No.115615

真恋姫無双~この身塵になろうとも~呉√4

karasuさん

再びあけましておめでとうございます
投稿です
過度な期待はせずに生暖かい目で見ましょう

<●><●>

2010-01-01 00:00:13 投稿 / 全8ページ    総閲覧数:22747   閲覧ユーザー数:15177

この作品はキャラ設定が崩壊しております。原作重視の方はご注意下さい。

時代背景がめちゃくちゃです

一刀くんがチートです

それでもいいかたはどうぞ

 

孫権たちと合流し、部隊の規模が膨れ上がった雪蓮たちは、初戦を勝った勢いのまま、黄巾党本隊が籠もる城へと向かっていた

そして、しばらくもしないうちに雪蓮達は黄巾党の本拠地の傍までやってきた

 

一刀「おぉ……たくさん居るなぁ」

そう言う一刀の目の前には、巨大な敵城を囲むように配置された諸侯の軍勢であった

雪蓮「曹、袁、公孫、それに劉。……良い感じに集まってるわねぇ」

前方に靡く数多の旗印を見ながら雪蓮はうんうんと頷く

冥琳「計算通りだな。これだけ集まっていれば、敵とは互角に戦えるだろう」

そう言いながらも冥琳の顔にはかなりの余裕が見られる。それはこの戦においては、よほどの事が無い限りは負けはないだろうという結論に至ったからである

祭「じゃが儂らの参戦する場所が無ければ、功名もたてられんぞ?」

そう言いながら祭はキョロキョロと諸侯の軍勢の間に隙間はないかと探していた

雪蓮「祭の言う通りね。……諸侯の軍が集まっている以上、時間を掛ける訳にもいかないし」

雪蓮は視線を諸侯の軍勢から敵城へと移す

雅「ですが、力攻めだけで落ちるような城ではありませんからね。どうしますか冥琳」

雪蓮と同じように敵城を見つめる雅がそう言うと

冥琳「ふむ……穏。確か城内の地図があったはずだが」

そう冥琳が穏に問いかけると、穏はそばに置いてある袋をゴソゴソとあさりながら

穏「ありますよー。もともと太守さんの持ち物だったお城ですからね。……はい、これですー」

そう言いながら穏は設置された机に地図を広げる

冥琳「すまん。……ふむ、厄介な城だな……」

冥琳は地図を見ながら溜息混じりにそう言う

穏「攻めづらく、守りやすい……まさに教科書のようなお城ですねぇ……」

そう言いながら穏は難しそうな顔をしてじっと地図を見つめる

孫権「全軍を展開できるのは前面のみ。左右は狭く、大軍で攻めるには無理がある、か」

孫権は顎に手を添えながら誰に聞かせるでもなく一人呟く

甘寧「……後ろには絶壁がそびえていて、回り込むことは不可能でしょう」

甘寧の言葉に明命も頷く

雪蓮「めんどくさいから正面から突撃しちゃおうよ~……」

雪蓮は誰よりも早く地図から目を離し、そう発案する

祭「うむ。策殿に賛成だ」

次に祭が目を離し、雪蓮の意見に賛同する

一刀「まぁまぁ二人とも。気持ちは良く分かるけどもう少し考えようよ。無駄な被害が出なくて済む方法があるならそっちの方がいいだろ?」

一刀は一旦地図から目を離して二人のほうを見て、少し困ったような顔をしながら言う

雪蓮「じゃあ早くなにか策を出してよ一刀」

そう言いながら雪蓮は頬を膨らませる

祭「そうじゃ一刀。早く出せ」

その横で祭はニヤニヤしながら雪蓮に加勢する

一刀「う~ん……そうだなぁ……」

そう言われた一刀は再度、地図に視線を戻す。そして地図上の一箇所を指差しながら

一刀「これは何かの倉かなにかだよね?」

そう言いながら一刀は雅へと視線を向ける

雅「そうですね。ちなみにこれが敵上の中枢、これが敵の宿舎ですね」

地図上の真ん中と、一刀の差した場所と城の真ん中の間辺りを指差しながら雅は一刀に説明する

一刀「ならこの倉の辺りが死角になってないか? 見張り台もここの一箇所しかないんだろう?ならここから侵入してこの倉に火を放つ。それで敵も混乱するだろうから、それに乗じて一気に攻め入るってのはどうかな?」

