No.137397

真・恋姫無双外史をかける一刀 16話

久しぶりの「外史をかける一刀」を投稿します。
この第一章が終わるまでは早く投稿出来ますので「璃々編アフター」共に楽しんでください。

2010-04-19 19:31:06 投稿 / 全4ページ    総閲覧数:6644   閲覧ユーザー数:5402

刺客に囲まれた事に気付いた一刀達は戦闘態勢を取った。

「・・・黒曜、何人ぐらいいるか分かるか?」

「30人ぐらいでしょうか。まだ気配察知の精度が低いので正確には分かりませんが恐らく私達の3倍はいると思ってよいかと」

「了解。皆聞いたとおりだ。相手は約30人、兵の皆は蘇飛殿と黄射殿の護衛を。黒曜・思春・冥琳。俺達四人で刺客を倒すよ。特に冥琳と思春。二人はこれが初陣になる。恐怖を感じたりもするだろうが俺との訓練を思い出せ。君達なら大丈夫だ。だから生き残る事だけを考えろ。無理に倒そうとしなくてもいい。俺や黒曜がいることを忘れるな」

「「分かりました」」

「よし。そろそろ来るぞ。気を引き締めてかかれ!!」

一刀の言葉と同時に刺客たちが仕掛けてきた。

 

「師匠との特訓を思い出す。・・・心を静めて敵を撃つ事だけを考える。・・・!!来た。くらえ「二連大地斬」はぁ!!」

思春は手にしている二振りの短剣を大上段に構え、無駄のない動きで持っている力を効率よく叩き込むように強力な斬撃を敵に叩き込む。一刀に教わった技を襲い掛かってくる敵目掛けて放った。すると敵は一瞬の内に絶命した。

「よし、やった」

「気を抜いたらだめです思春!!「海鳴閃」」

冥琳が思春に注意しながら思春の背後から襲い掛かろうとしていた敵に目掛けて槍をやや短めに持ち、一気に振り下ろし発生した衝撃波で敵を切り裂いた。

「!?すっすみません、冥琳様」

「謝ってる暇はありませんよ。まだ子供の私達は格好の的です。先生の言葉を思い出しなさい。背中は任せます。かならず生き残りますよ」

「分かりました」

冥琳の言葉を聞いて思春は冥琳と背中合わせに立ち、二人で敵を迎えうけようとした。

「どうやら二人の方は大丈夫なようだね。なら、二人の負担を減らしてあげないとね。悪いけど一気にいかせて貰うよ」

そう言った一刀は襲い掛かってくる敵達の隣を一瞬で通り過ぎた。

その瞬間に襲い掛かってきた敵達は一斉に倒れた。

「さすが文台さんが紹介してくれた刀匠だね。俺が説明しただけの作った事も無い武器を見事に作り上げてくれたよ」

そう言った一刀が持っている武器はいつも使っている十字戟ではなく、三角形の形をしその三辺それぞれに刃が付いた二振りの武器を両手に持っていた。

 

「さすが一刀様ですね。私も負けてられません。行け、「風闇音流」(ふあんねる)」

一刀の動きを見ていた黒曜は自分もと奮起し、体中に装備していた剣を気で操作して敵目掛けてはなった。

 

「ばっばかな。話とは違う。これほどの実力者がいるとは聞いてないぞ。30人いた仲間が一瞬でやられただと!?」

「どうやら君で最後のようだね。これでさよならだ」

一刀の一撃で全ての刺客が倒された。

「皆、大丈夫か?まだ、後何回か刺客が来るかもしれない。気を引き締めていくぞ」

刺客を倒した一刀達は戦闘態勢を取りながら自分達の陣に向かった。

 

一刀の予想通りにそれからも3回ほど刺客に襲われたが無事に撃退して自陣まで帰還した。

その頃、孫堅の陣では到着した本隊を迎え入れ今後の方針を決めるための軍議が行われていた。

「・・・今決められるのはここまでか。後は北郷殿達が戻ってくるのを待つか」

孫堅がそう言って軍議を終えようとすると一人の兵が入ってきた。

「軍議中失礼します。北郷様達がご帰還されました。途中刺客に襲われたらしく皆疲労されてましたが全員無事との事です」

「分かった。報告ご苦労。後から此方から訪ねるから体を休めるよう伝えてくれ。それと客人がご一緒だ。客人用の天幕も用意しろ」

「了解しました。失礼します」

そういって兵は出て行った。

「・・・そうか。戦闘があったのか。すると思春は・・・」

「恐らく刺客を手に掛けただろうな。同じく冥琳もな。・・・怖いか?蓮華?」

「いえ、思春も将である以上必ず通る道です。もちろん私も。ただ思春自身はどう思っているのでしょうか?」

そういう蓮華の顔はくもっていた。

「大丈夫よ蓮華。思春も冥琳もああ見えて強い子だから。それに二人には一刀がついてるでしょう。だから大丈夫よ。だから蓮華もいつも通りに接してあげなさい。きっと一刀も二人にそういってると思うわ」

「その通りだ蓮華。二人を信じてあげろ。それが信頼するという事だ」

二人の言葉に蓮華は頷き、いつもの笑顔を浮かべた。

 

暫くすると孫堅達は、一刀達が集まっている天幕を訪ねてきた。

「大役ご苦労北郷殿。さっそくだが」

「ええ、こちらです」

そういうと一刀の隣にいた冥琳が蘇飛から受け取った見取り図を広げた。

あとがき

 

皆様、お持たせ致しました。「外史をかける一刀」の投稿を再開します。

少し短い気もしますが限がいいのでここまでとしました。

 

まず、思春と冥琳が使っていた技は有名なRPGから生まれた漫画のオリジナル技です。

何気に思春がすごい気がしますが技が使えるようになれば応用できるだろうという事で。

 

次に一刀と黒曜ですが、今回一刀が使った武器は「真三国無双マルチレイド2」の新キャラ「穆王(ぼくおう)」が使っている「三爪圏(さんそうけん)」という武器です。

今、はまっているので一刀の副装備として持たせてみました(かっこいいですよ穆王は)

黒曜の技ですがまんまですね(笑)

ちなみにですが操作している剣は全部で10本です(元ネタが10基装備なので)

これに合わせて細剣を扱って戦います。

 

次回の最後に敵側のオリキャラ達がでてきますので楽しみにしていてください。


 
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