No.169923

恋姫のなにか 22

くらげさん

21の続き。程よくエロです。

2010-09-02 21:14:30 投稿 / 全10ページ    総閲覧数:11173   閲覧ユーザー数:6349

恋ねーちゃんのエンジン全開です。つまり程よいエロが含まれてます。

そういうのが苦手な方は読まれない方が懸命かと思われます。

「あっつい・・・・・・うわ、雲無いよ」

 

女の身支度は時間が掛かる。その事は一刀とて痛いほど知っている。

教えて貰ったのが彼女ではなく身内の女性陣というのが情けなくはあるが、恋は兎も角桃香や稟は何をそんなに取り繕う必要があるのかとどつきたくなるぐらいの時間を掛けてくれるのだ。

出来るだけゆったりのんびりと時間を掛けて着替えはしたのだが、やはりそこは男の子。

UVだの何だのといった小難しい事を考える必要も無く、バミューダタイプの水着を履いてしまえばそれで準備完了である。

水場の周囲にコインロッカーがあるとの事なので財布を持って来ていたので、途中にあった店でペットボトルの水を買った。炭酸を買うと凪に怒られるからである。

 

「コーラ飲みてぇ・・・・・・でも凪ねぇ怒るし、恋ねーちゃんのしゃっくり止まらなくなるし・・・・・・」

 

当然だが何の味もしない、さっき買ったばかりなのにもう温くなってきた水を飲みながら女性更衣室へと続く道を見ながらひたすら待っていた。

だがしかし男の子。どれだけ見目麗しい美女と共に来ていても、他の華にも眼が行ってしまうのは咎める事は出来ない。

以前来た時は奥に高くそびえ立つビルの限りなく上の一室から見下ろしただけのプールだが、その時も凄い人の数だった。夏真っ盛りの今日は言わずもがなの人の数である。

当然男女比が男に傾く訳も無く、カップルも目立つが男だけよりは女性だけの方が目立つ傾向にあった。

 

「ねー?ひとりー?」「一緒に遊ばない?」

 

当然それだけの人が集まれば、積極的な女性もいるだろう。

 

「えーっと・・・・・・俺っすか?」

「そーそー♪」「学生さん?お姉さんと遊ばない?」

 

何でこうタイミング悪いんだろうなぁと思いながら、生まれて初めての逆ナンに心躍らせる一刀。

 

「あー、友達と来てるんで、悪いっすけど」

「えーいいじゃん」「友達も一緒でいいからさー」

「いや、友達女なんで」

「じゃあさ、ケータイ交換しない?」「うんうん、今度は私達と一緒に来ようよ」

 

俺程度にそこまで必死にならんでも。と思いはしたが、断りを入れるのも気が引けた。

汗がダラダラ流れる額を拭いながら、どうしたものかと考える。

 

(生まれて初めての逆ナン記念って事で、教えてもいいかなぁ。今度うきっちゃん入れて遊んでもいいし)

 

財布が入っている方のポケットを探ってみたが、恋も来ている事を考慮してケータイは更衣室のロッカーだったのを思い出す。

昔から数えて何度背後から押し倒されてプールにダイブしたか分からないのだから、当然の思慮といえよう。

 

「あー・・・ケータイ今持ってないんで、すんません」

「あ、じゃあ紙持ってるから書いて渡しとくね?」「この辺り住んでるのー?」

「あ、ちょっと遠いです。お姉さん達この辺りの人なんですか?」

「うん、そだよー。っと、出来た~」「○○の辺り~。コレ私の番号ね」

 

そういって差し出された紙を、一刀が貰う前に横から手が出てヒョイととりあげる。

な?!という顔付きになった二人組みのお姉さん達だが、その紙を握りつぶした女性を見て言葉を失う。

 

「悪いんだけど、逆ナンなら余所でやってくれる?この子先約がいるの」

 

自身と比べるまでも無く圧倒的なプロポーション。それに負けないぐらいに整った顔立ち。

体中のパーツが美しさで出来てる。もう笑うしかない大差で負けた。

 

