No.151110

真恋姫無双 蓮華と小蓮の北郷家についてのお勉強講座

Thyleさん

今回は北郷家についてのお勉強編です。
時間ができましたので、即書ける本編を書きました。
これで、貴方も人生に役に立たない知識が広がります。
北郷一刀の牙門旗に使われる家紋と剣術についてです。

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2010-06-16 22:12:31 投稿 / 全3ページ    総閲覧数:4891   閲覧ユーザー数:4643

<真恋姫無双 

小蓮と蓮華の北郷家の謎についてのお勉強>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           <はじめに>

 

              今回は、謎の一族 北郷家ついての話です。

 

 

 

 

               

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一刀「はっはは、俺様の軍門の旗ができたぞ」

蓮華「何を騒いでいると思えばたかが旗ごときで……」

一刀「ナニを言う!蓮華、旗は男のロマンなんだぞ。そうあの女体の双丘の先端に……」

蓮華「ワァー!ワァー!カズト何言っているの(怒)」

 

小蓮「けど一刀の牙門旗は何で『北』ではなく『十』なの」

一刀「ああ、この緑地に黒字で『十』が書かれている理由か。

   説明しよう!!

   そもそも北郷家の家系を言えば始祖は

   薩摩藩 島津家の子息からの分家がもとであるのだ!

   その為、北郷家では薩摩島津家の家紋『轡』をもじって

   『丸に十の字』が北郷家の家紋となっている。

 

   

       

  

 

 

 

    まあ、家紋一覧の名称だが薩摩では『宗家十字紋』と呼ばれいるんだ」

 

 

小蓮「何か微妙にデッサンがちがっているの?」

一刀「十字紋はもっとも古い紋のひとつで、歴史的にも名高く、

   鎌倉時代は清和源氏の小笠原・逸見・田沢・志村の諸氏も用いたが、

   島津氏に遠慮して廃止したんだ。そして島津家は宗家以外は十字の

   原形を少しずつ変えて用いるようにしている。

   言わば原型に近いほどエライわけだ」

 

蓮華「そもそもなんで『十字』になんか意味があるの?」

一刀「このデッサン自体色々な謎があり諸説あるんだ

   

   一つは二匹の龍を組合せたものであるという説がある。

    からみあって昇天する様を表しているとされているんだ。

   二つは、二本の箸を交叉して出陣戦勝の呪いにしたのが始まりだという説がある。

   三つは、キリスト教の十字架の印とする説。

   四つは、「十字を切る」という形の呪符からきたとする説。

    これに似たもので忍者が九字を切ったり、民間で安倍清明判や籠目などを魔除けに

    用いたドーマンセーマンなども同じような呪符だという。

   五つは、島津家家紋の轡紋から転じたとする説。

   とまあ色々あるけど、定説とされているのは四の説なんだ。

   まあロマンある説ならキリスト説だけどキリスト布教前から、

   島津氏は十字紋を用いていたので十字架説はないんだけどね」

 

 

小蓮「コッチ(中国)での『牙門旗』では、旗ざおの先を象牙で飾り、猛獣が牙(きば)

   で身を守る形としたところから天子または大将軍のいる所に立てる旗としての意味

   があったそうよ。

   それから後年になると一軍の大将のいる場所を定める大将旗

   (これを牙纛(がとう)という)としての役割になって各将の旗印になっていった

   そうなんだって」

 

蓮華「牙門旗を持つ意味はその時代によって意味が異なっていたけど大体一軍の将として

   王や大将軍等が虎符(命令が正しいか割符の役目をするもの)と印章、牙門旗を与える

   ことにより、その者を一軍を率いる将軍に任じたことを示すものでもあったと

   されているの」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小蓮「一刀のおじいちゃんでは設定では剣道の先生(メーン、ドー)をしているんでしょ?」

一刀「設定では一応そうだよ。

   薩摩は剣術のメッカで実戦剣術が多数あり、一撃必殺をモットーとする示現流から

   そこから派生された薬丸流等の実戦剣術が盛んなんだ。

   よく他のSS小説作家様が木刀で岩を斬るという話が好まれているけど

   実際もコレに近いんだ」

 

蓮華「実際もコレに近いって殆ど空想のような感じじゃない」

一刀「うんにゃ、

   示現流は一の太刀で鉄兜を叩き割ったり、昔は一本の大木をそのまま加工しただけの

   碁盤を碁盤斬りという技があったそうなんだ。

   そして、示現流の戦闘力をより高めた薬丸流では太平洋戦争の時代では陸軍士官正式

   教練科目と採用され、敵兵をライフル銃ごとヘルメットと共に叩ききった師範代がい

   たそうだ。そして陸軍ではその奥義が本格的に研究されたんだ。

   しかし、その秘伝の数々は戦火で燃えて失われたとされている」

 

蓮華「ということは

   一刀のおじい様はそのような人間離れした奥義・秘伝ができるというのは……」

一刀「あながち出来なくなくもないかもしれない。

   何せ現実の実戦剣術だから他と一線を引いた修業が多々あるから」

小蓮「(イヤそーな顔)ナニその一線を引いた修業って」

一刀「薬丸自顕流(やくまるじげん)では、幕末前までは『肉を切る感覚を養う』と言って

   罪人を試し切りして精神修養をして、太平洋戦争末までは犬・ネコを切り

   殺していたそうなんだ。もっとも現代ではそんなことはしていないけどね」

 

蓮華「まさに民明書房にでてくるような剣術ね」

一刀「あとこの剣術で面白い逸話では、

   気合を入れるために『猿叫』と呼ばれる独特の掛け声があるんだ。

   その為、東京の高級住宅街に道場があったんだけど、近隣住民から夜な夜な奇声

   が聞こえると警察に通報され、やむなく道場を移転するはめになったんだ(笑)」

 

小蓮「夜な夜な怪しげな奇声か聞こえるのもねえ~ねーオネーサマ」

蓮華「(真っ赤)」

 

 

 

 

 


 
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