そう言いながら一刀は冥琳へと視線を向ける

冥琳「そうだな……それならば可能だな。では、その策で行こう。不満は無いな雪蓮?」

冥琳は不適な笑みを浮かべながら雪蓮に確認を取る

雪蓮「いいわねぇ……私、炎って好きよ」

雪蓮も目を細め、薄く笑いながら頷く

冥琳「では雪蓮と祭殿には正面にて敵の陽動を担当してもらいます。城への潜入は……」

そこまで言って冥琳は一刀に視線を向けて

冥琳「一刀。頼めるか?」

そう言った

一刀「御意」

一刀は冥琳の言葉にたった一言だけ返す

冥琳「蓮華様は後方へ、穏は蓮華様の補佐を。私と雅殿は本隊の指揮。明命と思春は我らの補佐を」

次に穏、雅、周泰、甘寧、孫権へと冥琳は視線を向ける

しかし、孫権と甘寧は反対意見を述べてきた

孫権「しかし……絶対に成功するという保障が無い以上、お姉様が前にでるのは反対です!」

そう言う孫権の表情はとても険しいものだった

雪蓮「蓮華、この世の中に絶対なんてものは無い。それくらい分かっているでしょ?」

そんな蓮華に雪蓮は優しく諭すように言う

蓮華「………はい」

蓮華はしぶしぶ頷きながら一歩下がる

甘寧「しかし、この策は倉への放火が成功して初めて成るものです。そんな重大な役目をこんな奴に…!!」

そう言いながら甘寧はキッと一刀を睨む

雅「なら思春と明命の二人にも一刀についていってもらいましょうか?」

雅はそう言って冥琳に視線を向ける

冥琳「ふむ……そうだな。なら、明命と思春にも一刀についていってもらおう。では早速明命と思春は精鋭部隊の構築を。それ以外の者は各自、自分の仕事をこなしてくれ」

冥琳の言葉にその場に居る全員が頷きその場は解散となる

 

その夜、一刀、周泰、甘寧は少しの兵を率いて敵城の右側に来ていた

兵士「敵の城壁上には見張りの兵士が二人です。先ほど交代しているのを確認したのでもうしばらく交代することは無いかと」

兵士は、三人の前に片膝をつきながらそう報告する

一刀「ありがと。じゃあ行こうか」

そう言いながら一刀は『髑髏』を担ぐ

甘寧「貴様はバカか? もう少ししたら雪蓮様たちが正面で陽動を掛けてくださる。その隙に潜入するべきだろう」

そう言う甘寧の隣にいる明命もコクコクと頷く

一刀「いや、確かに見張りの人数が後二、三人多かったらそうしてたけど意外と少ないから――」

そこまで言うと一刀は敵城のほうを向き

一刀「……んっ!」

回転して勢いをつけ、『髑髏』を放り投げる。すると『髑髏』は回転しながら敵の城壁上を目指して飛んでいった

敵城・城壁上

兵士A「なぁ、なんか変な音がしないか?」

兵士は耳に手を当てながら隣に居る兵士にそう言う

兵士B「はぁ? 俺には薪の弾ける音しか聞こえないけどな」

その兵士も同じように耳に手を当ててみるが、怪訝な顔をしただけであった

兵士B「どんな音が聞こえてるんだよ」

会話のネタも尽きてきたので兵士が試しに聞いてみると

兵士A「そうだな……こう、風を斬る音というk―――」

そこで兵士の言葉は途切れる。何故なら声を出すために必要な空気が喉を通らないからである。そしてもう一人の兵士も返事を返さない、何故ならもう返事を考えるために必要な脳が真っ二つになっているから

そして、二人の兵士はその場に声を出す事もないまま倒れこむ

 

 

 

一刀「帰ってきたか」

そう言いながら一刀は飛来してきた『髑髏』をキャッチする。その刃からは赤い血が滴り落ちていた

一刀「じゃあさっさと梯子掛けて。倉に火を放とう」

一刀がそう言うと、周りの兵士たちは少し唖然とした後、すぐに動き出す

周泰「あの~、北郷さん。本当に平気なんですか?」

そう一刀に訊く周泰の顔には不安が満ちていた。そんな周泰の表情に一刀は軽く笑い名がら

一刀「大丈夫、大丈夫。それにほら、あっちも始まったみたいだしさ」

そう言う一刀の視線の先には少し明るくなり、兵士たちの雄叫びが響いていた

 