「あ・・・」「い、いこっか?」

 

そそくさと逃げ出す二人を見送ると、雪蓮は一刀を見る。恋に抱きつかれていた。

(は、速い・・・・・・)「相変わらず隙だらけなんだから」

「あーいや・・・・・・初めて逆ナンされてちょっと浮かれちゃって」

「凪さんご立腹よ?恋さんは・・・・・・」

 

一刀に覆いかぶさるようにして唇を貪る恋を、拳骨をブチかまして引っぺがす凪。

言葉も無くその二人を見守る雪蓮と月。あはは・・・と相変わらずの恋の弟への愛情表現に苦笑いの華琳。

 

「お前馬鹿か!馬鹿だろ!馬鹿!」

「凪にだけは言われたくない」

「お前はいい加減にTPOを学べ!家の中じゃないんだぞ!」

「恋は一刀好き」

 

そう言うとまた一刀に腕を回して胸に頬擦りする恋。自由人すぎてもう言葉も出ない。

 

「恋ねーちゃん、暑い」

「恋はきもちいい」

「プールに入ればもっと気持ちいいんじゃね?」

 

一刀がそう言うと、恋は一刀の手を引っ張って水の中に誘う。

が、はいそうですかと簡単に入水出来ないのが乙女の都合。色々あるんですホントに。

 

「ちょっち待ってよ~。女の子は色々準備あるんだから~」

「あー、オイルか」

 

流石は女系で育っただけはあると言うべきか、こういう時にごねない一刀は賢い。

腰を降ろせる場所まで移動すると、子供連れのお父さんお母さん達がのんびりしている隙間をすり抜けて空いたスペースを借りる。

さて誰から。と一刀は改めて御一行の姿を見ると、キョロキョロしている月に自然と眼が留まった。理由は簡単だった。

 

「あ、月さんの水着超可愛い」

(ktkr)「ほ、ホントですか?」

「え、えぇ。凪ねぇ以外は皆派手で際どいの好きなもんで、見ててハラハラするんすよ」

 

何でこんな食いつくんだろ。と思いながらも、「いやー癒されるなー」とニコニコご満悦の一刀。

 

(雪蓮ざまぁwww)「えへへ。一生懸命選んだ甲斐がありました」

(月ちょっち便所こいや)「なによー、私の水着選んだ時は鼻の下伸ばしてたくせにー」

 

しかしそれも横にスッと雪蓮が割り込むまでだった。ぶるんと揺れる、隠そうと努力をしているのかも疑わしい水着に身を包んだ雪蓮を直視出来ない一刀は頬を染めてスッと視線をずらす。

 

「い、いやアレは男なら仕方ないっつーかばっ?!」

 

雪蓮と月は、己の理想を簡単に成し遂げる恋に弟子入りしたい衝動に駆られた。

なんでこの人は公衆の面前でこうも簡単に弟を押し倒せるのだろうか。

 

「恋ねーちゃん、暴れないって約束」「・・・オイル」

「はいはい。ちゃんと塗るから」

 

えーっと。とウエストポーチ然とした鞄をゴソゴソと漁り、サンオイルの入った瓶を華琳にほいっと投げて渡す一刀。

 

「あわわ、と、と!あっぶないなぁ!」

「今日はちゃんと取れたじゃん。んじゃ恋ねーちゃん」

 

恋の体勢を説明すると、グラビアとかで良く見る「かも~ん」な体勢だった。

右肘で身体を支え、首を少し掲げて上目遣いで一刀を見つめる。

無理矢理身体を支えているからか、胸と胸の間の圧迫率が凄い事になっていた。擬音で表すならむにょ~~~ん。

パレオから左足を大胆に出し、真っ赤な舌を少し覗かせると唇を軽く舐め、左手を一刀に差し出して―――

 

「きて?」

一刀はその誘いに、頭を引っ掴んで無理矢理うつ伏せにさせる事で応えた。なんだこいつのスルースキル。

 

「いくら恋ねーちゃんでも、気ぃ抜いてると危ないよ?」

「へーき」

 

