No.1177378

黒い懐疑

ブルヤールさんは、町へお使いに。

以下、前回同様のがんばるぞ抱負(コピペ)です:
作品完成しない病を克服したいので、創作15分ルーティンをがんばってます。その日に思いついたテーマでランダムに書いて投稿します。

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2025-11-21 18:50:09 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:35   閲覧ユーザー数:35

 ガスパールはイリュージョンが苦手な方だったが、まああの天才クンのことだ、どんな魔術もそれなり以上には楽々こなしやがる。っつーか、アイツ上達したか? 変幻がかかったブルヤールは、フツーよりちょっといい感じの姿になっていた。黒髪に黒目は、ちょっとこの辺じゃ目立ちすぎるかとも思うが。

 

「いったいどんな姿になってるんですか、俺?」

「どんな……フツーの人間?」

 

 適当に答えながら手鏡を渡した。

 

「ホラ、これ」

「館を出る前に見ましたよ。でも俺には見えないってガスパールが……あ」

 

 ところがどっこい、この鏡なら見えるんだな。変幻のイリュージョンを使ってオレが夜遊びするときに、いつも使ってる鏡だ。

 

「どうなってんですか、これ」

「知らね。特殊な鏡らしい」

「そんなのもあるんですね」

「ないと不便だからな」

 

 そういや、ガスパールはコイツに鏡の話をしなかったんだろうか? アイツなら、聞いてもないのに1から10までご丁寧に教えてくれそうなもんだが。


 
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