No.1174327

レゴのオモチャは骨董品にならない

新人さん

9月25日は骨董の日らしい。時代遅れで古いだけの 役に立たないものも「骨董品」と呼ぶことがある。骨董品として重要なのはあくまでも「古いこと」と「希少価値」らしい。骨董品は、食器や文具といった日用品、玩具から、貴金属や宝石を含む装飾品、衣類、家具など、多岐にわたっている。人によって価値観が違うから、値段は つけようがない。製造されてから100年以上経つと骨董品となり、100年未満ならジャンク(中古品、廃品、がらくた)といわれているようだ。 この考え方は スイスに本部がある世界貿易機関(WTO)で採用されている定義であり 加盟国間では100年前に製造されたことが証明される物品には関税をかけないそうだ。どのくらい古いものが骨董品となるかという 明確な定義は、1934年にアメリカ合衆国で制定された通商関税法に記されているそうだ。アメリカでは製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品を骨董品と定義しており、欧米各国におけるアンティーク(骨董品)の定義もだいたいこれに従っているらしい。つまり、つくったものはどんながらくたでも、100年経てば骨董品になり、価値がでる可能性があるのだ。 レゴも良く出来た作品は100年以上保存しておきたいところだが、ABS樹脂が他のプラスチックより耐用年数が長いとはいっても、十数年が限界らしい。だからレゴは絶対に100年も 持たないので骨董品になり得ないのは残念だ。骨董品を目指すなら、材質には100年以上の耐久性が必要なのだ。単なる樹脂からプラスチックになってしまうと、分解されるには400年〜1000年以上かかると言われている。そしてプラスチック製品は必ず経年劣化して壊れてしまい、微細な破片に分解された上に自然に帰ることが出来なくなる。最新の3Dプリンターでつくった家も耐用年数は15〜20年程度らしい。プラスチックだけは使用期限を過ぎると骨董品になることが出来ずに、環境を破壊する有害なゴミにしかならないのだ。多分、便利で手軽なものは骨董品にはなれない宿命なのだろう。

2025-09-25 15:49:55 投稿 / 734×550ピクセル

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