スルーされても一刀に構われていればそれでいい。有る意味安上がりなタイプの恋だった。

羨望の視線を送る雪蓮と月。ぶん殴ろうとする凪を何とか押し留める華琳を余所に、恋の行動は何時も通りエスカレートする。

いつもならまとめ役の霞がいるのだが、今回はいないのでフリーダムに拍車がかかる恋。

 

「はい、塗れたよ」「前も」

「凪ねぇにやってもらいな。って、凪ねぇまたその水着なの?」

「う、うん・・・ごめん・・・」

「いや、別に怒っちゃいないけどさ・・・・・・」

 

何と言ったらいいのやら・・・と額をポリポリ掻いて悩む一刀。

弟フィルターを外して見ても、他の姉達に負けず劣らずの美人さんなんだし、お洒落したらいいのになぁと思わずにはいられない。

何で後ろから華琳に羽交い絞めされているのかは分からないが。

 

「俺バイト代入ったし、折角だから水着選ばない?」「い、いい!これで平気!」

「いやでも・・・恋ねーちゃん、耳噛まないの」

 

ずーりずーりと胸を押し付けてオイル塗りの続きをせがむ恋の背中を撫でて落ち着かせ、周囲の人を見渡す一刀。

一刀目線で考えれば、多種多様な水着に身を包んだ人々の中でも少数派なスクール水着でいる凪を見ているのだろうと思った。

実際は恋と一刀の絡みを見ている者が大半なのだが、一刀的には恋のコレは何時もの事なのでそんな考えは浮かんでこない。

 

「その水着大分昔のヤツだろ?」

「そ、そうだけど・・・」

「いい加減別のにした方が良いと思うよ?直ぐ其処で売ってたし、一緒に買いに行こうよ」

「で、でも・・・」

 

むーん。と口を曲げてどう言い包めた物かと悩む一刀。

何でこんなにその水着に拘るのかさっぱり分からないが、まさか幼き日の自分が褒めたからだとは思いもしない一刀。一回市ね。

 

(桃香姉さん居たら上手い事言い包めてくれるのになぁ)

 

実際問題桃香がもし此処にいたら今頃カオスの坩堝だろう。出禁上等で暴れるのは如何なものなのか。

 

「あ、良いこと思いついた」

 

そう言って可愛く手を上げたのは雪蓮だった。

 

「どうしたんすか?」

「まぁまぁ。お姉さんに任せなさい♪」

 

そう言うと、雪蓮は凪に何やらコソコソと耳打ちする。

凪の頬がボヒュン!と真っ赤に染まり、チラチラと一刀の顔を見ては俯く。

 

「あ、あの・・・・・・お願い、してもいいかな?」

「へ? い、いや、そりゃ良いけど・・・」

「じゃ、じゃあ、あの、着替えて、財布取ってくるから待ってて!」

 

そう言うと、ビーチサイドということもあってか早歩きで来た道を戻る凪。

急にどうしたと思わずには入られない一刀だったが、凪との距離を詰められるかもという期待に嬉しそうである。

「あの、ありがとうございます、先輩」

「感謝したかな~?ん~?」

「滅茶苦茶。ホント、ありがとうございます」

「うん♪ あ、恋さんも連れて行ってあげてね?」

「雪蓮良い子」

 

ずい!と詰め寄って、また先ほどの様に頭を押さえつけて撫でる真似をする恋。心なしか眼がキラキラしだした。

雪蓮としては恋の面倒を見切る自信が無い事による下心だったのだが、これは嬉しい誤算だった。

月としても負けてはいられないのだが、完全にトスをあげるタイミングを失ってしまった。

 

「その代わりって言うとアレだけど・・・お願いあるんだけど、良い?」

「俺に出来るんなら」

 

その言葉に内心ニヤリとしながら、手に持ったオイルを振ってニッコリする雪蓮。

やべぇ。と思いはしたが、今更後にも引けない一刀はチラリと恋を見るのだが、意外な事にGOサインを出した。

 

