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新人さん
6月9日はロックの日だ。調べるとAIの回答は、 " ロックの日は「ロ(6)ック(9)」の語呂合わせから生まれた記念日で、ロック音楽を祝う日と、防犯意識を高める「我が家のカギを見直すロックの日」の二つの意味があります。" となっていた。しかし、僕はもうひとつ「オンザロックの日」があることを知っている。へへへっ。AIの知らないことを知っていると気分が良い。コンピューターに勝ったつもりになるのだ。 ご存知のように、オン・ザ・ロック(On the rocks)は氷を入れたグラスに酒を注いだ飲み物で、ウイスキーのようなアルコール度数の高い酒を飲む方法だ。僕も若い頃はただ格好をつけたいためだけで オンザロックを飲むこともあったが、美味しいと思ったことは一度もなかった。濃すぎて味が解らなかったのだと思う。氷を浮かべた水割りにすると飲みやすくはなるが、やはり冷たすぎるから味が解らなかったようだ。20代の頃はボトルが格好いいというだけで、味も分からずに「グレンフィディック」という鹿のラベルのウイスキーを飲んでいた。40歳を過ぎてからトワイスアップという飲み方を知り、ようやくウイスキーの本当の味がわかった気がする。以前は「アルコールとは、酔うためのものである」としか認識していなかったから、味なんかどうでも良かったのだ。トワイスアップで味が判るようになると、なぜウイスキーの好みが分かれるのかが良く解った。若い頃に飲んでいたホワイトやカティサークは、不味くて飲む気がしなくなった。カラオケスナックでよくキープしていたオールドや角も飲む気がしなくなった。50歳を過ぎてからウイスキーバーをやろうと思った理由の一つがそれだ。Wikipediaによると、スコットランドでは「ウィスキーに足して良い唯一のものは、ウィスキーだけ」という保守的な考え方があり、氷を加えることは風味を台無しにしてしまうから許容できないという意見があるそうだ。ただこれにはスコットランドの気候なら 氷を加えると寒すぎるからだという理由もあるらしい。スコッチウイスキー界にいる世界的権威たちの意見を総合すると、「スコッチウイスキーに水を加えるのはまったく問題はないが、氷は微妙なところ」という結論となったらしい。やはりスコッチウイスキーの飲み方としては 氷を入れずに常温の水で2倍に薄めたトワイスアップでいただくのが正しいのだ。 1960年代の日本映画から、それまでは日本酒を酌み交わしていた場面にウイスキーの水割りが登場したらしい。洋風化した描写が見られるようになり、ウイスキーは「古臭い清酒に代わるモダンな酒」とされ、登場人物のモダンさ・ステータスを表す小道具になったそうだ。僕達はみんな映画の真似事をしたがるから、映画で氷の塊を浮かべたグラスを傾けていたら、水割りが格好良く見えて飲みたくなる。味なんかどうでも良いのだと思う。グラスの中で氷をカラカラと鳴らし タバコの煙を燻らすだけで、安いトリスウイスキーでも自分に酔えたのだ。氷を入れる効果とは、視覚、聴覚、に訴えるだけでなく、うんと冷たくすることで安いウイスキーに向き合う味覚と嗅覚を誤魔化す目的があったのではないだろうか。 冷たいものは温かいものに比べて味と匂いが感じにくくなる。たとえば、アイスクリームは生クリームに比べ同程度の甘さでも砂糖の量は多い。僕の持論だが、本当に美味しく感じる物は常温で美味しい物だと思うのだ。常温で美味しい食べ物といえば『駅弁』がある。僕も 出来ることならば、ひなびたローカル線で旅をして、旨い駅弁をつまみながら、ジョニーウォーカー黒ラベルをトワイスアップで香りと味を楽しみながら、ちびちびと飲みたいものだ。それが幸せかも知れないよ。
2026-06-09 15:12:35 投稿 / 978×734ピクセル
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6月9日はロックの日だ。調べるとAIの回答は、 " ロックの日は「ロ(6)ック(9)」の語呂合わせから生まれた記念日で、ロック音楽を祝う日と、防犯意識を高める「我が家のカギを見直すロックの日」の二つの意味があります。" となっていた。しかし、僕はもうひとつ「オンザロックの日」があることを知っている。へへへっ。AIの知らないことを知っていると気分が良い。コンピューターに勝ったつもりになるのだ。 ご存知のように、オン・ザ・ロック(On the rocks)は氷を入れたグラスに酒を注いだ飲み物で、ウイスキーのようなアルコール度数の高い酒を飲む方法だ。僕も若い頃はただ格好をつけたいためだけで オンザロックを飲むこともあったが、美味しいと思ったことは一度もなかった。濃すぎて味が解らなかったのだと思う。氷を浮かべた水割りにすると飲みやすくはなるが、やはり冷たすぎるから味が解らなかったようだ。20代の頃はボトルが格好いいというだけで、味も分からずに「グレンフィディック」という鹿のラベルのウイスキーを飲んでいた。40歳を過ぎてからトワイスアップという飲み方を知り、ようやくウイスキーの本当の味がわかった気がする。以前は「アルコールとは、酔うためのものである」としか認識していなかったから、味なんかどうでも良かったのだ。トワイスアップで味が判るようになると、なぜウイスキーの好みが分かれるのかが良く解った。若い頃に飲んでいたホワイトやカティサークは、不味くて飲む気がしなくなった。カラオケスナックでよくキープしていたオールドや角も飲む気がしなくなった。50歳を過ぎてからウイスキーバーをやろうと思った理由の一つがそれだ。Wikipediaによると、スコットランドでは「ウィスキーに足して良い唯一のものは、ウィスキーだけ」という保守的な考え方があり、氷を加えることは風味を台無しにしてしまうから許容できないという意見があるそうだ。ただこれにはスコットランドの気候なら 氷を加えると寒すぎるからだという理由もあるらしい。スコッチウイスキー界にいる世界的権威たちの意見を総合すると、「スコッチウイスキーに水を加えるのはまったく問題はないが、氷は微妙なところ」という結論となったらしい。やはりスコッチウイスキーの飲み方としては 氷を入れずに常温の水で2倍に薄めたトワイスアップでいただくのが正しいのだ。 1960年代の日本映画から、それまでは日本酒を酌み交わしていた場面にウイスキーの水割りが登場したらしい。洋風化した描写が見られるようになり、ウイスキーは「古臭い清酒に代わるモダンな酒」とされ、登場人物のモダンさ・ステータスを表す小道具になったそうだ。僕達はみんな映画の真似事をしたがるから、映画で氷の塊を浮かべたグラスを傾けていたら、水割りが格好良く見えて飲みたくなる。味なんかどうでも良いのだと思う。グラスの中で氷をカラカラと鳴らし タバコの煙を燻らすだけで、安いトリスウイスキーでも自分に酔えたのだ。氷を入れる効果とは、視覚、聴覚、に訴えるだけでなく、うんと冷たくすることで安いウイスキーに向き合う味覚と嗅覚を誤魔化す目的があったのではないだろうか。 冷たいものは温かいものに比べて味と匂いが感じにくくなる。たとえば、アイスクリームは生クリームに比べ同程度の甘さでも砂糖の量は多い。僕の持論だが、本当に美味しく感じる物は常温で美味しい物だと思うのだ。常温で美味しい食べ物といえば『駅弁』がある。僕も 出来ることならば、ひなびたローカル線で旅をして、旨い駅弁をつまみながら、ジョニーウォーカー黒ラベルをトワイスアップで香りと味を楽しみながら、ちびちびと飲みたいものだ。それが幸せかも知れないよ。