No.115420

完結 あとがき 恋姫†無双 真・北郷√

flowenさん

恋姫†無双は、BaseSonの作品です。
自己解釈、崩壊作品です。
あとがきのあとがきは四つのルートが、
ある程度浮かんでから改めて投稿します。

続きを表示

2009-12-31 00:25:25 投稿 / 全9ページ    総閲覧数:43237   閲覧ユーザー数:31829

恋姫†無双 真・北郷√あとがき

 

 

 

―あとがき―

 

 はじめに

 

 後書きはネタバレを多く含みます。作品を楽しみたい方はインスパイア元の00話から読んで下さい。右上です。

 

 物語を読まれた方は、お進みください。作者の変な思考が書き綴ってあります。

 

 

 秘密のおまけについて

 

 番外編みたいなものを少し入れてみました。

 

 

おまけ

 

一刀の子供達 一覧

母親(子供 よみ)年齢(適当、突っ込み不可)コメント

 

愛紗(恋 れん)5 ちび恋 相変わらず可愛い。

愛紗(愛 あい)4 ちび愛紗 礼儀正しい。

麗羽(麗 うらら)4 ちびだけど華麗。

猪々子(瓜子 うりしぇ)4 猪の子供は瓜坊と言います。元気っ子。

斗詩(北斗 ほくと)4 北斗七星、(ホク(ト)シ)チセイから思い付く。苦労人。

雪蓮(雪蘭 しぇらん)4 孫呉三姉妹の子は蘭で統一。お転婆な娘。

冥琳(冥韻 めいいん)4 お転婆と言うより悪戯好き。少し黒い。韻を踏んだ名前。

蓮華(蘭華 らんふぁ)4 雪蓮と同じ。礼儀正しい子。

思春(想春 そうしゅん)4 恋に懐いている。思想から思春、想春。

月(月光 ひかり)4 月は月のように淡い光のイメージから。月光。大人しい子。

詠(詠唱 うた)4 魔法の詠唱から。詠をつかった言葉が他になかった……。悪ガキ。

翠(翡翠 ひすい)4 翠を使って考えました。乗り物大好き、お転婆すぎ。

霞(露霞 ろしあ)4 霞を見て育ったので突っ込み役多し。似た漢字を並べました。

華雄(牡丹 ぼたん)4 猪の鍋は牡丹鍋、牡丹は花=華……安易ですね。大人びた子。

蒲公英(蒲々丹 ぽぽたん)4 ひっくり返しただけ。小悪魔幼女。うまうまではない。

音々音(実々実 みみみ)3 でしゅの人。寝耳(ねみみ)に水から思いついた。

桂花(桂 けい)4 そのまま。猫耳頭巾とタオルケッ……ではなく手拭いが離せない甘えん坊。

雛里(雛子 ひなこ)4 引っ込み思案な雛里の子……朱里の子と何気にリンクしている。

風(嵐 らん)4 頭に崑崙山みたいな人形を乗せている変な子? それで山を乗せて嵐。

稟(稟音 りんね)4 稟に歌を足して稟音。捻りなし。歌が天才的に上手い。

穏(穏々 のんのん)4 ムーミンからではない! 中の人のイメージでなんとなく。

亞莎(亞濡 あーじゅ)4 ageからアカネマニアックス!