「雪蓮良い子」

「雪蓮先輩気にいったんだね・・・」

「月は・・・・・・」「あれ、何でアタシ捕まえられたんですか」

 

身体ごと頭を揺らし、月の審議をしている恋と、そんな恋に首根っこを何故か掴まれた準備運動中の華琳。何もしてないのに・・・

 

「えーっと・・・時間掛かりそうだし、お願いね?」

「・・・・・・頑張ります」

 

一刀の返事を聞くと、雪蓮は一刀の直ぐ傍に寝そべった。

御一行の中で一番巨乳なだけあって、むにぃぃぃぃっと押しつぶされて出て来た横乳をなるべく見ないようにして、雪蓮に渡されたオイルを開ける一刀。

 

「し、しつれーしまーす・・・」

「やっ♪」

「す、すんません!」

「ううん、ちょっとくすぐったかっただけ。気にしないで」

 

そう言うのなら、妙にそそられる声を出さないで戴きたい。当然言える訳もないので心中で呟くだけに留まったのだが。

 

(落ち着け。今まで何人の背中にオイルを塗ってきた?姉ちゃん達はイザ知らず、秋蘭にも春蘭にも塗った事あるだろ。

・・・超スベスベです、本当にありがとうございました)

 

雪蓮の選んだ水着は面積が少ない事も手伝って、隅々まで塗る事が非常に困難だった。

 

「先輩、これぐらいで・・・」

「えー?」

 

これ以上はマジでヤバイ。と一刀は終了を申し出たのだが、つくづく雪蓮が絡むとタイミングが悪くなる。

動いた拍子に、正座していた膝に胸が当たる。

雪蓮としても予期せぬタイミングでの密着だったため、思わず顔を赤く染めて起き上がって胸を押さえる。

 

「ご、ごめん!」

「俺の方こそ本当にありがとうございました!」

 

そういって公衆の面前でDOGE-ZAを決める一刀。この感触だけでこれから先も戦っていける。

「気持ちいいですかー?」

「極楽でーす♪」

 

月の審議は無事にOKサインが出た。決め手は選んだ水着の露出の少なさだろう。

どう頑張っても少し出た背中の上の部分だけまでというのが勝利のポイント。

雪蓮の様な嬉し恥ずかしなイベントが起こる事も無く、スッと終わってもまだ凪は帰って来なかった。

時間まだある!との華琳の必死の主張で華琳も現在オイルを塗って貰っている所だった。

 

「ねぇ一刀くん。凪さんの水着選んだ後何処で集合する?」

「つーか荷物どうするんすか?」

「おにーさーん?塗り残しとか勘弁してよー?」

「心配すんな、誰も気にしやしねぇよ」

「あーひっどーい!」

 

華琳は何時もの様にじゃれ付こうとしたのだが、起き上がった瞬間恋に首を持たれてぷらーんと宙に浮いてしまった。

 

「探す」

「えーっと・・・非常に恥ずかしいんで降ろしていただけませんか?」

「行け」

「何処に?!あの世とか言わないですよね?!」

 

華琳本人は本気でビビっているのだが、元々あっけらかんとしているに加えて恋が本気なのかどうなのか分からない口調なのも手伝って一刀からはじゃれあっているんだという認識を持たれてしまった。華琳逃げて!!

 

「あ、そっか。ロッカーに入れちゃえばいいけど、一刀くん達は財布入れないといけないわね」

「それなら、少し泳いで帰ってくれば良いんじゃないですか?その後皆で改めて行けば良いと思います」

「でもそれだと月さん達大変じゃないっすか?」

「大勢の方が楽しいですから♪」

「月に賛成ね。折角一刀くんのお姉さんと仲良く出来るチャンスなんだし―――華琳は早速可愛がられてるわねー」

「わー、ほんとですねー」

 

月と雪蓮の視線の先には、アスファルト擦れ擦れで顔を揺らされている華琳の姿があった。

恋本人はあっちこっちをキョロキョロしているので、完全に無意識の行為なのだろうが。

 

