本日は警邏が非番の北郷一刀は惰眠を貪っていた。
”な~う な~う”
一刀(おやっ?部屋の中で猫の鳴き声が・・・・・・まぁいたずらされて困るものもないしな)
眠たさにかまけて深く考えずにまた意識を手放した。
ギシッと、寝台の軋む音がしたかと思うと
”ぴちゃぴちゃ”
一刀(んん?なんだか生暖かい感触が)
”れぇろれぇろ”
一刀(ほっぺを舐められてるのかな)
脳が眠っている状態から段々と意識を取り戻す内に思考も動き出す。
一刀(こんな甘えた猫はまーた風かな)
”ちゅっちゅ”
一刀(段々と唇の方に近づいてきたな。よーしっ)
そしていよいよ正体不明の謎の物体が唇に到達した。
一刀「あむっ。ちゅぴちゅぷちゃぷぷはぁ」
???「ふぐっあふぅちゅぷちゅぴ」
そうして相手の舌を舌で捕らえ、その体を抱きしめながら体を入替えた。
一刀「悪い猫ちゃんは誰かなぁ」
と、いいつつ目を開けると
???「にゃ、にゃあ」
俺の下に居たのは・・・・・・顔の横で手を招き猫状態にしている”魏のよく出来た妹”こと”秋蘭”その人だった。
一刀「し、秋蘭さん?あんた何やってんすか?」
てっきり風が今までのフラストレーションを発散させる為に忍び込んできたのかと思っていた俺は思いっきり予想外の人物の出現によりパニくっていた。
秋蘭「うむ、まぁ話せば長いことになるのでまずは朝餉にしないか?北郷」
と、いつもの冷静な口調で話す秋蘭
一刀「あ、あぁごめん。まずは退くね」
と、抱きしめてた腕を解きながら秋蘭の上から移動した。
秋蘭「まぁ、今の重みも決して悪くないものだったがお楽しみは後にしよう」
意味ありげな言葉を言いつつ寝台から降りる。
秋蘭「着替え終わったら厨房の方へ来てくれないか北郷。そこで朝餉を用意して待ってるから」
一刀「おぅ、わかった。厨房だな」
その言葉を背中に聴きながら部屋の外で先程触れ合った唇を触って微笑む。
一刀「しかし、秋蘭が”にゃあ”だなんて・・・・・・いいじゃないか」
と、こちらも一人ニマニマしながら着替えていた。
着替え終わり一刀が厨房に向かって歩いていくと、厨房から少し懐かしい匂いと
「ふんふふん♪ふん~♪」楽しげな鼻歌が
音を立てずに厨房を覗き込むとそこにはエプロン姿の秋蘭が楽しげに調理鍋を動かしている。
余分な装飾がついていない青いエプロンだがそれをスタイリッシュと感じさせているのが着ている人間の魅力だろう
一刀「おお、美味しそうな匂いだなぁ」
少し、大げさに言いながら入ってみると
秋蘭「あぁ、ちょうどよかった今、コレが焼きあがったところだ」
と皿に載せたモノをこちらに見せる
一刀「こ、これは玉子焼きじゃないか!!」
秋蘭「これだけじゃないぞ、ほらそこの卓に並べているモノも見てくれ」
一刀「おお、魚の切り身の塩焼きに胡瓜の塩揉みしたモノ。そしてこれは・・・・・・お吸い物まで」
秋蘭「あぁ前に鍋を作った時の事を流琉に聞いて、出汁の取り方を工夫して汁物としてみたんだが」
一刀「おお、日本のいや天の国朝ご飯みたいだよ、早速頂いてもいいかな?」
秋蘭「勿論、その為に作ったのだから」
その言葉を聞きいそいそと椅子に座り卓に着く。
一刀「いっただきまーす」
言うや否やまずは湯気の出てるお吸い物を一啜り
一刀「んま~~~~~い」
そして胡瓜の塩揉みしたモノを箸で一掬い
一刀「ん~~絶妙の塩加減」
そしてご飯を一口頬張る
一刀「むぅ米粒の一つ一つが立ってて且つツヤがありそして十分な歯ごたえと甘みが」
焼きあがったばかりの玉子焼きを一切れ口に放り込むと
一刀「この玉子の中に隠れているほのかな甘みと香りは・・・・・・そうか乾した川エビを小さく刻んだものを玉子に混ぜ込んだか」
某料理漫画の口調になりながら
一刀「そしてこの焼き魚の切り身の振り塩・・・・・・正にいい塩梅だ。女将板前を呼べ」
秋蘭「女将?板前?よくわからんが美味しいなら何よりだ」
以前に垣間見せたあの笑顔でそう言ってくれた。
一刀「あぁもう美味しいなんてもんじゃないよ、しかも俺好みの味付けだし」
茶碗を一度も下ろさないままもぐもぐと食べ続ける。
秋蘭「そうか、なら食べながらでいいから少し聞きたい事があるのだがいいか?」
一刀「なんなりと」
口の中の咀嚼物を流し込もうとお吸い物を啜った。
秋蘭「昨日、レンゲ畑で凪といちゃいちゃしてたな?」
”ぶふぉっ”
-続く-
-あとがき-
ハイ、駄文製作者のshirouです。一週間近い期間おいての更新なのに続くってどういうこと?
って言われるかもしれませんが、書き出したらいろいろ思い浮かんで長くなりそうなので
とりあえず前編と言う形で更新させていただきます。(書きながら話膨らませるからダメなんでしょうねぇ)
まぁこう言いつつ次の更新では短ページになるかもしれませんがwその分はご容赦下さい。
甘々物語の中で実は大変重要な意味を持つ回になると思いますので(だからハードル上げるな)
次回更新をお待ちいただけたら幸いです。
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この作品は誤字脱字遅筆駄文製作者が妄想の元書き上げる魏ルートEND後アフターIFストーリーです。キャラ崩壊口調違和感等は生温かい視線とコメントでお願いします。