 

城壁の上に到達した一刀たちはすぐに城内に侵入した。そして倉へと辿り着いたがそこには倉の四隅に約二名ずつ兵士が居り、さらにその側に小さな見張り台が設置されていた

一刀「あの見張り台は新しく作られたのかな……」

そう小声で呟く一刀に対して甘寧が

甘寧「地上に居る兵士を片付けている間に見張り台の兵士に気付かれるだろうな……」

甘寧はそう呟きながら音も無く『鈴音』を抜く

明命「どうしますか? 兵士さんたちは既に他の所の見張りの始末に向かわせちゃって私たちだけです」

そう言いながら周泰も『魂切』を抜く

一刀「とりあえず見張り台と置くの角の四人は俺に任せてよ……行こうか」

そう言うと一刀の姿がその場から消える。明命と思春も即座にその場から消え去り

 

兵士「んっ? 何か音が……」

そう言いながら一人の兵士が一刀たちのいた暗闇を見る。しかし、そこでその兵士は異変に気がつく。普通ならばここで自分の言葉に何か言ってくるはずのもう一人の声が全く聞こえてこない

兵士「おい。どうしたんd――」

『チリンッ』

兵士がふりかえると同時に鈴の音が耳に入る。その音と同時に兵士の心臓の音は止まる。真っ直ぐに心臓を貫く『鈴音』によって

甘寧「ふん……」

甘寧は『鈴音』を一振りして血を落とし鞘に納める

 

『ドサッ』

兵士A「おい」

そう言いながら兵士は隣の兵士に声を掛ける

兵士B「ああ」

隣の兵士も頷き剣を抜く。そして二人は恐る恐る音のする方へと近づこうとしたが

周泰「………っ!!」

二人の間を風が通り抜けると同時に二人は剣を落とす。そして、物言わぬ骸となって地に倒れる。まるで魂のみを切られたかのように

周泰「……ふぅ」

周泰は静かに『魂切』をしまうと呼吸を整え

周泰「北郷さんも無事に終えたようですね……」

そう言いながら既に人の居なくなった見張り台を見上げる

 

兵士C「なぁ」

兵士はある一点を見つめながら隣の兵士の方を叩く

兵士D「なんだよ。なんか楽しいもんでも見つけたか?」

そう言いながら声を掛けられた兵士が振り返る

兵士C「見張り台の奴の姿が見えないんだよ」

兵士Cは見張り台の上を指差す。兵士Dも見張り台を見上げ異変に気がつく

兵士D「どういうことだ……」

そう呟いた兵士Dの背後から

一刀「それは俺が少しの間静かにしてもらったからだよ」

その瞬間に二人の兵士の脳には

『なんで後ろに人が』

『どうやって侵入したのか』

『何処から侵入されたのか』

『どうやって見張り台の奴を始末したのか』

『どうやったらモブキャラから脱出できるのか』

色々なことが過ぎったがすぐに思考は停止した。いや、停止させられた。一刀の持つ『髑髏』によって

 

兵士E「おい! 無駄話すんなよな!」

そう言いながら一人の兵士が一刀のほうへと近づいていった。そのすぐ後ろに続くようにもう一人の兵士がいる

一刀は音も無くその場で跳躍し、二人の兵士の背後に立つ。そしてそっと二人の兵士の行方に『髑髏』の刃を出す

兵士二人はそれに気が付くこともなく歩を進め、その頸を自ら斬りおとした

一刀「さてと……」

そう言いながら一刀は見張り台の上に上り

一刀「震えは止まったかい……?」

そう優しく兵士に声を掛ける。しかし、その身からは大量の殺気が溢れ出しており

兵士「ひぃっ!! はっ……かはっ…」

殺気にあてられた兵士は苦しそうに喉元をおさえていたかと思うと

兵士「ひゅ……あっ…」

そのまま苦しさに表情を歪ませながら死んでいった

 

周泰「お疲れ様です。北郷さん」

見張り台から降りてきた一刀を周泰が出迎える

一刀「周泰も甘寧もお疲れさま」

一刀がそう言うとほぼ同時に各所の見張りの始末を終えた兵士達が戻ってくる

甘寧「では我らも雪蓮様たちの援護に向かうぞ」

甘寧はそう言うと同時に駆け出し、他の者たちもそれに続いた

 