「そういえば、何で華琳は恋さん達の事知ってたのかしら?」

「是非お聞かせ願いたいです」

「へ? 俺の実家に遊びに行きたいって駄々捏ねるもんで」

「へー。なんでお姉さんも誘ってくれなかったのかしら?」

「黙ってた華琳ちゃんも華琳ちゃんです・・・」

「いや、誘おうとしたんですけど、冥琳先輩が『二人は用事あるからやめとけ』って」

(冥琳泣かす。絶対泣かす)「へ?冥琳も行ったの?」

「え、えぇ。明命はなんか講習があるとかで来れなかったんすけど」

(頭から酒樽に突っ込んでやりましょうかあの雌狐)「ズルイです・・・」

「お、おまたせ!」

 

ウチに来たって田舎だから何も無いのに。と思いながら、さてどうやって場を取り繕うかを考えようとした時、凪がパーカーを着込んで帰ってきた。

「凪ねぇ凪ねぇ。こんなのは?」

「え・・・か、可愛いけど、私には似合わないんじゃ」

「ぷーくすくす」

「・・・恋、表へ出ろ」

「こら恋ねーちゃん。邪魔するんならどっか行って。俺今久々に魂燃やしてんの」

「凪にはコレが似合う」

 

三人仲良く一刀を挟んでお手手を繋ぎ、やってきたのは少し離れた建物内の水着売り場。

超豪華施設目白押し。との謳い文句を見た時は風呂敷広げたなぁとか思った一刀だったが、いざ着いてみれば此処何処のデパートですか状態だった。

非常に広い店内に所狭しと飾られた水着たち。

どうやら貸し水着もやっているらしく、凪はそれでいいよと言ったのだが、一刀は頑なに買うと言い張った。

恋としてはどっちでも良いのだが、一刀の機嫌を損ねる心算は毛頭無かったので投げやり気味にだが凪の水着を選んでいた。

 

「・・・お前は私を幾つだと思っているんだ」

「露出少ないのコレしかない」

「いや流石におばちゃん過ぎるだろ」

 

恋が選んだのは、海女さんとかが来ているような太股ぐらいまで面積のある水着だった。

色も非常に地味な紺色で、コレを着れば悪い意味で視線を独り占めできるだろう。

 

「凪ねぇには絶対可愛い系が似合うって」

「そ、そんなことない」

「同感」

 

対する一刀が選ぶのは、月が着ているような明るい色のワンピースタイプだった。

凪としては弟の選んでくれる物に不服などないのだが、色んな所がヒラヒラしている水着が自分に似合うとも思えない。

 

「えー。でも凪ねぇに選ばせるとホントふつーのしか選ばないじゃん」

「私はそれでいいよ・・・」

「ダメだってー。ねー、これは?」

「セ、セパレートとか絶対無理!」

 

両手を顔の前でブンブン振って、必死に拒否する凪。

 

「一刀」

「何恋ねーちゃん。俺今忙し・・・・・・来た。来てしまった。恋ねーちゃんナイス」

「♪」

「・・・・・・か、一刀?」

「これ着て。着てくんないならもう凪ねぇと一生口聞かない」

「ま、待って! こ、こんなの恥ずかしいよ!」

 

恋がヒラヒラと遊んでいるのは、ピンク地に白いフリフリのついたセパレートの水着。

 

「下なんて完全に下着じゃないか!」

「水着だ。此処に置いてある物は全て水着だ。何の問題もない!」

「恋!お前な!」

「凪、さっさと選ぶ」

 

長い付き合いである。恋の言葉足らずな発言の真の意味など直ぐに分かる。

恥を忍んでこの、恋の下着と変わらない装飾の水着を着るか。

断固拒否して、本当に一刀と一生会話しない人生を送るか。

 

「ま、まださっき一刀が出したヤツの方がいい・・・」

「ダメ。コレを着なさい。なぜならコレはデザイナーが凪ねぇの為に考えた水着だからです」

「一刀、恋役に立った?」

「恋ねーちゃん大好き」

「♪」

 