華琳(華 はな)4 空に向かって花咲くようにから。判りやすいし。やはり天才。

春蘭(春花 しゅんか)4 バカだけど可愛い子。

秋蘭(秋花 しゅうか)4 幼いながらも既に達観している。

季衣(季悸 きき)2 まだ小さい。流琉っぽく字を重ねる。

流琉(流衣 るい)2 ララにしようとは思わなかった。季衣の衣を貰っている。

凪(美凪 みなぎ)4 美しい凪。それだけ。真面目な子。

真桜(葉桜 はおう)4 魔王の娘は覇王でしょ? じゃない葉桜でしょ。

沙和(沙羅 さら)4 名前の韻を踏んで。お洒落な子。

祭(然 そ)4 祭に似た字で似た響き。絵師そ様から。ちびだけど貫禄あり。

明命(明令 みんれい)4 超元気な子。命令の命で明命、令で明令。

美羽(美玖 みく)3 初音ミクから、それっぽく&韻を踏んで。

七乃(七奈 ななな)4 なんとなく。ちびだけど策士。

天和(天呼 てんこ)4 天然。天が呼ぶから。

地和(地呼 ちーこ)4 自分をちーと呼ぶ。地が呼ぶから。

人和(人呼 れんこ)4 しっかり者。人が呼ぶけど、悪を倒せと誰かを呼ばない。

美以(美以子 みーこ)3 猫っぽくて美以の子で。そのままです。

小蓮(小蘭 しゃおらん)4 自分の事をシャオと言う。被りまくりな子。

大喬(大鏡 かがみ)4 苦しい。らきすたではない。

小喬(小鏡 きょう)4 やはり苦しい。苦労の後が見える。

白蓮(百蓮 びゃくれん)4 白蓮に一を足して百蓮、母親よりステータスが1ずつ高い。

桃香(桃 もも)4 いつもにこにこ。小さい桃香。

星(昂 すばる)4 星が集まって昴。クールな子。

鈴々(鈴 すず)4 ちび鈴々なのだ! そのまま。

朱里(朱子 あかね)4 諸葛亮の名にかけて! 金田一ネタ。子はねとも読めます。

焔耶(焔 ほむら)4 判りやすく! それだけ。さっぱりした子

紫苑(瑠璃 るり)4 璃々の妹だから瑠璃 ら・りり・(るり)・れ・ろ。

桔梗(雛桔梗 ひなききょう)4 植物、桔梗の仲間、雛桔梗から。ちびだけど花魁。

桜香(桜 さくら)4 大人しい、ちび桃香。ストリートファイターではない。

璃々(? ?)婚約者 子供はまだいない。

 

 

 

 今まで、お付き合い下さり有難う御座いました。初めの方を見ると顔が赤くなる出来でして、それでも完結まで辿り着けたのは皆様の暖かい応援があったからだと、心から感謝致しております。

 

 この作品に対する作者の感想みたいな……言い訳等をここで書いてみたいと思います。

 

 もし興味がありましたら次のページをご覧下さい。興味が無い! うざい! と思われる方は……。

 

『戻る』をお選びください。

 

 繰り返しますが、物語を読んでいない方はインスパイア元から読んで下さい。ネタバレしてから読むと変わった感想になると思います……。

 

 それでは、フロウウェンの苦しい言い逃れは『次ページ』で!

 

 

 言い訳

 

 応援有難う御座いました!

 

 好き嫌いが分かれるオリジナルの物語につき、不快に思われた方も多いと思います。申し訳ありませんでした。ではでは、言い訳をば……。

 

 きっかけについて

 

 この作品のコンセプトは違和感。そして見果てぬ夢を叶える。です。

 

 違和感。それは私が恋姫を初めて見た時、

 

「関羽が女の子? 違和感ありすぎ!」

 

 そう思った事が始まりでした。でもプレイしていく内に、違和感で敬遠していた私はなんて心が狭くなっていたんだろうと思いました。つまらない固定観念に縛られて食わず嫌いになっていたと気がつきました。

 

 それからは、どっぷりとはまり、全恋姫の性格と得意な事を正史と比べたりして納得したり、違いを見つけたりしてニヤニヤしていました。(やばい人)なので意外性があるSSは大好きです。超好きです!

 

 そして小説を書こうと思い至ったのはこのTinamiで執筆されているsion様の作品が凄く面白いなと感じて、自分も真似して適当に書いていました。(見せられません!)

 

 まだ書き始めただけのヘタクソで、どこにも見せるつもりはありませんでした。

 

 で、最大の衝撃は関羽=愛紗が一刀を置いて敵勢力に行ってしまうというSSを見たときです。私は感心しました。こんなに意外な展開は考えた事も無いと……。

 

(上記の小説に関しての詮索は絶対におやめ下さい。作者様に迷惑がかかります)

 

 私も色々妄想してみましたが、ほとんど他の誰かがやっているネタばかり……。

 

 なら! と思いついたのが、真で弱体化した一刀(ファンの方すみません。無印と比較してです。無印の一刀は王ですが、真の一刀は王達の補佐ばかりなので……)

 

 お前、好きな女の子が苦しんでいるなら、何でもっと早くから行動して、一緒に王という責任を背負ってやらないんだ! っと思いました。私は身勝手な奴です。

 

 そこで大陸を笑顔で統一したが、世界が消えてしまった報われない無印一刀を出してみたらどうか? と考えました。無印の彼は凄いです。イロイロ。

 

 ついでに、華琳や、雪蓮と冥琳、月と詠、翠の親、馬騰を救おうと! 更に更に、涙もろくて人が良い麗羽と彼女の本質を知るが故に付き従う猪々子と斗詩に活躍してもらおう!

