No.193105

妹と共に 49

護衛さん

魏後退
蜀と呉は戦争継続
関羽と趙雲は魏へ
完結まであと少し
作品説明ではないですね

2011-01-01 11:28:44 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:5885   閲覧ユーザー数:4608

一刀「・・・蜀も呉も混乱しているか」

明命「一刀様!妹が帰ってきました・・・」

七夜「ただいま」

一刀「お帰り・・・愛紗はわかるけど・・・その人は?」

七夜「趙雲?」

趙雲「なぜ疑問系なのですか!わが名は趙雲!天の御使い・・・北郷一刀!お命頂戴する!」

『ガシャン!』

趙雲が俺にむけてやりを掲げて突撃してきたが・・・

明命・七夜・月・霞・恋・愛紗それと

周りに居た兵が趙雲が動く前に取り囲み・・・皆必殺の間合いにいる

趙雲「なっ!?」

彼女は驚愕しているが・・・魏では当たり前のことだったので俺は驚かない

一刀「わざわざ言葉を発してから仕掛けるなんてね・・・」

趙雲「武人たるもの卑怯なことをするつもりはない!」

一刀「そうか・・・『君は』正々堂々がいいんだね?」

趙雲「無論だ!」

一刀「皆・・・離れてて」

『ハッ(御意)』

趙雲「ほぉ・・・・天の御使い自らがこの趙子龍の相手をすると・・・笑止」

一刀「侮らないほうがいいかもよ?」

案の定というかわかっていたけどさ・・・・そこまで俺、弱く見えるの?

趙雲は笑みを浮かべながら準備運動もせずにやりを構える

俺は近くの兵から剣を・・・・二本借りて

趙雲「ふむ、双剣のつもりですかな?」

一刀「まぁ・・・そんなところかな」

趙雲「ふむ・・・では行きますかな」

一刀「・・・霞、頼む」

霞「よっしゃ!ほんなら二人ともええか?・・・・始!」

『キン!ガリガリガリガリ・・・・・キィーーーーーン!』

『・・・ヒュンヒュンヒュン・・・・・ザクッ!』

趙雲「・・・・馬鹿・・・・な・・・」

霞「・・・・勝者、一刀」

一刀「ふぅ」

趙雲「・・・・愛紗よ、私はどのように負けたのだ?」

愛紗「それは・・・」

霞「うちが説明するわ・・・・開始直後に一度ぶつかって・・・まぁ趙雲が優勢やったんやけどな」

趙雲「うむ、そこからだ・・・気がついたら槍は遥か遠くに飛ばされているし・・・一体どうなったというのだ」

一刀「居合いかな」

趙雲「居合い?居合いとはどのようなものなのですか!?」

一刀「ん~・・・凄い速度で繰り出す剣戟かな」

趙雲「・・・もう一度みてみたいものだ」

一刀「いいよ」

趙雲「え!?」

一刀「明命・・・魂斬かしてくれないか?」

明命「は・・・はい!どうぞ」

明命が背負っている刀のようなものを借りて・・・・左手で持ち・・・構える

腰を低くして刀に右手をそえて・・・

『キン!』

ただ一度・・・・たった一度の音だけで・・・

一刀「見えたかな?」

趙雲「?・・・何をしたのですか?」

『ぐはっ!』

趙雲「え?」

一刀「蜀の間謀か・・・誰か弔ってやってくれ」

兵「はい!」

趙雲「み・・・見えなかった」

一刀「まぁ・・・今のを見切れるなんて魏でもほんの一握りだよ・・・それに基本こっちを使ってるから」

俺は趙雲にそういうと・・・ファンネルを使い始める

趙雲「これが・・・妖術といわれた力」

一刀「氣の一種なんだけどね・・・・妖術か」

趙雲「ふふふ・・・・・ふはははははははは!」

一刀「ど・・・どうした!?」

趙雲「いやいや・・・なんでもござらんよ・・・愛紗よ、おぬしが魏に来たのがようやくわかったよ・・・私も器量が小さいのだな・・・コンナすばらしい人が近くに居たのに・・・」

