にいけません……」

 「なにアホなコト言ってんですか、置いてかれますよ?」

 「戦国さん……僕がお嫁に行けなくなったら、貰ってくれますか?」

 「だが断る」

 「……orz」

 「何やってんだか……じゃあ此処で別れるぞ。俺はこのまま中央へ、皆も各自担当の地区へ」

 「分かりました」

 「おう」

 「了解です」

 

 狼兄の一声で、皆が四方に分かれて行った。おお、凄い飛んだよ皆さん。

 後ろ姿を見送りながら、僕も腕に装着した変態感知器を一目見る。

 

 「ではでは、僕も担当の居住区へ向かおうかな」

 

 変態鳥の反応を見ながら、僕は不敵に微笑んだ。

 

 待っててね、鳥さん♪

 今ソッチに行って、焼き鳥にしてアげルカら……クスクスクス。

 

 **

 

 「さて、こっちに来たはいいけど……」

 

 腕の感知器は大体の方角を知れるけど、詳しい場所はいまいち分かんなかった。

 まぁ、変態をレーダーで表示できるだけでもトンデモ技術だと思うんだけどさ。

 

 居住区は閑散としていた。

 所々よよよと泣き崩れてる女性が居る辺り、彼女らも被害者なのだろうか?

 

 「あの、すいません」

 「うぅっ、ぐすっ……あ、はい?」

 「あの、少し聞きたい事があるんですけど、この辺で鳥を見ませんでしたか? 

  変に丸っこくて、あと、その、女性の下着やら胸やらにアレなことしていく変態鳥を」

 

 と、それまで普通の女性っぽい雰囲気だった通行人A子さん(仮)が、突然物凄い怒気を含んだ声を上げた。

 威圧感だけなら丈二さん並みかもしんない。

 

 「あの変態! あの変態鳥にもみくちゃにされた挙句シャツ破かれてブラジャーまで持ってかれたのよ! 許せない! 絶対に許せないわ!!」

 

 ビリビリと伝わってくる怒気に何も言えなくなった。

 でも……

 

 「大丈夫です! 僕もあの変態を絶対許しません」

 

 彼女も、同志だ。

 あの鳥を絶対許さない、という名の御旗のもとに集った。

 

 自然と、僕と通行人さん(仮名)はサムズアップし合っていた。

 

 「僕の名前は甘露と言います。貴女の意思は頂きました。絶対にあの鳥に報復してやります」 

 「ありがとうございます。あの、よろしければコレを使ってください……」

 「コレは……焼き鳥のタレ……! まさか、貴方は……」

 「ええ……」

 

 A子さん(適当)はコクリと頷き合った。

 さて、捜索再開です。

 

 

 **

 

 

 その後、同じような展開が2度あり、僕は無事七輪(炭、うちわ付き)と竹串を手に入れた。

 え、詳細? 書いてないだけでちゃんとあったんだよ言わせんな恥ずかしい。

 

 しかしエライ被害だなぁ。

 道路に散乱してるのは鳥の羽? とあとなんかの布の切れはしみたいなモノばかり。

 つまりは鳥はおっぱいいっぱいでもっふるもっふるしてここを通って行った訳だ。

 

 なんてうらやまし……ゲフンゲフン、けしからんコトを!

 

 「それにしても、見つからないなぁ……」

 

 なにやら後方からはさっきからズガンドカンとえらいバトル音が聞こえてるんだけど、こっちは不気味なほど平和だった。

 いや、道端に公然わいせつの跡があるのは平和じゃないなよね。

 と、油断したその時……

 

 「感知機の当てが外れたかなぁ? ……ん?」

 

 不意に感じる嫌な気配。

 

 「ε~~~~~⊂ ( °>°)⊃パタパタおっぱいチャンス!」

 「っ!?」

 

 急ぎ身を翻し飛んできた、丸っこい何かをかわす。

 チッ、とくちばしが掠り、ダボダボなTシャツの肩から胸辺りまでが裂けた。

 

 「パタパタなんだ男か~ ε~~~~~⊂ ( °>°)⊃パタパタおっぱいなおにゃのこは居ないのかなぁ?」

 「……」   

 

 でた、でた出た出たでた!

 僕の、僕の敵! 天敵! せん滅すべき標的!!