そして、周泰と甘寧はそのまま部隊を率いて正面の城門へと向かう

その道中

周泰「……?? 思春様、北郷さんはどこに?」

周泰はキョロキョロと周りを見ながら、いつの間にか姿を消していた一刀の行方を甘寧に訊くが

甘寧「知るか!!」

甘寧は周泰のほうを全く見ずにそう叫ぶ。叫ばれた周泰はシュンとしながらも

周泰(北郷さんは凄い人なのです!! 天の御使いで武も優れ、智もあるお人なのです!!)

そんな事を考えていた

 

そして、甘寧たちは前方の城門前まで到着したが、すでに城門は開いており、城壁上にも孫の牙門旗が掲げられていた

甘寧は近くにいた雪蓮の隊の兵士を捕まえ

甘寧「何故すでに城門が開いているのだ!?」

そう訊ねられた兵士は

兵士「北郷様が城門を解放してくださったのです! あの旗も北郷様が掲げになりました!」

甘寧は兵士の言葉に「そうか……」と気のない返事をすると

甘寧「引き止めてすまんな」

そう言いながら兵士に背を向ける。兵士はそんな甘寧を不思議に思いながらも城の中央へと向かって行く

そして、甘寧も城の中央へと向かって駆け出す。そこに居るであろう今自分がもっとも問いただしたい人物のもとへ

 

甘寧が城の中央につく頃には、城には殆どの諸侯が侵入しており、城は陥落したも当然であった

甘寧は一刀を敵兵の残党を狩りながら一刀を探していた。そして、一刀を見つけたがすでに周泰が話しかけていた

 

一刀「じゃあこれからよろしくね明命」

そう言いながら一刀は明命に微笑みかける

明命「はい! こちらこそ宜しくお願いします一刀様!!」

そう言われた明命は嬉しそうに元気な声でこたえる

一刀「その『様』ってのはどうにかならないかな……」

明命に様付けで呼ばれ、少し恥ずかしくなった一刀は頬をかきながらそう言うが、明命には全く聞こえていないようだった

甘寧「北郷」

そこに甘寧が会話に入ってくる

一刀「何か?」

一刀は特に甘寧に話しかけられるような物事が思い当たらなかったので不思議そうな表情をする

甘寧「どうやって私たちよりも速く、正面の城門に辿り着いた」

真剣な顔をして言う甘寧の問いを聞いた一刀は微笑みを浮かべながら

一刀「どうやっても何も、走ってだよ。ただ俺が、甘寧とかよりも速かっただけさ」

そう言いきった。しかし、甘寧は怒ることなく、むしろ笑顔で

甘寧「そうか……これは完全に私の負けだな……。我が真名は思春だ」

一刀に真名を預けてきた

一刀「ありがとう。俺には真名が無いから好きなように呼んでくれ」

一刀はそう言いながら思春に手を差し出す。思春はその手をしっかりと握る

明命はその光景を終始笑顔で見続けていた

 

その後、雪蓮達と合流した一刀たちは、仲間達に大いに賛美された

また、一刀が明命と思春のことを真名で呼ぶと、周りは一段と騒がしくなった

特に孫権は思春に何故かと問いただしていたが、思春は

思春「真名とは、信頼できる者に預けるもの。そして私は一刀の実力を見て、信頼した……それだけです」

そう孫権の目を真っ直ぐ見つめながら言った。その言葉に明命はまたコクコクと頷いていた

 

 

こうして、黄巾党の本隊は雪蓮達の活躍のおかげで壊滅

かくして、黄巾の乱は平定した

 

どうもkarasuです

まずは皆様、あけましておめでとうございます。

今年一年続くかどうかは分かりませんが宜しくお願いいたします。

さて、作品のほうはいかがだったでしょうか? 楽しんでいただけたでしょうか?

ようやく一刀くんのチートっぷりが出せましたかね? 次回からは『反董卓連合』に入るのでさらに一刀くんのチートが輝けるかと思います。

 

 

ここまで読んでいただきまことにありがとうございます。これからもほそぼそと続けさせていただきたいと思います。


 
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