一刀の胸にヒョイと飛び込むと、一刀もそれを抱き締めて応える。

 

「お金払っとくから」

 

そう言うと一刀は財布を出して、決して安くはない金額を取り出すと店員さんに言付ける。

表で待ってると言い残し、一刀は恋をオンブして本当に出ていってしまった。

が、恋が忘れ物でもしたのかトテテテと帰ってきた。

 

「今日一日悩んでていい。恋、一刀独り占めできる」

 

そう告げると、恋はスキップしそうなほど軽やかに再度店外へ出て行った。

 

「あ、あの・・・お客様・・・大丈夫ですか?」

「・・・・・・どうということもなく」

 

眼に焔が宿っていた。後に店員は、水着を変える為に試着室へと消えた凪の眼を、そう語って表したらしい。だからなんだという話だが。

一方その頃。

 

「あー怖かった・・・ありがとねー、助かった」

「いえいえ。どういたしまして~♪」

「ところで華琳。アンタ、一刀の実家に行ったらしいじゃない、冥琳と一緒に」

「ゑ」

「裏は取ってあるんです。何故華琳ちゃんが私達を誘ってくれなかったのかはまだ聞いていませんけど?」

「ち、違くて!それはアタシホント無関係!だって冥琳に連絡したら『二人には私から連絡する』って!!」

「ふーん。へーぇ」

「お願い信じて!!ごめんなさい!!」

「やだなぁ華琳ちゃん♪」「謝るような事しでかしたのかしら?」

 

雪蓮に肩を組まれ、月に先導されて華琳は歩き出した。

 

「はーい、こっちですよ~♪キリキリ歩いてくださいね~♪」

「ど、何処行くのかなぁ~?あんまり一刀達と離れるの良くないんじゃないかなぁ~?」

「平気よ、合流場所は決めてあるから」

「お願いだから許して!!」

「許すか許さないか」「私達の心を読んでみればいいじゃねーですか」

 

華琳の目前には、飛び込み台を上がる階段が迫っていた。

 

「・・・・・・一思いに全力の一回でお願いします」

「「No!No!No!No!No!No!No!No!」」

 

中段を越えた。

 

「も、もしかして小刻みに連続ですかぁ~~~~?」

「「No!No!No!No!No!No!No!No!」」

 

上段も越えた。残るは、30Mの最上段。

 

「も、もしかしてコレを連続ですか?!」

「「Yes!Yes!Yes!Yes!Yes!Yes!Oh!MyGod!!」」

「め~りんのばか~~~~!!」

 

華琳逃げて!!全く悪くないけど全力で逃げて!!

反省。入水はしたということで。着水かもしれませんががが。

 

華琳ごめんね、でも便利な君がいけないんだ。

最後のオチは雪蓮&月のコンビが定着してからずっとやりたかったネタです。

二番煎じのネタですが、凪の水着は萌将伝のアレでお願いします。改めてみると完全に下着ですよねあのデザイン、萌える。

なんか恋ねーちゃんが悪女になっていってる気がします。悪女ポジションは桃香様の物なのに・・・

 

次回で完結するのか、果たしてどうなったら完結なのか全くわかりませんが、完結したら華琳と冥琳のウキウキ一刀家訪問ツアー書きたいです。いい加減麗羽様も出してあげたいんですけどね。

 

一刀側の文化祭編もちびちびと書いております。まだ前半部分なのに凄まじいカオスです。意味が全くわかりません。

あと半挿し伝ですが、こちらも同様にチビチビと書いていってます。

 

次回は半挿し伝も一緒に投稿出来るかと思います。(もし居られたら)お待ちの方はもう暫しお待ちを。

お礼返信(なにか 21

 

Ocean様  普段一緒にゴロゴロしてますから、チャンスはたっぷりとありますよ。

     実は二人きりじゃなかった実家訪問。さて、どうしてくれよう。困った。

 

風の旅人様  君はこの先生きのこることができるか!?