 

 「あは、ははははは! やっと見つけた! 今すぐ焼き鳥にしてあげるからねぇ!!!」

 「怒るなよぉ///生娘じゃあるまいし(*/<\*)」

 

 シャラン、と刃物がこすれ合う小気味の良い音が辺りに響いた。

 鳥の急襲もなんとかかわせた。変態な威圧感も感じるけど、戦えない程じゃない。

 

 伊達に外資の管理人なんていう半ブラックな感じの職業してませんよ。

 さて……。

 

 「じゃあ、ちょっと僕に付き合ってね?」

 

 **

 

 「あるぇ?」

 

 おかしい、あの天敵鳥がこんなにあっさり……と思いつつも。

 僕はニヤニヤが止められなかった。

 

 やっと、やっとあの変態をどうにかできる!

 そう思うと……。

 

 

 先の戦闘で、僕は激戦になるかなとか思ってた。

 常日頃見かける鳥は、どんな攻撃もひょいひょいかわし某山羊な人のメタルな歯車的攻撃も意に介さない素敵生物だった筈だ。

 それが、一太刀合わせた途端あっさりと堕ち、今こうして目の前で簀巻きになっている。

 

 「……ま、いっか」

 

 まぁ、この鳥の思惑がどうであれ。

 僕にしてみれば恨み晴らして焼き鳥にすればミッションコンプリートな訳で。

 

 「さて、肉焼き機も手に入ったし」

 

 某モン●ンのまんまアレだ。

 簀巻きの鳥を棒に括りつけて、下に火を焚いてくるくる回すと音楽が聞こえる不思議道具だ。

 あれ、なんか違う気が…… まいっか。

 

 「ε~~~~~⊂ ( °>°)⊃パタパタ こんなことしても無駄だぞ~?」

 「勝手に言っててください。僕は、貴方を、焼きます」

 

 さて、タレの準備もできた。

 包丁もといだ。

 レッツ、焼き鳥!

 

 「ん、結構熱いなぁ」

 「余裕も今のうちですよ、ふふふ」

 「コイツやべぇ」

 

 くるくると回す僕。

 くるくるとあぶられる鳥。

 

 「どーですか? 熱いですか? 熱いですよねぇ! 僕が貴方を焼き鳥にしてやんよ! ってる理由も考えれば当然ですけどね!!」

 「ゴメン、覚えてないε~~~~~⊂ ( °>°)⊃パタパタ」

 「燃やす! ぜってぇ燃やす!!」

 「あれれ、なんか変わってない?」

 「ふふふ、絶対許しませんよ、僕絶対許さない……ん?」

 

 なんだか邪悪な気配が……?

 

 『フヒーヒ』

 「!?」

 

 「ワウッ!(隙だらけだね! 見た目さえソレっぽければオッケーってことでパンツゲット!)」

 「ε~~~~~⊂ ( °>°)⊃パタパタ 遅いじゃないか。危うく焼き鳥になっちゃうと事だったぞ」

 「ワフ(気にしない気にしない、んじゃ次の得物を求めてGO!)」

 「んじゃ、おっぱいないから対象外だけどヒトヤ犬が美味しく戴くとおもうよ ばいばーいε~~~~~⊂ ( °>°)⊃パタパタ」

 

 一瞬、風がかすめたかと思ったら、目の前に性獣筆頭、ヒトヤ犬が現れていた。

 僕の、その……下ばきを咥えて。

 

 「え、いや、あの僕男の娘ですらないんだけど」

 「見た目があの甘い人っぽいからおk」

 「え、あちょ返してくださいよー!!」

 「ワフっ(だが断る。じゃあ、さよならー)」

 

 

 

 一瞬で、二匹の性獣は空の彼方へ消えてしまった。

 僕は、どうする事も出来ないまま、見送るしかなかった。

 

 「こんなに実力差があったなんて……」

  

 事実に愕然としながらも、僕の思考を占めるのは……

 

 「……すごいスースーする」

 

 

 

 

 

いろいろやらかしたZE

 

甘露です。

もうごめんなさい皆さんごめんなさいあとカプ●ンさんごめんなさい

 

 

こういうの初めてだったんで旨く出来たか不安です。多分で来てないと思います。そうですかごめんなさい

 

あとで色々OHANASIありそうで怖い今日この頃。

 

 

それでは次の方ですが……

 

 

 

 

男の娘さ……ゲフンゲフン

 

マリアさんよろしくお願いします。

無茶振り? いいえケフィアです

 

 

 

  


 
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