No.292730

恋姫外史アナザー・とりあえず一刀第十九話

アキナスさん

北郷一刀強化計画第二弾・・・

2011-09-04 06:14:46 投稿 / 全5ページ    総閲覧数:7049   閲覧ユーザー数:5657

まあそんな訳で、城へ帰って来た一刀と凪。

 

一刀は帰ってくるなり爆睡し、目覚めたのはそれから二日後の事であった。

 

そして

 

一刀はまた一つの問題に直面していた。

 

〇仙人の無茶ぶり修行によって体力、身体能力は春蘭達にも劣らぬ程に強化された一刀だった。

 

だがしかし・・・

 

 

 

 

「ウリャア!」

 

気合と共に一刀は敵を模った人形に剣を振り下ろす。

 

バッキン!

 

人形は破壊された。

 

それと同時に剣も。

 

「・・・・・・」

 

思わず無言になる一刀。

 

今まで一刀が使っていたのは、一般兵が使っている普通の剣だった。

 

一刀曰く、

 

「安物なら遠慮なく使えるだろ?」

 

と言う事で、さほど武器の質にはこだわっていなかったからだ。

 

しかし身体能力の著しい向上により、武器が一刀の力についていかなくなってしまったのだ。

 

こうなっては武器の質も重要視しなくてはならない訳で・・・

 

 

 

 

城の倉庫

 

「何か良い剣はないかなあ・・・」

 

ガサゴソと倉庫の中を漁る一刀。

 

意外に使える物が眠っていたりするのが倉庫の凄い所だ。

 

霊が取り付いた碁板などもあったりするものだが・・・

 

とにかく探す一刀。

 

しかし当てがある訳でも無いので時間は過ぎていき・・・

 

 

 

 

 

約二時間後

 

全く見つかる気配が無かった。

 

「諦めるか・・・クソッ!」

 

ガン!と棚を蹴飛ばす一刀。

 

ドザザザザーーー!!

 

上から物が落ちてきた。

 

「のあああああ!!」

 

・・・・・・

 

「踏んだり蹴ったりだ・・・」

 

思わずひとりごちる一刀。

 

そんな一刀の前に、細長い包みが落ちていた。

 

「これは・・・」

 

一刀はすぐさまその包みを開いた。

 

 

 

 

 

その中には

 

 

 

 

 

鞘に収まった

 

 

 

 

 

一本の剣が入っていた・・・

 

 

 

 

 

 

「何か、やばそうな気配が・・・」

 

鞘越しにモワモワと漂ってくる何やら怪しげな気。

 

どうも普通の剣ではないようだ。

 

十秒ほど迷った一刀だったが、

 

「で~い!男は度胸!やってやら~~!!」

 

そう言って剣を鞘から引き抜いた一刀。

 

その中にはとても切れ味の良さそうな剣があった。

 

だが・・・

 

(切りたい・・・)

 

何処からか声が聞こえてきた。

 

「な、何だ?」

 

(切る・・・切る・・・)

 

「か、体が勝手に・・・」

 

一刀の意思とは無関係に体がひとりでに動き出す。

 

(切るぞおおおおおお!!)

 

一刀の体は走り出した。

 

「うあああああああ!!」

 

倉庫から走り去ってしまった一刀。

 

そして剣が落ちていたすぐ側に、他のガラクタに埋もれるようにして一枚の紙きれが落ちていた・・・

 

 

 

 

 

 

 

「うおおおおおお!!」

 

ザシュ!ザシュ!

 

手当たり次第に一刀は切っていた。

 

「に、兄様?どうしたんですか?」

 

流琉が不思議そうに聞いてくる。

 

「俺にも分からん!体が勝手に・・・」

 

そういう間にも一刀の体は切っていく。

 

・・・食材を。

 

そう、ここは城の厨房。

 

倉庫から一直線にここへ走ってきた一刀は、何故かそこに置いてあった食材を先程の剣で、凄い速さとテクニックで切り始めたのだ。

 

(ああ!これぞ私の至福の時・・・次は魚をさばくぞ!!)

 

休む暇もなく魚をさばき始める一刀の体。

 

「もう勘弁してくれええええ!!」

 

一刀の悲痛な叫びが厨房に響いた・・・

 

 

 

 

食人の魂・説明書

 

この剣には料理狂ともいうべき男の魂が封じ込められており、この剣を抜くと憑依されます。

 

そして抜いたが最後、男が満足するまでとことん食材を切らされます。

 

しかしその料理センスは侮れない物があり、多人数の食事の準備には実に役に立つ逸品です。

 

ちなみに彼が何故この剣に封じ込められたかと言うと、その昔ある国の料理店で・・・

 

 

 

ここから先は汚れて読めなくなっている。

 

 

 

 

教訓

 

 

 

 

説明書はちゃんと読もう!!

 

 

 

 

 

 

どうも、アキナスです。

 

・・・あれ?

 

強化計画関係なくね?

 

何処から捻じ曲がったんだろう?

 

次はちゃんと書けたらいいな(汗)

 

と言う訳で次回に・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「このあらいを作ったのは誰だあっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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