No.1194476

【黒メイドと白姉(しろシスター)、溟(めい)と夕闇について】第二話:白シスターになった頃(改)

eye-elさん

再投稿 初投稿から一~三は変更があったので、(改)とした

2026-10-12 10:31:44 投稿 / 全2ページ    総閲覧数:27   閲覧ユーザー数:27

「いつも、ああ、なんですか?」

 

 私は別の闇シスターに会う事があった。

 ちょっと話して白シスターと比べて普通そうだったので、たずねてみた。

 

「そうよ?」

 

「知っています?いつからああなのかは?…ええと、闇シスターはアンチクリストなんでしたっけ。アンチクリストAさん、分かりますか?」

 

「暗闇よ」

 

「暗闇さん、どうでしょうか?」

 

 暗闇と言う闇シスターが語り始める。

 

「溟ちゃん、彼女は教団に入って来てから、知り合って、最初の方はまともだったのよ、ただ、彼女は”視える”と言い出して、ね…」

 

「”視える”って言うのは霊かなにかですか?」

 

「ああ…これは常識ではなかったわね…」と言って、暗闇が補足する。

「霊って言うのは二種類あってね、キリスト教系の病気系のものと、私達反キリスト教系の理知のものと、二つあるのね」

 

「……つまり、知的とか理的?な何かが見える、と?」

 

「まあ、ありていに言えば、彼女は心が読めるのね…『思考は”読本”化する』…彼女が好意的な場合はほほえましく笑う事、嫌悪的な場合は貫くように人を凝視する事なのね」

 

「そう言えば、”フフッ”とか”ホホッ”とか笑っていたような……」

 

「きっとそれはあなたが無害な事を思っていたから、好意的だったのね」

 

「………」

 

 確かに、あの時は「ちょっとなんか好き…かも…」とか思っていたかも。

 

「まあ、彼女は何か悪意があって読んでいるわけではなくて、あなたが奥深そうだから、気になった程度だろうと思うわ。要するに、積極的に心をあの子が読むという事は、あなたは気にかけられているという事、かけてくれたなら、あなたは平和な人みたいね」

 

 残念ながら、私は怪力女(見た目は非力な女だが)として知られている。その私が平和?…考えた事なかったわ。

 

「あなたの”存在”を認めたというような事、言っていたわ、”黒メイドちゃん”?」

 

 ”彼女”はあの微笑を見せる。暗闇のイメージとは大分違う笑顔で、まるっきり、白シスター本人だった。

 

(現実に思考を戻す)

 まあ、それは良かったという事なのだろうか?

 …いや、おそらく、そうなのだろう!

 

「ありがとうございました。色々、勉強になりました」

 

 もちろん、いい意味で、だ。

 

「よろしくね、溟ちゃん」

「よろしく願います」

 

 暗闇はお母さんタイプなのかもしれなかった。

 

 

外典

 

「詳しく教えてください」

 

「そうね……」

 

 

 

12.5年前(私が6歳):私が黒士メイドに幼い時分なった頃

4.5年前(私が14歳):白シスター(夕闇)が白くなり始めた頃(アンチクリスト教団入団当時)

3.5年前(私が15歳):白シスターが”見える”と言い出した頃(心を読み出した当時)

3年前(私が15歳):白シスターが人を「精〇」と言って試みるようになった頃(白シスターが人を疑い出した当時)

+-0(私が18歳):白シスターと私が出会った時(物語の始動当時)

三日後(現在):白シスターがなぜ白シスターになったか、暗闇に聞いている

 

私は彼女を”白シスター”と、他の白シスターを闇シスター(暗闇など)と(タイトルなどでは”精〇シスター”と)呼んでいる。

 

 

 

(アンチクリストの)自覚者ニイチェの死、(BC1900年)BAC1年(キリスト教の終わりから数えて、250年、(アンチ・キリストの)体得者アイイルの死から50年)BAC251年

私が生まれる。

257年。

黒士メイドになる。

265年。

白シスター、アンチクリスト教団に入団。

266年。

白シスターの目に他人の心が見え出す。

266年と半年。

人の心を試みるように、白シスターは振る舞い出す(本来、人の心を試みるのは、アンチキリストの神、※現実の神の使徒から見た神の役目である)。

269年と半年。

私と白シスターが出会う。

 

※現実の神の使徒…概念の神の使徒を信仰していたのが、キリスト教(教会)である。

「自分の存在を通して信じる(自己中心的に信じる)のが概念、自分の目を啓(ひら)いて信じるのが現実」とされる。

 

 暗闇は赤茶のショートカットの髪に、白シスター程、全面ではないが、白を主染(しゅせん)としたシスター服、白シスターは派手でかわいいボタンやリボンが目立つが、こちらは落ち着いた逆十字。白シスターは特徴的なベールを被っていないが、暗闇はシスター服に特徴的なあのベールを被っている。こちらも妙齢ではあるが、女性らしさはどちらかと言えば、母性の方向だった。


 
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