 

 そう考えて組み立てて見たら……麗羽って想造時、一番最後(無印ハーレムENDの場合)に思い出されて、新しい世界で一番最初に会うなぁと気が付きました。これはいける!

 

 無謀にも投稿する事を決意して投稿する場所の捜索。でも、どこもきついコメントを書かれて、その度に更新が止まる作者さんも多いなぁ……打たれ弱い私に完結出来るかなぁ……

 

 →Tinamiに戻る

 ここはやはりなんか暖かい。ここなら私みたいな素人でも、完結するまでくらいなら生温かく見守ってくれるかも……

 

 これがスタートでした。本当にここで書き始めて良かったです!

 

 話は戻り、全員で新しい外史、一刀が元居たフランチェスカではなく、真の世界でやり直させようと計画。

 

 そのために真・外史の要因が欲しい……大好きな華琳の想いを使おう! 一番悲しい終わり方だし、私なりに救ってみよう! ご都合主義ですね!

 

 華琳なら人材コレクターで、魏ルートエンド時、真恋姫全員を知ってそうだし!

 

 ここで、世界を失った『無印一刀』と華琳の想い=自分を失った『魏ルート一刀』を合成して真・北郷一刀が生まれました。この物語の一刀はスタート地点で仁王として大陸を制覇した経験と、華琳の想いを背負い、その覇業を補佐した魏一刀の経験を持っています。

 

 特に前外史では華琳や蓮華に王としての役割を学び、魏ルートでは知識の活かし方を学んでいます。私の推測では真の一刀は三等分されて弱体化しているのでは? と思っています。

 

 蜀ルートでは人材はいるけど知識を活かすにもお金が無い。貧乏だし。

 呉ルートでは胤だけの男から実績を認められて最後の方でやっと大都督。人も少ない。

 魏ルートでは折角お金も人材もあるのに権限が弱い警備隊隊長。惜しい。

 

 このルートでは麗羽のお金と人材も豊富で、一刀の経験も権限も完璧。天の知識を活かしまくれます。

 

 

 物語について

 

 最初の麗羽との出会いでは、

 

「当然ですわね。おーっほっほっほ!(見たこともない方ですわね『?』←ココ)」

 

 と初対面なのに、?をつけて、あら? っと伏線を入れたり(わかりにくいですよね)

 

 そのまま名乗り合ってもいないのに、打ち解けて城で話し始めたのに気がつかなかったり、

 

「!? あら、そうでしたわ。この私としたことが、おーっほっほっほ!~

 

 愛紗が説明したばかりなのに、

 

(やはり思った通りの御方ですわ! 太陽のように全てを照らす自信に溢れた~

 →思った通りって、さっき会ったばかりなのに……。

 

 と、思った(自覚が無い)普通はお話の通りとか、愛紗さんの言う通り、とかですよね?

 

 あと前外史の後悔も残っている設定で開始早々から少し真面目な性格で登場させました。白蓮への接し方が柔らかかったのは倒した事を覚えていたからです。

 

 この時点では、半分も思い出していないという感じで、一刀の中に華琳の覇王としての心みたいなものが存在していて、麗羽はそれを感じて降り、一刀もいつの間にか同化した華琳の統一への覚悟が、華琳の悲しむ姿と麗羽の悲しむ姿を重ねて覚醒した。てのを書きたかった……。

 

 全然書けてないですね。すみません!

