世界初の缶詰は 1810年にイギリス人のピーター・デュランが発明したそうだ。そしてイギリスが世界で初めて缶詰工場を稼働させた。その後缶詰は 1821年にアメリカへ伝わり、1861年の南北戦争の軍用食料として急速に発展したそうだ。　日本に缶詰が伝わったのは、1871（明治4）年に長崎で松田雅典さんがフランス人の指導の下 いわしの油漬缶詰（オイルサーディン）を作ったのが始まりだそうだ。そして 1877（明治10）年10月10日に日本初の缶詰工場である『北海道開拓使石狩缶詰所』で石狩川で獲れた鮭を加工して、さけ缶詰が製造されたという。その後間もなく缶詰製造法は全国に伝わるようになると、様々な缶詰が製造され、輸出も行われたそうだ。　このような歴史をもとに、日本缶詰びん詰レトルト食品協会が 1987（昭和62）年の同会の創立60周年を機に、10月10日を『缶詰の日』に制定している。日本産缶詰の初が北海道だったから鮭缶になったが、本州で缶詰を最初に作ったら 鯖缶だったかも知れないと思う。