No.1177055

饒舌な珍客

魔法使いの井戸端会議。

以下、前回同様のがんばるぞ抱負(コピペ)です:
作品完成しない病を克服したいので、創作15分ルーティンをがんばってます。その日に思いついたテーマでランダムに書いて投稿します。

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2025-11-15 09:02:37 投稿 / 全1ページ    総閲覧数:86   閲覧ユーザー数:86

 アクセルを書斎に通した。ガスパールが振り返って、さっき俺が言ったのと同じようなことを言った。

 

「珍しいね、キミから訪ねてくるなんて?」

 

 ガスパールは驚いていたが、嬉しそうでもあった。アクセルの方はいつも通り、何を考えてるのか分からない無表情で無感動そうな顔のまま、単刀直入に話を始めた。

 

「ひょっとすると、君を探してる人がいるかもしれない」

「ボクを?」

 

 俺も驚いた。ガスパールを探してるだって? いったい誰が。だってこの人は館に籠ってばかりだし、俺の知る限りこの人の知り合いといえば、このアクセルか、フリードリヒというもう一人の同窓生くらいのものだ。

 

「この森のすぐ外に町があるだろう。ある文献学者が、この前森で迷っていて」

 

 文献学者とアクセルが言ったところで、ガスパールはかなり興味が出てきたらしい。アクセルの方へ身を乗り出した。

 というかこのアクセルという人、こんなに話す人だったか。俺が今までこの人を見た限りでは、一度に話す言葉はせいぜい二言三言だったように思う。今日は饒舌にならずにはいられないような用件なのだろうか。

 

「その人が、古い魔導書が町の教会で見つかったと言っていて」

「古い魔導書?」

 

 ガスパールは、今や目を輝かせてアクセルの話に聞き入っている。この人、魔術の話には目がないからな。

 

「ねえ、それってどんな?」

「よくは分からない」

「実物は見た?」

「写本を」

「じゃあ、エンチャンターの学派のものではなかったんだ」

「分からない。知らない文字だった」


 
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