No.215466

真・恋姫無双 ~降りし御遣い伝~ 第20話

rin1031さん

20話に入りました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
これからも頑張って書いていきますのでよろしくお願いします。

2011-05-07 11:38:04 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:9531   閲覧ユーザー数:7285

 

第20話 董卓軍

 

 

色々会った翌日。

 

一刀「デジャブか?」

 

デジャブだった。

朝起きたらおれの隣に零と純がいた。

あえて言おう!!

おれは無実であると!!

 

ババーン!!

 

そんな効果音が流れるような言い方をしてみた。

とにかく起きてもらわなくては董卓のところにいけないし、呂布に会ってみたい。

 

一刀「純?零?起きてくれないか?」

純「ん?・・・一刀様?えへへ、一刀様~」

一刀「寝惚けてるのか!?」

零「一刀様、この子の名前はどうしますか?」

一刀「こっちも!?」

 

2人して寝惚けて抱きついてきた。

2人とも結構良い体をしているから色々と辛い・・・。

 

一刀「いい加減に起きろ!」

純「あいてっ!」

零「きゃっ」

 

動かない腕を何とか動かして2人に拳骨を落とした。

 

純「一刀様、痛いです!」

零「朝から一刀様からの愛のある拳骨ありがとうございます」

一刀「いいから早く起きろ!おれはこれから董卓と呂布のところに行かなくちゃいけないんだから」

純「ぶーぶー」

零「失礼しました一刀様」

一刀「ところで何でおれの布団に入ってるんだ?」

零「私は一刀様が寒そうにしてらしたので添い寝をと思いまして」

純「それは嘘だよ!私は物音がしたから見たら零が一刀様の服を脱がしてたんです。だから零を止めようとしたんですけど、いつの間にか寝てました。テヘッ」

 

純は可愛く見せているがおれは零が脱がそうとしていたということに肩を落とし溜息を吐いた。

 

一刀「着替えたら董卓の所に行くぞ」

 

おれたちは準備を済ませると董卓の所にむかった。

 

 

董卓と名乗る少女の所にいくと両脇に張遼と恋がいた。

んっ!?恋!?

なんで恋がここに?

 

一刀「あれ?恋、何でここにいるんだ?ってことは、ねねもいるのか?」

恋「(コクッ)・・・いる」

張遼「なんや、恋のことやっぱり知っとるやないか」

一刀「恋のことは知ってるけど・・・もしかして?」

張遼「そや。恋が呂布や!」

恋「恋は呂布奉先・・・」

張遼「恋、もしかして真名だけ預けて名乗らなかったのかいな?」

恋「・・・忘れてた」

張遼「恋っぽいわ」

一刀「ところで・・・」

張遼「そうやったな。こちらが我らが君主董卓様や」

董卓「初めまして。董卓といいます」

一刀「北郷一刀とといいます。」

 

純と零はもう董卓に会っていたのでここでの名乗りは省かれた。

董卓は、緑色の髪に眼鏡が特徴的だった。

眼はこちらの全てを知ろうとしているようで、睨みがキツイところもある。

 

一刀「まずは助けていただきありがとうございます」

董卓「いえ、困った時はお互い様ですから」

一刀「そう言っていただけると助かります。それから、我らの力が欲しいとのことでしたので、客将としてですがこの力を董卓様の為に存分に奮うことを誓いましょう」

 

臣下の礼を取りながら言った。

 

董卓「ありがとうございます。張遼将軍から聞いたかと思いますが、十常侍の野望を砕く為に我らと一緒に戦ってもらいます」

一刀「我らは董卓様を支えていきましょう!」

 

一刀は董卓に会い改めて力になることを伝え、恋の以外な正体をしり、天水へむかった。

 

 

 

 

その道中

恋「・・・・・ぐー」

張遼「なぁ、一刀の恋に勝ったっていうその武が見てみたいわ」

董卓「それは天水に戻るまで待って。華雄も戦いたいと言いだすだろうから」

張遼「でもな、詠・・・」

董卓「私は董卓よ!」

恋「・・・・・ぐー」

張遼「そやったそやった。でもな、疼いてしょうがないねん」

董卓「それでもよ」

張遼「そなら、着いたら亥の一番にやらせてもらうで?」

董卓「いいわよ。私自身あいつの実力が知りたいし、あの2人の実力・・・まぁ、1人はもう知ってるからいいわ」

張遼「司馬懿やな」

董卓「えぇ。これはものすごくいい拾い物をしたわ」

恋「・・・・・ぐー」

 

 

数日後、ようやく天水に着いた。

大きな門をくぐり、城へと向かう。

玉座へと誘われ、天水に残っていた他の武将や文官が訝しげな目で見てきた。

中には知った顔もあり、久しぶりに見たその小さな女の子は恋が帰ってきたのが嬉しかったのか恋にむかって大きく手を振りながら満面の笑みを見せている。

 