一刀「えっと・・・話が見えないんだけど・・・」

趙雲「おや、これは失礼しました・・・・我が名は趙雲、字は子龍!真名は星!北郷一刀・・・どうか私は配下に・・・」

一刀「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?」

趙雲「おや?」

一刀「えっと・・・君は劉備の将じゃないのか?」

趙雲「星とお呼びください・・・主」

一刀「じゃ・・・じゃぁ、星」

星「はい」

一刀「このままだと・・・不忠者として扱われるけど・・・・いいの?」

星「かまいませぬ・・・・それに蜀・・・劉備殿のそばには私の居場所はありませぬから」

一刀「それはいったい・・・」

真桜「隊長!火の勢いがとまらへん!」

一刀「わかった・・・第一外装をはずせ!」

真桜「了解や!」

星「だいいちがいそう?」

一刀「見てれば判るかな・・・・各自持ち場に着け!敵は待ってくれないぞ!」

兵『はっ!』

真桜「いくでぇ!1番から6番はずしたれ!」

『バキン!』

真桜「7番から12番もいくでぇ!」

『バキッ!・・・・・・ゴゴゴゴゴゴゴ』

真桜「総員退避や!巻き込まれるでぇ!」

星「船が・・・・壊れていく・・・・」

一刀「それは違うよ・・・よく見て」

星「船に・・・・車輪!?」

真桜「たいちょ!おわったでぇ」

一刀「ああ、華琳はどうしてる?」

真桜「あ~、大将か・・・・大将は後方でのんびりしておるよ」

一刀「ならいい・・・伝令」

伝令兵「はっ!」

一刀「魏将、お呼び兵をすべて戻らせてくれ・・・」

伝令兵「御意!」

一刀「さてと・・・愛紗「はい!」星「なんですかな?」一つ仕事を頼みたいのだが・・・」

星「呉を襲えと・・・とでもおっしゃるのですかな?」

一刀「見破られたか・・・そうだよ・・・できるかな?」

愛紗「お任せください!」

星「無事やり遂げて見せましょう」

一刀「なら、彼女たちの牙門旗を・・・・・兵は蜀の牙門旗を・・・意味はわかるよね?」

二人「「仲たがい!」」

一刀「正解・・・くれぐれも蜀の人間は倒しちゃだめだよ」

『はい!』

一刀「3刻後戦場を離れる・・・ソレまでに戻ってくること・・・いいね?」

『はい!!』

一刀「なら・・・行け!」

『御意!』

孫策「一体ドコの兵よ!同盟を組んでる蜀を襲うなんて!?」

周喩「落ちつけ・・・・敵の策かもしれないのだぞ」

孫策「わかったわ・・・・それにしても・・・」

周喩「ああ、驚いたな・・・風なしでも進める船があるとは・・・」

陸遜「雪蓮様!冥琳様!」

周喩「どうした?穏」

陸遜「そ・・・それが・・・・蜀の関羽と趙雲が・・・」

周喩「なんだと!?」

孫策「・・・やってくれたわね」

周喩「まて!誰か雪蓮を止めろ!」

孫策「・・・呉を舐めた代償は大きいわよ・・・・劉備!」

諸葛亮「はわわ!と・・桃香様!」

劉備「どうしたの?朱里ちゃん」

諸葛亮「呉に関と趙の旗が・・・・呉に攻撃していましゅ」

劉備「えええ!?」

ほうとう「桃香しゃま~」

劉備「雛里ちゃん!?」

諸葛亮「雛里ちゃんどうしたの!?」

ほうとう「魏・・・魏の船が・・・」

ほうとう「燃えていません!」

二人「「ええええええええええええええええええええ!?」」

劉備「一体どういうこと!?」

諸葛亮「はっ!・・・・やられました」

劉備「え?」

諸葛亮「おそらく策はアチラに見破られていたと・・・それで船を二重に・・・」

劉備「そんな・・・」

兵「大変です!」

諸葛亮「どうしましたか!?」

兵「孫策が・・・我が軍を襲いながら・・・」

劉備「どうして・・・・孫策さん」

諸葛亮「桃香様しっかりしてください!同盟破棄と見ても・・・」