       今回もエロ担当の恋ねーちゃんでした。

 

宗茂様    華麗なフォローと持ち上げに定評のある一刀でした。死ねばいいのに(*´・ω・)(・ω・`*)ネー

 

風籟様   いやっふぅ~~~~う!!超褒めてもらえたぜぇ!

 

リッチー様  カップル然とした空気は許さない(キリッ な姉'sです。

 

zero様   ぶっちゃけると、ヒロイン達は誰かしらの姉に気に入られ、嫌われる方式です。

      華琳は霞と凪に気に入られ、他には受け入れられていないパターン。雪蓮は恋のお気に入りです。

 

アンタレス様  危うく通訳呼びそうになった俺チュンリー。

 

樹影様   コーヒー返せ!www吹いちまったじゃねーか!www

 

KATANA様   お蔭様で絶賛妄想中でございます。しばしお待ちを。

 

jackry様   周姉妹は大オチ担当なので、早くて出番は次回です。

       あと華琳ほんと逃げて!!主犯俺だけど逃げて!!

 

裕様     ソノ発想ハ無カッタワー

 

2828様    漸く華琳逃げて!!タグが付けれます。

       華琳イジメが一番楽しく書けた私はドSだと思います。

 

asf様    月ちゃんがイマイチ輝けません。やっぱ風ちゃんが必要ですね。

 

ディープ様  ゆ~び切った!  個人的に良く出来たんじゃないかなぁと思ってますあの降り。

 

320i様   天国の先は極楽でした。危うくR指定かかりそうになりました。自重したい。

 

sai様    雪蓮と月は空気読める子です。華琳は素直が一番。

 

poyy様    そんなの書いてる本人が一番望んでますよ!!

 

よーぜふ様  恋ねーちゃんが(人として)落ち着く事は、きっと此処では来ない。何故かそんな気がするんだ・・・

 

ムー部長様  次回は雪蓮と月にライトを当てたいと思います。ホントまじで。

 

ちきゅさん様  プールでスク水見ると眼が泳ぎますね。穢れてんな、俺って本気で思いました。

 

よしお。様   ここの恋ねーちゃんはエロ可愛い仕様になってます。エロだけじゃないと思いたい。

 

悠なるかな様  何も考えずにヒョイヒョイ出してきたので、絶賛弾切れ中です。

        コラボとか面白そうですね。10:0で悠なるかなさんが書いて終わりだとのお告げが着ましたけどww

 

ロンギヌス様  様式美って美しい言葉ですよね。そんな上等な物じゃないですけど。

 

りばーす様   それが華琳の生きる道。まぁ普段良い思いしてますしねぇ・・・

 

happy envrem様  悪い子は二人居たんだよ!! な、なんだ(ry

         華琳だけなら何とか収集もつきそうだったんですが、何故か冥琳さんも引っ付いてきました。だからいい加減学べ俺。

 

KU-様     すいません。なるべく自重はしたつもりです。御気に障ったら申し訳ないです。

 

はりまえ様   ついついポロッと本音が出ちゃったんです。ほんと、悪気は無かったんです。きっと。

 

tyoromoko様  恋姫†無双版のDILMとか出ないですかね。めんどくさいので多分100%やりませんけど。

 

samidare様  恋ねーちゃんがはっちゃけました。何時も通りですね、わかります。

 

SeeeeD様   全く、どのキャラ出して欲しいんだい?(笑

 

叢 剣様    意外に人気のあった周姉妹。出番無いのに何故だろうと首を傾げた俺は死ねばいいと思いました。

 

t-chan様    華琳は強い子頑張る子!!

 

ペンタゴン様   ほんとねー、気付いたら一週間経ってて、まだ一行も書いてないとかねー・・・

 

武中様     あれ、まだあのパッチ手に入れてないんすか?   いや、ちょっとした冗談ですよ?

 

mighty様    『なにかパッチ』ですが、現在配布終了しています。

        次回配布は未定ですが、手に入れたい場合はまず最初に小宇宙を感じ取れる様になってください。

 

いつも沢山のコメントありがとうございます。

本当に感謝するばかりです。


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