No.228790

恋姫外史アナザー・とりあえず一刀第七話

アキナスさん

館の恐怖は続く・・・

2011-07-18 22:18:14 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:7787   閲覧ユーザー数:6112

バン!

 

部屋の扉が凄い勢いで開け放たれる。

 

そして

 

「がりゃmfjfsxl!!」

 

意味不明の叫びを上げて、中から愛紗が飛び出してきた。

 

そして玄関めがけて一目散に駆けていく。

 

「俺を置いていくなっつーの!!」

 

と言いながら一刀も愛紗を追いかけ走っていく。

 

ガチャガチャ!

 

愛紗は慌てて玄関のドアを開けようとするが、ドアは開かない。

 

「ウアアアアアア!!」

 

愛紗は混乱したまま、青龍偃月刀でドアを破壊しようとする。

 

しかし・・・

 

ガキン!!

 

愛紗の一撃はドアに当たる直前で、弾かれた。

 

「・・・・・・」

 

呆然とする愛紗。

 

「マジかよ・・・」

 

愛紗の後ろに来ていた一刀も流石に驚いた様子で呟いた。

 

「く・・・クソッ!」

 

ガキン! ガキン!

 

愛紗は何度もドアを切りつけるが、一向に攻撃は通らない。

 

その後ろで何やら思案する一刀。

 

そんな中、

 

ズルッ・・・ズルッ・・・

 

何かを引きずるような音が聞こえてくる。

 

二人はその音のする方向、自分達が先程行った廊下の方を見た。

 

 

 

 

そこには一人の少年の姿があった

 

 

 

 

しかし少年には下半身が無く

 

 

 

 

上半身のみでこちらへ這いずって来ていたのだった・・・

 

 

 

 

ペタン!

 

その光景を見て、愛紗はその場にヘタリ込んでしまった。

 

どうやら腰が抜けてしまったらしい。

 

その間にも少年は、一刀達の方へ向かって来る。

 

上半身の切断面から見える内臓を引きずって。

 

「チッ!仕方ねえ!乗れ!!」

 

一刀は膝をつき、愛紗に背中を向ける。

 

「あ・・・ああ・・・」

 

「早く!!」

 

愛紗は一刀にせかされるまま、一刀の背中にしがみついた。

 

そのまま愛紗をおぶって立ち上がる一刀。

 

「さらばだ!」

 

そう言って一刀は階段を登って二階へ向かう。

 

少年もそれを追うが、上半身では早く階段を登る事が出来なかった。

 

 

 

 

そして一刀は二階の右側の廊下へ向かったのである・・・

 

 

 

「・・・追ってこないか?」

 

一刀は来た方を振り返る。

 

そこに少年の姿は無かった。

 

「・・・ふぅ、流石にあせったな」

 

おもわずため息が漏れる一刀。

 

ちなみに愛紗は

 

「・・・ブルブル」

 

一刀の背中で震えていた。

 

「大丈夫か?」

 

「・・・す、すまない」

 

震えながら謝る愛紗。

 

「謝る事ねえよ。今回の事を企画したのは俺だからな。むしろ俺が謝らなきゃいかんくらいだ」

 

「・・・これからどうする?」

 

「さて、どうするかな・・・ん?」

 

一刀がふと、何かに気付いたような声を出した。

 

「どうした?」

 

「シーッ・・・耳を澄ませてみろ」

 

一刀の言葉に、愛紗は耳を澄ませた。

 

・・・・・・

 

シャ・・・

 

何か音が聞こえる。

 

最初ははっきりとは聞こえなかったが、その物音はこちらに近づいてきているようで、だんだんハッキリと聞こえてきた。

 

「な、何なのだ?いったい・・・」

 

「さあな。ただ凄く嫌な予感がするが・・・」

 

二人がそんな事を言っている間にも、物音は近づいてくる。

 

そして、闇の中から音の主が現れた。

 

「も・・・もう勘弁してくれ・・・」

 

愛紗は泣きそうな声を出した。

 

 

 

 

闇から現れたのは

 

 

 

 

シャキンシャキンと

 

 

 

 

庭師が使うような血まみれの大きなハサミを両手で動かしながら

 

 

 

 

近づいてくるヒゲを生やした男の姿であった

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

その男の首は

 

 

 

 

プラーン・・・とありえない方向に曲がっていたのだった・・・・・・

 

 

 

 

どうも、アキナスです。

 

・・・何でアレを(同じ人物ではないけれども)出しちゃったんでしょう。

 

自分でも訳が分からなくなってきました。

 

果たして一刀君たちは、無事この館から脱出する事が出来るのでしょうか!?

 

それでは次回に・・・

 

 

 

 

 

 

 

「超電磁!ヨーヨー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 
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