董卓「ここにいる者たちは私が信頼できる者だけです。だから隠し事などする必要はありません。

 

董卓は玉座に集まっている武官・文官を見ておれ達に安心してほしいと言ってきた。

 

董卓「そして彼ら3人は今後我らの力となってくれる者たちだ」

一刀「北郷一刀と言います」

純「凌統です」

零「司馬懿です」

 

零が名乗った後で周囲がザワザワとしだした。

まぁ、司馬懿は諸葛亮のライバルとまで言われた大軍師だし、司馬一族だから当たり前の反応だな。

 

張遼「彼らは客将として我が軍に加わる。一緒に十常侍の野望を砕く!」

董卓「まずは彼らにその実力をみせてもらいましょう」

一刀「おれ達の力を見せることには何の断る理由はない。しかし、その前に確認しておきたいことがある」

董卓「なんでしょう?」

一刀「力を貸すのは大いに結構。しかし、ここでは隠し事はしなくていいのだろう?だったらもう隠す必要はないんじゃないのか?」

董卓「・・・何が言いたい?」

 

口調が厳しくなった。

図星だな。

 

一刀「本当におれ達の力を貸してほしいなら全て本当のことを話せと言っている」

董卓「別に隠していることは何もないわ」

一刀「・・・そうか。ならばおれ達は力を貸すことは出来ない」

董卓「なっ!?ここまで来て何を!?」

一刀「だから言ってるだろ?おれ達はお前たちを信じてここまで来た。もし本当におれ達を仲間として迎えたいならば、隠し事はいけないな」

???「詠ちゃん、もういいよ。北郷さんの言ってることは正しいよ」

詠「月!何を言ってるの?私は月の為に・・・」

月「知ってるよ。詠ちゃんはいつも私の為を思って今まで辛いことも沢山してきてくれた。でもこれからは私がしっかりしなくちゃいけないと思うの」

詠「月・・・」

月「だから、ね?」

詠「分かったわ。月には敵わないわね」

月「ふふふ。ありがとう詠ちゃん」

詠「いいのよ。でもこれらはきっと辛い事も沢山待ってる」

月「大丈夫だよ。私には仲間がいるもの」

 

今まで董卓だと言っていた人物が実は別人で本物はさっきまで董卓の近くにいた文官だった。

零の読み通りだったな。

 

月「今まで騙すような真似をして申し訳ありませんでした」

一刀「いえ、私も挑発するような物言いをしてしまい申し訳ありません」

月「いいえ、気にしていません。改めまして、私が董卓と申します」

 

おれの目の前にいる董卓と名乗った人物はおれの知っている董卓とは全く違う人種だ。

気持ち悪い髭モジャモジャの『酒池肉林』が口癖のメタボエロジジイではなく、とても可憐で華奢で、触れたら壊れてしまいそうなフランス人形みたいな女の子がいた。

おれはただただ見惚れてしまっていた。

 

月「へぅ~・・・///」

詠「ちょっとあんた!月を変な目で見ないでよね!?」

一刀「も、申し訳ありません!とても美しかったので、つい見惚れてしまいまして・・・」

月「・・・へぅ~///」

 

バタンっ

 

董卓は顔を真っ赤にさせてその場に倒れてしまい、詠が動転して華雄と呼ばれた人物が月を部屋に運んで行った。

その場には霞と恋、おれ達3人に数人の文官が残っていて霞は腹を抱えて笑い、文官は白い目でおれを見てきて、純と零に至っては・・・。

 

純・零「「一刀様・・・」」

 

背中に黒いオーラを携えて、おれに近づいてきた。

 

一刀「お、落ち着け。なっ?」

純「大丈夫ですよ。一刀様。私たちは怒ってません」

一刀「怒ってる奴に限ってそう言うんだ!!」

零「ほほほっ。一刀様は小さい子が好きなので?」

一刀「そういうわけじゃ・・・」

零「心配しないでください。私たちが元の道に導いて差し上げます」

一刀「えっ!?何を?」

純「痛くないですからね」

一刀「いや、だから何を?」

零「気持ちいいだけです」

一刀「だから何をするんだって、ぎゃぁぁぁ!」

 

純と零は一刀を気絶させ、そのまま引きずってどこかへと行ってしまった。

 

その後、一刀に宛がわれた部屋で一刀の悶絶の声と、2人の喘ぎ声が響き渡った。

 

 

あとがき

 

今回は天水の城めででした。

 

次回は実力を見せ合う為の武闘会に、鍛練をしていこうと思っています。

 

まだ反董卓連合は組まれません。あと2,3話ぐらいかかるかと思います。

 

ではまた次回。

 

最近自分で読んでて読みづらいかなって思える作品になってきてしまっている気がします。

 

ごめんなさい。

 


 
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