No.1195721

鮫人は歯が命

新人さん

旧石器時代の刃物は、「葉」の形をしているので、刃の起源は葉だという説を見た。興味深いがきちんとした根拠はないようだ。けれども大葉や桜の葉のように、葉のふちに並んだ のこぎりの歯のような鋭い突起は【鋸歯(きょし)】というから、歯とは鋸(のこぎり)のように刃が多数並んでいることを表しているのかも知れない。つまり、葉が刃となり歯となったとも考えられる。 11/8は「いいはの日」だから「は」のことを考えてしまう。 世界でもっとも歯の多い生物はカタツムリと言われている。歯舌(しぜつ)というとても小さな歯がびっしりと並び、ヤスリのように物を削り取って食べるそうだ。 世界一大きな歯の持ち主は、陸上だとアフリカ象である。象の牙は門歯(もんし)で3m、100kg以上になるらしい。しかし門歯以外の歯は4本しかなく、その歯で固い草や木の枝を食べているそうだから虫歯になったら大変だ。甘い菓子などは象に与えないようにしよう。 海で巨大なのは鯨だが、その仲間である北極海に生息するイッカクの雄は3メートルの角がある。その角は1本だけ伸びた”前歯”だそうだ。イッカクは超出っ歯な鯨だったのだ。はははははっ。 葉=刃=歯を一番イメージしやすいのは鮫の歯かも知れない。サメの歯は、人のように骨の中にうまっているのではなく、骨のうえに乗っているだけだという。ナイフが並んだような歯の下には すでに次の歯が用意されていて、次から次へセットされていくそうだ。サメの種類にもよるが一週間以内に生え変わり、一生のうちに数千~6万も生えてくるらしい。生え変わりが早いということは 歯が弱いのかと思いきや、サメの歯はあらゆる生物で最も硬いというから凄まじい。 2014年にサメの歯の原子構造の可視化に成功し、フッ素が歯を強くする原理を解明した 東北大・東大・東京医科歯科大の共同研究によると、【サメの歯のカルシウム原子が形成する六角形の中心にフッ素原子が存在することで強固な化学結合を形成している。強度を強固にしているだけでなく、脱灰を阻止し、虫歯を予防している。この構造はエネルギー的にも非常に低く、安定した構造である。歯に一番負担のかかる表面に自己形成されるという発見は、「フッ素原子が自ら意志を持っているかのように移動して、結晶構造内に入り込む現象」で、自然の神秘を再認識させれる結果である。】と発表している。1995年に「芸能人は歯が命」というキャッチコピーがあったけど、鮫は芸能人よりも歯が命らしい。 鮫の歯は生え替わり続けるので数が多く、硬いため化石として残りやすいという。骨や歯は酸性土壌の浅いところに埋まっていると コラーゲンがカビや細菌で分解され、酸によってリン酸カルシウムが溶け出し消失する。骨を保存するなら アルカリ性のカルシウムが多い深い土中や、乾燥地帯に埋めると何千年でも溶けずに化石となり残るそうだ。地表に転がっているとカルシウム源としてさまざまな動物がかじり なくなり 最後まで残るのは歯のエナメル質だという。だから哺乳類の化石で最も多く残っているのは歯の化石らしい。 自然はそうかも知れないが、不摂生をしている人間は歯が抜けてしまうから、何も残らないのだった・・・ 自堕落な人は溶けて無くなるぅ。

2026-11-08 14:00:13 投稿 / 978×734ピクセル

 
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