No.1191522

海に引きずり込む者 セイレーン

新人さん

僕らには、怖いもの見たさという矛盾した感情がある。 夏は川で溺れる事故が多く、昔は妖怪のせいにしていた。「河太郎(ガタロウ)は、小僧の姿に化けて岸で遊んでいて、一緒に泳ごうと子供を誘い、川の深みへ引き込む。」 河童に限らず最も古い怪談と言われているのは 平安時代後期の ”今昔物語集 ”といわれているらしい。そこには 幽霊、鬼、水や銅の精、狐など霊力のある動物や 格の低い神などと出会った人間の姿が活き活きと描かれているそうだ。室町時代になると「百鬼夜行絵巻」で視覚的にも訴える怪談がつくられていったようだ。そして江戸時代には「四谷怪談」や「番町皿屋敷」が歌舞伎にも取り上げられ、「牡丹灯籠」などは落語にもなっている。明治時代になると小泉八雲が「耳なし芳一」などの伝承を広めた。また明治期に「御伽草子」「御伽噺」などをあわせて「日本昔話」がまとめられて山姥(ヤマンバ)の話などがポピュラーになったらしい。柳田國男の遠野物語に出てくる「座敷わらし」も怖いと思って読むと怪談になるのかも知れない。日本人の想像力はたくましく無限なのだ。1965年頃から水木しげるの「墓場の鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎)」や、楳図かずおが「蛇女」「漂流教室」などのホラー漫画を掲載している。1970年代になって つのだじろうの「うしろの百太郎」や「恐怖新聞」などの漫画も流行った。そして、稲川淳二が2003年以降頭角を現し、2012年に怪談ナイト連続公演を記念して「怪談の日」を制定した。日付は、第1回の公演が1993(平成5)年8月13日にクラブチッタ川崎で開催されたことから8月13日としている。 『この日は怪談の日に相応しく、ちょうど盆の入りで あの世から霊が大勢やって来る。霊は喉の渇きを訴えて水辺に集まってくるそうだ。だからお盆に水辺へ行くと 霊にとり憑かれ水難事故が増えるのだ。 お盆の時期は川や海に入ってはいけない。帰ってきた霊に足を引っ張られて溺れてしまうからだ。きゃ~ 』ヒッヒッヒッヒッヒッ・・ でも、どうせ足を引きずり込まれて溺死するなら、河童のガタロウより 綺麗な人魚のお姉ちゃん セイレーンがいいなぁ。

2026-08-13 12:53:07 投稿 / 978×734ピクセル

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