No.182057

花蓮✝無双 番外編 5時間目 (一刀の技術教室)

一刀大好きっ子が増える?


うまく書けたかな…?
不安です…。

続きを表示

2010-11-02 07:50:11 投稿 / 全7ページ    総閲覧数:3362   閲覧ユーザー数:2880

「一刀~忘れ物ない?」

「ああ…」

 

今日から俺は華琳の部下に刃物の技術を教えることになった

魏との同盟の為に

 

「じゃ…いくか」

「ええ」

 

そして俺たちは花蓮を置いて華琳の言ってた工房に向かった

花蓮は紫苑たちに任してあるから大丈夫だろう

 

「なあ蓮華…」

「な~に」

「腕を組むのは…」

「だ~め…悪い虫が付かないようにしなくちゃいけないでしょ」

 

なんだかんだいって蓮華は甘えたさんな奥さんだ

俺としては嬉しいが…

 

「ここだな…」

「きっとそうね」

「約束通り…ね」

「…………わかったわ」

 

蓮華が抱きしめるのをやめたのを確認し俺たちは工房に入った

その中には華琳と知らない武将が2人いた。

 

「早かったわね2人とも」

「ええ…」「ああ…それで華琳2人が」

「そうよ…真桜,凪挨拶しなさい」

 

華琳が言うと巨乳の娘が挨拶をした

 

「はじめまして…ウチが李典こと真桜と言います~。にいさんの技術仕込んでや」

 

続けて隣にいた可愛らしい娘が挨拶をした

 

「…」

「凪?」

「!!し…失礼しました。私は楽進、真名は凪と言います。今回は真桜の補佐で来ました」

 

挨拶が終わると凪は頬を赤く染めて俯いた

緊張でもしてたんだろうか

凪たちの挨拶が終わり俺たちも挨拶をした

 

「北郷一刀だ…真名は無いから適当に読んでくれ。これからよろしくな」

「私は北郷権、真名は蓮華よ。彼の・つ・ま・だ・か・ら・そこのとこよろしくね」

 

蓮華は何故か妻のところを強調してるな

それに凪っていう子を睨んでいるような感じもするし…

 

「それじゃあ一刀頼むわね」

 

そういうと華琳は工房から出て行った

 

「ほんでにいさんはどんな技術をもっとるん?」

「ああ…これを作る技術だ」

 

俺は雪月花を見せた

 

「なんやたよんないもんやな~」

「なにか普通の剣と違うように見えますが…一刀さん」

 

そうだろうな…

こっちの剣に比べたら日本刀は細身だからな…

 

「そうだね…でも切れ味はすごいから。竹かなにかある?」

 

やっぱり見てもらった方が一番だな

 

「はいこちらに」

「ありがとう凪」

「………いえ」

 

凪は竹を渡してまたうつむいてしまった

隣を見ると少し膨れている奥さんもいるし

まあいいか

 

「見ててね………は!」

 

俺は居合で竹を斬った

竹は綺麗に真っ二つになった

 

「へ~」「す…すごい」

「この技術を応用すればいろんなものが作れる」

 

2人に刀の威力を見せたところで俺は真桜に技術を教えることにした

やはり華琳が人選しただけの事はある

普通鋼を熱したり状態を確認し叩く力を加減したり根気がいる作業なので普通の人間は慣れるまで1カ月以上は必要だ

しかし真桜は初見で粗くはあるがそれをやってのけた

 

「凄いな…真桜。初見でそこまでやるとは」

「真桜はカラクリや発明が得意なのです。なので素人というわけではないのです一刀さん」

「なるほど…華琳はそれを知ってたから彼女を選んだのか」

「ええ……………」

「にいさんこの後どうすればいいんや」

「ああ…この後は」

 

俺は真桜に教えながら2人の様子を見た

蓮華は不機嫌オーラ全開だな…

やはり仕事とはいえほかの娘といるのは気に食わないのだろうな

まあそこも可愛いのだが……

凪はやたらと俺の方を見ているな

俺の服装は確かに珍しいがそこまで見る必要はないと思うが

たまに目が合うと俯くし…よくわからん

 

