No.282237

真・恋姫†無双 一刀は麗羽の父親です

真・恋姫†無双 一刀は麗羽の父親です を投稿します。

全員ではないですが西園八校尉が登場します。

2011-08-22 22:55:32 投稿 / 全6ページ    総閲覧数:10840   閲覧ユーザー数:7780

諸侯の前に現れたのはえんしょうの父「袁郷 天遣」だった。

全身を白金で作られた袁家特有の鎧を身に纏い、左右の腰にそれぞれ刀身の長さの違う同じ意匠の剣を吊り下げていた。

 

「おっお父様、生きておいででしたの?」

 

「おいおい、麗羽。お前らが勝手に俺を死んだ事にしたんだろうが。俺は家督をお前に譲った後「後のことは頼んだぞ」といって旅立っただけだろうが。・・・・まあ、大方俺を良く思ってなかった腰抜け共に変な報告を受けてそうしちまったんだろうがな」

 

動揺を隠せない麗羽とは裏腹に袁郷は頭を掻きながらめんどくさそうに話すとある人物を見つけとたんに笑顔になった。

 

「金剛(こんごう)の旦那久しぶりだな。あんたが出てきたって事はあいつはあんたの部下で間違いなかったか。又会えて嬉しいぜ好敵手(とも)よ」

 

「ふん、生きていたか一刀よ。まあ、貴様が死んだなどはなから信じておらんかったがな。で、何しに来た?馬鹿をした娘に説教しに来たわけではあるまい?」

 

劉焉の問いに一刀は大声で笑いながら

 

「なーに、「新世代」に挨拶をしに来ただけさ。我ら「旧世代」がな」

 

一刀がそういうとともに上空からいくつかの巨大なものが降って来た。

 

 

「ふぃー、相変わらず規格外な力だな紅玉(こうぎょく)は。汜水関から私らが乗った丸太をここまで投げ飛ばすんだからな」

 

「むぅ、人を馬鹿力女みたいにいわないでよ大蓮さん。まあ西園八校尉最強の力なのは認めるけど」

 

「なっかあ様!?本当に生きていたの!?」

 

「ああ、雪蓮久しぶり。美羽ちゃんの所に厄介になってるんだって。大変ね。私が一刀様に助けられて目覚めたときにはすべてが終わった後だったから戻れなかったんだよね。ごめん」

 

そういって雪蓮に謝ったのが「江東の虎」と呼ばれていた孫堅だった。

赤色の袁家の鎧に左肩の鎧部分に巨大な剣を装備して娘に向かってほほえんでいた。

 

「へぇ、あれが大蓮さんの娘さんか。・・・なんか何も考えずに真っ先に最前線に突っ込んでいそうだね?」

 

「「「(あっ合ってます。その通りです)」」」

 

孫堅の横に立っている女性が雪蓮をみた感想を聞いた孫呉の将兵達は一斉に心の中で肯定した。

 

「そうだ、私は丁原ていいます。皆さんよろしくね。見ての通り力任せしか能のない馬鹿です。今後の戦闘時には気をつけてね。あんま、無駄に殺したくないし」

 

諸侯に向かってそう自己紹介したのが丁原 建陽である。

孫堅と同じ色の鎧で肩の部分の鎧を外して赤いマフラーをつけていた。

見た所武器は所持していなかった。

 

 

「次は私達が話していいかしら?」

 

「うんうん、なかなか良い人材がいるみたいね好々(よしよし)」

 

「・・・お母様、御存命で何よりです。お母様も袁郷様に助けられたのですか?」

 

「その通りよ。まあ、私は貴女の事を心配する必要もないと認めていたから戻らなかったのだけど・・・ちょっと野心を削ぐ必要があったみたいね」

 

曹崇の言葉に曹操は身を振るわせた。わが母はこれ程の覇気を纏った人物だったのかと。

曹崇は紺色の袁家鎧を身に纏い、中世の騎兵槍のような槍を持っていた。

 

「すっ水鏡先生!?なぜきょきょにぃ?あう噛んじゃった」

 

「まあまあ朱里ちゃん好々。それは私が西園八校尉の一人で洛陽を守護する者だったというわけよ。あまり人に話していいことではなかったからごめんなさいね」

 

「あわわ!?水鏡先生に挑まないといけないんですか?私たちは?」

 

「そう言う事になるわね雛里ちゃん好々」

 

曹崇と同様の鎧を纏い両足の膝下辺りにカタールを装備していた。

 

「本当は後三人いるんだがな挨拶に行くのを拒否された。・・・白蓮ちゃんに劉備って娘いるかい?」

 

「お久しぶりです袁郷様」「はっはい、私が劉備です」

 

「・・・なるほどなるほど。紫水(しすい)、廬植から言付けだ「全ては戦場で問い掛けよう。待っているぞ」だとさ。君等の意見、その思いを戦場で全て受け止めると言っていた。戸惑っているだろうが我らの衝突は避けられん。戦いになるまでに考えを纏めるといい」

 

そういうと一刀等は帰ろうとすると

 

「お待ちください、一刀様」

 

呼び止める声に一刀が振り向くと少女を抱いた女性が立っていた。

 

 

「紫苑か?きれいになったね。・・・その子が?」

 

「はい。ほら璃々、貴女の本当のお父さんよ」

 

「あのひとがおとうさん?」

 

紫苑の言葉に一同は驚愕した。

 

「どういうことですか一刀様??」

 

「落ち着け青藍(せいらん)、紫苑の旦那さん黄迅(こうじん)さんが御高齢だったのは知っているだろ?それにあの人は戦場での怪我で男性機能を失っていてね。・・・あの人に頼まれたんだ「紫苑に母になる喜びを与えてください」とね。黄迅さんは俺にこの世界で生きる決意をくれた人で大切な恩人だったし、紫苑の俺への好意には気づいていたしね。妻からも「私は良いですわよ。黄迅さんのお蔭で貴方と結ばれましたし母になる喜びは良く知っていますから」とね。義理とはいえ黄迅さんに娘とすごしてもらえたのが嬉しいよ」

 

「はい、あの人の最後の言葉も一刀様への感謝でした「璃々を私に授けてくれて有難う」と」

 

「・・・そうか、惜しい人を亡くしたな。もう一度あの人と杯を交わしたかったな」

 

一刀が一筋の涙を流すと

 

「璃々ちゃん、俺は一刀っていうんだ。よろしくね」

 

「うん、じゃあかずとおとうさんだ~」

 

そういって笑顔になった璃々ちゃんを見ると

 

 

「では、皆さん今度は戦場でお会いしましょう。我等西園八校尉が貴方方に皇帝に代わり鉄鎚を与えましょう」

 

そういって一刀達は丁原が投げた丸太に飛び移り汜水関へと戻っていった。

 

明日、連合と一刀達西園八校尉を含む董卓軍が激突する。

 

後書き

 

はい、全員ではないですが一刀達西園八校尉が登場しました。

前回のコメを見てビビリましたが皆様の想像通り麗羽以外にも子供がいました。

後二人恋姫が一刀の娘です。

 

誰と誰か分かるかな?

 

次回は人物紹介と設定を投稿します。

 


 
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