 

 でも下手すぎた事が、かえって良かったのかも? なんて今は思いますけど。

 

 これが統一に拘ってた一因ですね。一応伏線です。

 

 華琳が11話冒頭で見た夢も匂わせてます。誰も気がついてくれなかったけど……しくしく。

 

 2P最初の一文→スクロールさせて「綺麗な月ね……」の流れは、魏ルートエンドっぽい感じが出せたらなぁと文で表現しました。琥珀の月……BGMは彼方の面影です。

 

 他にも伏線張りすぎて回収できなかったりしたかもしれません。欲張りすぎました!

 

 一時期袁紹ルートと騒がれましたが、03話で北郷の旗を揚げている描写からも北郷ルートです。北郷の家族達、真・北郷ルートです!

 

 蜀ルートは劉。魏ルートは曹。呉ルートは孫。が旗ですよね? 袁紹なら袁かと!

 

 あとは恋は大好きなキャラなので活躍させたくて隠れ主人公にしました。00話の始まり方に伏線があります。やたら恋の説明がありますし。

 

 恋のイメージは、純粋、孤独、一刀に懐く幼さ、優しいけれど戦う事しか出来ない切なさ。

 

 愛紗はなぜかと言うと、大好きなのもありますが、桃香を暴走させるシナリオの為です。

 

 最初は鈴々で組んでいましたが、彼女の代わり(桃香に懐く妹キャラ)がいない……無邪気な恋と微妙にかぶる。てわけでボツ。

 

(最初に鈴々を選んだ理由 鈴々は桃園三姉妹で一番視野が広いです。知性ではなく感覚で。桃香と愛紗は……ね?)

 

 愛紗なら似た感じの星をシフトできるなと、星も結構、孤独な立ち位置でしたし、壁を作るタイプなので桃園三姉妹に入れたら寂しくなくていいかも? と。星の記憶が戻ったのは最終決戦で桃香を救う為と暴走させる為です。

 

 そして始まって魏のメンツが集まりましたが、これはさっきも言った同化した覇王の心みたいなものが引き寄せています。

 

 ここでばれてはいけなかったので、麗羽と天の御遣いの名声で集まったと誤魔化しました。

 

 桂花が心服したのも、風、稟、三羽烏、張三姉妹が集まってきたのもそうです。

 

 桂花は自分の君主に徹底的に従順ですから、忠義と愛を華琳→一刀にシフトさせてます。

 

 前半は国を強くする描写に心がけました。団結もそうです。この強さなら勝って当然! 更に何か出来る。という印象を持ってもらう為に。

 

 最終的には戦うのではなく、恋姫達を救うとみんなが思ってくれるように。

 

 

 そして恋が小さいというこの物語最大の謎、違和感を薄める為、これでもかと違和感をぶち込んでます。

 

 ちび恋、白華琳、その他、思いの外好評で……皆様の順応力に驚きました。流石です!

 

 ただ、世界に修正されるほどでもない違和感を。(頑張ればなんとかなるレベル)

 

 そして恋姫のように物語を読んでいくうちに気にならないようにしようと……頑張りました。

 

 が……うまくいったかどうか? あらすじは各話、適当三行×話数だし……一行もざら。

 

 ネコマタ、クロはただの思いつきです。猫好きが多いから多分役に立つと。

 

 

 

 簡単に言うと、この物語の一刀は彼本来の優しさという魅力と華琳の覚悟、そして現代人の柔軟な考えを持った突飛な策と采配、更に女を虜にする夜の英雄、武も知も無い異端の覇王という設定です。

 

 一応覇王ですので進行も魏ルートに似ています。読んでいた方もいましたが。

 

 そして大器晩成の話ですが、一刀と彼が作ろうとする国を、大器に見立てて、最終的な完成形のイメージを仄めかして見ました。道は隠れて名無し。と言うのも、いままでこんな変なルート考えた奴いねーよ! っていう意味も含めていますが……一刀君が全員を救う道を模索している感じがでたらなぁと思いました。

 

 それでラストの題名が大器『安』成です。安という大きな器の国を成した。という意味で大器晩成は絶対に完成出来ないものって意味もあるんで、見果てぬ夢にもかかってます。

 

 だから一刀君で全員救って、見果てぬ夢を叶えてしまうと言う欲張りな作品でした!