それから数日間俺は真桜にみっちり技術を仕込んだ

その間蓮華は不機嫌になりながらも毎日付き添ってくれた

しかし夜は思いっきり甘えてくる…本当に可愛いな

凪は俺と話すときだけなぜか俯いて話してた

そんなに俺と話すのは嫌なのだろうか

そして凪と話している時蓮華から恐ろしいオーラが出るんだよな

 

真桜が技術を吸収した日

 

「あ…あの一刀さん」

「どうしたの凪」

「もしよかったら食事などどうでしょうか…蓮華さんも一緒に」

「俺はいいけど…蓮華どうする?」

「行くわよ!!」

 

なんでそんなに怒ってるんだ蓮華は…

真桜は技術を磨きたいと言ってパスした

俺たちは凪の部屋に向かった

 

「こちらが私の部屋です…どうぞ」

「お邪魔します」

「邪魔するよ」

「それじゃあ準備しますね」

「私も手伝うわ」

 

凪と蓮華は台所に向かった

俺は仕方がないので机に座って料理が出来るのを待った

台所では凪と蓮華の話声が聞こえる

 

「凪さん…私の夫に色目を使ってない?」

「い…いえ……そんなこと」

「ほんと?」

「は……はい」

「じゃあ一刀の事好き?」

「………」

「どうなの」

「…す…………すき……です」

「そっか…ちょっかい出さない?」

「はい!」

「じゃあ…一刀大好き連合に入る?」

「え…」

「実はね私以外にも一刀が大好きな子がいるの。その子と連合を組んでるの…だからどう?」

「入ります!!!!」

「わかったわ。これからよろしくね凪ちゃん」

「ハイ蓮華さん」

 

内容までは聞こえなかったが仲よくしているようだ

どうやら俺の気のせいだったようだ

その後蓮華の機嫌の良く楽しい食事となった

凪の料理は確かに美味しかった

会話も弾んだ

しかし…凪の取り皿を見るととても辛そうだった

好奇心というのは恐ろしいものだ

凪の取り皿から取って食べた料理は………死にそうになるぐらい辛かった

その光景を見た蓮華は笑うし凪は大慌てで水をくれるし…まあ楽しかったので良しとしよう

 

凪と食事をした翌日華琳に俺の教えた技術を披露することとなった

 

「真桜、一刀から教わった技術見せてもらうわ」

「りょ~かいです~。凪助成頼むな~」

「ああ…」

 

華琳のリクエストで万能包丁を作ることとなった

真桜は教えた通りに包丁を作っていた

 

「一刀…真桜の腕どう思う」

「教えて数日しかたっていない割にはいい物を作るよ」

「一刀までの腕にはまだ到底及ばないってことね」

「それは仕方がないよ。こなしてる数が違うからね。でもやり続ければもしかしたら俺以上の腕になるかもしれないな」

「そう…ありがとう」

 

そういうと華琳は真桜の動きをじっと見ていた

そして数刻後真桜は万能包丁を作り上げた

 

「握りは悪くないわね…あとは切れ味ね。凪」

「はい!」

「厨房からクズ野菜を少し持ってきて」

 

凪はそういうとチンゲン菜の切れ端を持ってきた

そして華琳はその野菜で包丁の切れ味を確認した

 

「一刀の作ったものに比べれば劣るがいいでしょう」

「と言うことは」

「同盟の件させていただくわ」

 

そして翌日同盟成功し俺たちは永安に帰った

 

「華琳様」

「なにかしら凪」

「私を一刀さん達と共に戦わせて下さい」

「なに…」

「お願いします」

「凪…私達を裏切るの」

「そんなことありません」

「じゃあなぜ…」

「それは……あの…」

「もしかして一刀の事」

「!!」

「は~仕方がない」

「じゃあ!!」

「そのかわり!!私の家臣として一刀を守りなさい」

「御意!!」

 

「は~まったく一刀は…」

 

つづく


 
このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 
37
1

コメントの閲覧と書き込みにはログインが必要です。

この作品について報告する

追加するフォルダを選択