劉備「ま・・・まって!朱里ちゃん、ま・・・まだそう決まったわけじゃ・・・」

『ぎゃぁぁぁぁぁぁ!』

魏延「桃香様!」

劉備「焔耶ちゃん!」

魏延「桃香様には指一本触れさせん!はぁぁぁぁあ!」

孫堅「何が同盟だ!この偽善者が!」

劉備「ち・・違う!私は」

孫堅「だまれ!よくも我らの兵を!」

魏延「何を言う!きさまらも我らの兵を根絶やしにしたではないか!?」

孫堅「なんだと!?」

蜀と呉の狭間

愛紗「はぁぁぁ!邪魔だぁぁ!」

星「ハイハイハイ!愛紗よ、あまり調子に乗っていると主に猪と呼ばれますぞ」

愛紗「何!?いや、ご主人様に限ってそのようなことは・・・」

星「信じぬと?七夜からすこし話を聞いたのだがな」

愛紗「なんだ?」

星「夏侯惇が毎度毎度突撃することに寛大である主が耐え切れず説教をしたそうだぞ」

愛紗「せせせ、説教だと」

星「うむ・・・それも朝から晩までな」

愛紗「それは本当なのか!?」

星「見た本人が言っているのだ・・・真実であろう?」

愛紗「だ・・・だが、ご主人様と二人っきりでいれるのなら・・・」

星「何を桃色の考えをめぐらせているのだ・・・・おぬしが考えているようなことではないと言っておこう」

愛紗「わ・・・私は別に・・・」

星「ほぉ・・・・その割りには顔が赤いぞ・・・愛紗」

愛紗「からかうでない!」

星「おっと・・・こわいこわい」

愛紗「せ~い~!」

星「おや?怒りましたかな?」

愛紗「待て!」

星「ほれほれ・・・そんなことでは捕まりませぬぞ!・・・おっと」

愛紗「この!この!!待たぬか!」

星「マテと言われて待つのは夏侯惇とおぬしぐらいであろう?」

愛紗「なにを!」

星「おや?図星をつかれて怒りましたかな?」

七夜「・・・・そろそろ動く」

星「もうそんな時間ですか・・・では、愛紗いくとするか」

愛紗「まったくおぬしは・・・・わかった」

星「・・・全軍退くぞ!」

一刀「まもなく動くぞ!兵の収容急げ!」

凪「隊長!全軍収容しました!」

一刀「ご苦労様・・・真桜!」

真桜「了解や・・・錨をあげや!微速後退!此処にはもう用はないでぇ!」

ゴゴゴと轟音と共に船はゆっくり後退していく

一刀「これでよかったのか?華琳」

華琳「ええ・・・悔いは無いわ・・・結局覇道とか言っていたけど・・・・民はそんなことは望んでいなかったのね」

桂花「華琳様・・・」

春蘭「華琳様」

秋蘭「華琳様」

稟「カリン様」

風「・・・・ぐぅ」

一刀「寝るなら寝床用意しようか?」

風「・・・おきてますよ」

一刀「なら、狸寝入りはやめようね」

風「うう・・・お兄さんが苛めるのです」

流琉・季衣「兄様!(兄ちゃん!)」

凪「隊長!」

真桜「たいちょ~!」

沙和「隊長」

麟「隊長・・・いえ、一刀様!」

明命「一刀様」

七夜「にぃ」

明命「にぃ!?」

七夜「七夜だけの呼び名」

一刀「あはは・・・いいよ」

七夜「やった」

恋「一刀」

霞「一刀」

月「一刀様」

愛紗「ご主人様!」

星「主!」

一刀「みんな・・・・さぁひとまずこれで戦は終わりだ!」

『和あああああああああああああああああああああああああああああああああ!』

その後呉と蜀は・・・・

孫堅「アナタは栄養が乳にしかいってないの!?」

劉備「そんなあなただって同じことじゃないですか!」

子供のけんかをしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後・・・・・

魏は蜀にも呉にも・・・攻め入ることは無かった・・・・・

 


 
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