No.1177112

だから嫌いなんだ

嫌よ嫌よも好きのうち。

以下、前回同様のがんばるぞ抱負(コピペ)です:
作品完成しない病を克服したいので、創作15分ルーティンをがんばってます。その日に思いついたテーマでランダムに書いて投稿します。

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2025-11-16 08:58:53 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:119   閲覧ユーザー数:119

 ヤーコフは飽きもせず、ホコリをかぶった書棚から本を一冊ずつ取り出しては題名と中身を少し確かめて、町の教会に頼まれたものかどうか調べている。どうせ内容なんて大して分かりもしないくせに。

 

「よく付き合ってられるよな、教会の仕事なんて」

 

 思わず独り言が出た。言って、すぐに後悔した。

 

「教会、なぜですか?」

 

 コイツとの共通の話題といったら、町の教会のことと、そこで見つかった古い魔導書だか何だかの二つだ。ただでさえ、何のつもりかコイツはオレのことをいちいち聞きたがる。うかつに教会の話なんかするんじゃなかった……また質問責めにあう。

 

「オマエに言ってねーよ」

「なぜですか?」

 

 なぜ、って、理由なんかねーっつの。オレは教会とか宗教とかそういうのが嫌いで、そう思った通りに言った。それだけの話だ。

 

「フリードリヒさん」

 

 作業を中断してこっちを見ているヤーコフを、オレは無視した。オマエには関係ないとそっぽを向く。でもコイツは、そんなことじゃ諦めない。何でもしつこく聞くんだ。分かってる。

 案の定、ヤーコフがオレの目の前まで来て、また繰り返した。

 

「教会、なぜですか?」


 
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