No.1180522

冷凍怪獣ペギラ

新人さん

1月14日は南極大陸に1年間置き去りにされたカラフト犬タロとジロの生存が確認された日だ。多くの人は感動の物語として見ているようだが、なぜタロとジロは南極に置き去りにされたのかを確かめると、 "なぜ2頭だけが生き残れたのか?"という疑問が残る。ものの見方には色々あるからだ。昭和32年に第2次南極越冬隊員が交代のため、初代 南極観測船 宗谷に乗って昭和基地に向かったが、身動きがとれないほどの悪天候に見舞われて上陸できず、1ヶ月半後やっとアメリカの砕氷艦と合流して昭和基地への上陸を試みることが出来たという。小型機による数回の空輸で、第1次越冬隊員11人を何とか宗谷に運んだが、天候がさらに悪化したため〝21頭の犬は共食いしないよう鎖でつなぎ、2ヶ月分の食糧を置いて昭和基地に残すことになった〟そうだ。昭和基地の建設には成功したものの、残酷なことに犬を外へ鎖に繋いだまま置き去りにし 退却している。これは死刑を宣告された犬達にとって拷問に等しく、悪魔の所業に思える。繋がれたままの犬達は昭和基地周辺の寒い日はマイナス30〜40度くらいまで下がる極寒の南極で、逃げ出して隠れることもできず、猟をして食料を探すこともできずにじわじわと餓えと寒さで残酷に死んでいったはずだ。翌年の夏1月14日に 第3次越冬隊のヘリコプターが、上空からタロとジロの2頭を発見したという。仕方なく犬21頭を置き去りにせざるを得なかったとはいえ、繋いだままということが、僕には納得できない。それならばいっそ殺してあげた方が良かったと思うのだ。たぶんそれは死刑に対する考え方の違いなのかも知れない。多くの人は、殺すのは可哀想と思うかも知れないからだ。数頭は運良く鎖がはずれて しばらくは死を免れたようだが、鎖に繋がれたまま逃げ出すことも 狩りをすることも叶わず、極寒の南極で多くの犬達は何を思っていたのだろうか。タロとジロの日は「愛と希望と勇気の日」という副題がついているが、死んでいった犬達を思うと「裏切りと絶望と哀しみの日々」としか思えない。

2026-01-14 15:24:20 投稿 / 734×550ピクセル

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