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No.287648
omnibus2
ojiさん 2011-08-29 10:45:16 投稿 / 全1ページ 総閲覧数:529 閲覧ユーザー数:529 |
今日も旅の途中
此処数日同じ景色ばかりだ。
水と食料を補給する場所さえ無い。
地面と空に挟まれて、
見える景色は二色で出来ている。
空の青と黄色い地面。
遠くで何かが揺らいでいる。
何かは良く見えない。
荒野にある
ぽつんとある一軒の家
ほっとため息をつく。
水と食料を分けて貰えないか聞いてみる。
家の前には一本のサクラの木が生えている。
近づくと木の上に1人の女の子が居た。
涙を流していた。
「どうして泣いているの?」
「悲しいわ。」
「どうして?」
「お父さんがこの木の枝を切ってくるように行ったの」
「何かに使うためかい?」
「薪に使うのかしら。私知らないわ」
「それが悲しいのかい?」
「いいえ。
この木は1人で生きているの
それを知らないで枝を切り落としてしまうなんて
可哀想だわ。」
「それをお父さんに伝えた?」
「いいえ。」
「じゃあ伝えておいで。良かったら私も一緒に居てあげるよ。」
fin.
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いつからか顔なじみになったギターリストの歌う曲は、いつも不思議な世界だ。