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新人さん
8月4日はヤシと読めるのに、日本記念日協会に「記念日として登録されたヤシの日」は見当たらない。「ヤシノミ洗剤の日」は登録されているが「やしの日」は登録されていないようだ。 昭和11年に全国に放送されたという「椰子の実」は、柳田國男が明治31年の夏に 愛知県伊良湖に1カ月ほど滞在したとき拾った椰子の実の話を島崎藤村に語ったことから、椰子の実の叙情詩「名も知らぬ遠き島より流れよる椰子の実ひとつ」が生まれたという。 沖縄は独自に8月4日をヤシの日にしているが、沖縄に椰子の実は無いらしい。僕のような北の人間には椰子の木はみな同じに見えるが、専門家によって見解が分かれるほど種類が多いらしい。「属」でも200ほどあり、その下に分類される「種」は3000種も見つかっているという(ソテツはヤシの木の仲間ではないそうだ)。DNA鑑定を使えばもっと細かく調べられるので さらに数が増えるかも知れない。日本に2種あるヤシのうち、本土にあるワジュロは繊維を「たわし」に加工している。沖縄のヤシにも実はない。実のないヤシは良いが、ハワイなどでは 果実の落下事故による被害を防ぐため、海岸や公園などに植栽しているヤシには果実が実らないよう取り除いているそうだ。グアムでは、ココナッツが茶色いと 突然実が落ちてくることがあるから危険だと注意している。パプアニューギニアでも、1984年に怪我で入院した患者のうち2.5%はココナッツ落下による負傷であり、そのうち少なくとも2人が死亡しているとの報告があったそうだ。その話から、毎年50人がココナッツ落下により死亡しているという世界的な都市伝説が生まれたという。だが実際に2009年にはタイ王国で、ココナッツ採取をしていた男に猿が樹上から投げつけたココナッツが頭部にあたって死んでいる。フィリピンでも2019年に椰子のせいで人が亡くなっている。だが高濃度のココナッツ酒を飲んで8人が死亡し数百人が病院に搬送されたというから、フィリピン人はアホなのか?面白い。 高さ約30mにも成長するココヤシは、10階建のマンションと同じくらいだから、実がついていたら建築現場みたいに落下防護ネットがないと危険だよね。さるかに合戦の 猿が投げつけたのが柿ではなくココナッツだったら凄惨な現場になっていただろうね。 ココヤシにはココナッツが実り、ナツメヤシからはデーツが収穫できる。ヤシ油と呼ばれる油がココナツオイルで、油ヤシから採れる油はパームオイルだというからややこしい。そして パームオイルは大規模な環境破壊と、石油の代替品としての大きな価値という正反対の大きな課題を抱えている。ヤシの木の種類によって実の種類や味、見た目などが大きく異なるだけではないのだ。 そういえば、むかし「前立腺肥大を改善して男性機能を取り戻す」といって、ノコギリヤシの実がブームになったことがある。男性週刊誌がさかんに取り上げたので、僕もずいぶん販売して稼がせてもらいました。後にノコギリヤシの効果には根拠がないとされ、下火になったようだが、もしかしたら今でもインチキ薬屋は売り付けているのかも知れない。薬屋は半分詐欺師なのだ。ノコギリヤシの実には「椰子の実」の歌にある哀愁漂う望郷の念は微塵もなかった。あったのは下心だ。 でも、信じるものは救われるというし … 夏祭りはヤシ(香具師)の出番だね!
2026-08-04 15:09:30 投稿 / 978×734ピクセル
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8月4日はヤシと読めるのに、日本記念日協会に「記念日として登録されたヤシの日」は見当たらない。「ヤシノミ洗剤の日」は登録されているが「やしの日」は登録されていないようだ。 昭和11年に全国に放送されたという「椰子の実」は、柳田國男が明治31年の夏に 愛知県伊良湖に1カ月ほど滞在したとき拾った椰子の実の話を島崎藤村に語ったことから、椰子の実の叙情詩「名も知らぬ遠き島より流れよる椰子の実ひとつ」が生まれたという。 沖縄は独自に8月4日をヤシの日にしているが、沖縄に椰子の実は無いらしい。僕のような北の人間には椰子の木はみな同じに見えるが、専門家によって見解が分かれるほど種類が多いらしい。「属」でも200ほどあり、その下に分類される「種」は3000種も見つかっているという(ソテツはヤシの木の仲間ではないそうだ)。DNA鑑定を使えばもっと細かく調べられるので さらに数が増えるかも知れない。日本に2種あるヤシのうち、本土にあるワジュロは繊維を「たわし」に加工している。沖縄のヤシにも実はない。実のないヤシは良いが、ハワイなどでは 果実の落下事故による被害を防ぐため、海岸や公園などに植栽しているヤシには果実が実らないよう取り除いているそうだ。グアムでは、ココナッツが茶色いと 突然実が落ちてくることがあるから危険だと注意している。パプアニューギニアでも、1984年に怪我で入院した患者のうち2.5%はココナッツ落下による負傷であり、そのうち少なくとも2人が死亡しているとの報告があったそうだ。その話から、毎年50人がココナッツ落下により死亡しているという世界的な都市伝説が生まれたという。だが実際に2009年にはタイ王国で、ココナッツ採取をしていた男に猿が樹上から投げつけたココナッツが頭部にあたって死んでいる。フィリピンでも2019年に椰子のせいで人が亡くなっている。だが高濃度のココナッツ酒を飲んで8人が死亡し数百人が病院に搬送されたというから、フィリピン人はアホなのか?面白い。 高さ約30mにも成長するココヤシは、10階建のマンションと同じくらいだから、実がついていたら建築現場みたいに落下防護ネットがないと危険だよね。さるかに合戦の 猿が投げつけたのが柿ではなくココナッツだったら凄惨な現場になっていただろうね。 ココヤシにはココナッツが実り、ナツメヤシからはデーツが収穫できる。ヤシ油と呼ばれる油がココナツオイルで、油ヤシから採れる油はパームオイルだというからややこしい。そして パームオイルは大規模な環境破壊と、石油の代替品としての大きな価値という正反対の大きな課題を抱えている。ヤシの木の種類によって実の種類や味、見た目などが大きく異なるだけではないのだ。 そういえば、むかし「前立腺肥大を改善して男性機能を取り戻す」といって、ノコギリヤシの実がブームになったことがある。男性週刊誌がさかんに取り上げたので、僕もずいぶん販売して稼がせてもらいました。後にノコギリヤシの効果には根拠がないとされ、下火になったようだが、もしかしたら今でもインチキ薬屋は売り付けているのかも知れない。薬屋は半分詐欺師なのだ。ノコギリヤシの実には「椰子の実」の歌にある哀愁漂う望郷の念は微塵もなかった。あったのは下心だ。 でも、信じるものは救われるというし … 夏祭りはヤシ(香具師)の出番だね!