 

 一刀の魅力……優しい(絶対ですね)ハッキリ言って弱い!(母性本能をくすぐる為?)ち○こ(書けない)周りを輝かせる(恋姫全員が、一刀より凄いから)やるときゃやる!(色々な意味で)

 

 というわけで、とても普通の人です。反董卓でも知っていたからこそ予想して考えた事を『雛里達にさせた』だけですし、(多分、人が良い一刀は前外史で輜重車を押すのを手伝ったりして凹凸に弱い弱点を知っていた。普通の王では気付けない所です)赤壁も『知っていたから対応できた』だけ。(多分、火を消すのは水。と単純)頭が良いわけではありません! 頭が柔らかいだけです。知識も知っていただけ。(あれ……頭良いのかな?)

 

 恋姫での劉備=桃香のキャラは真を初めてプレイした時からおかしいと思っていました。

 

 長い雌伏の時を経て、遅咲きだった劉備が若い娘? そりゃ覚悟とか足りないよなと。

 

 懐の広さだって人間として成長してこそですし。若い頃の劉備は正史では、商人の旅の警備みたいな事をしていただけです。生まれつき王として育った孫策、孫権や生まれながらにして稀代の英傑である曹操と若くして較べるのはおかしいと。

 

 ……だって最初、筵(むしろ)を売って生計立ててたんですよ……

 

 でも桃香=劉備は大好きです。私が大人になってしまったのか、夢を忘れたのか、知りませんが、曹操の考えも理解できるようになりましたし、劉備がたまにどうしようもないなぁと思う事もありますが、もう一度考え直してみると、最初に三国志を読んだ時は大好きでした!

 

 劉備はとても熱い人です。合理的な考えは王にとって必要ではありますが、義弟達が死んでなりふり構わず感情のまま、突っ走って自滅したり、と一見愚かな君主かも知れませんが、とにかく情に厚い人だと思います。効率的な方が生きていて楽ですけど、人は感情で動く生き物だと思います。だからこそ熱い劉備の周りはその姿に魅せられて、ついて行くんだと、そう解釈しています。情に厚く、心が熱い君主が劉備です。

 

 だから桃香の回りも熱い人間が多いように思います。魏はクール系が多いし、呉は家族。

 

 ですので、サプライズとして最終戦にしました。無印の仁王と真恋姫の仁王の対決! 多分桃香をここまで好き勝手に解釈したのは自分だけだろうと……甘いですかね? 夢を諦めない熱い桃香は大好きです!

 

 後半は急ぎすぎましたが、一刀の目的は一刻も早く平和を目指す! ですし、残念ながら最近、私のやる気が目に見えて減ってきた為。完結を優先しました。

 

 この作品は魏ルートをオマージュしたものです。華琳のラストは失う者があったからこそ感動があったと思っています。自らの救いよりも王の誇りを選んだ彼女。なら私は覇王の彼女ではなく少女の彼女を救う道を選んでみました。成功したかは別で……。

 

 ちなみに原作の恋は……終端の時、留守番して寝ていた時に光に包まれています。おい……。

 

 これが寝てた→楽しい夢を見ていた→一刀の子供という仮初の姿(儚い夢)→見果てぬ夢を叶えて本当の娘になる。のヒントになりました。

 

 親子になりたいうんぬんは完全に創作です。甘える恋が可愛いもので……つい!

 

 月達も最初から戦わずに救う予定だったので恋は董卓軍に居なくても良かったし。

 

 恋視点(隠された秘密)を最後までとっておいたのは読み終えた方ならわかりますよね?

 

 小さい恋を思いついた切欠は公式の無印恋姫の贈答品の恋が超可愛かったからです!

 

 あとは……ハニー! これは呉が家族的な感じでご主人様ではなんか変だし……(いまさら?)

 

 白華琳(天海春香)→覚醒(星井美希) ハニーでいこう! これだ! っていう流れです。

 

 ハニーは家族にも使いますしね! 元ネタはアイドルマスターwithニコニコ動画です。

 

 このくらいかな……色々混ぜ込んでいて申し訳ありません。

 

 勿論、後付けもありますよ? なにしろ各話のプロットは三行以内の適当さですから!

 

 たーみ姉ちゃんとか、雛羽扇とか、桂花雛里師弟コンビとか、他色々。思いつきです!

 

 コメントをくれた方、有難うございました。口が軽い為、お返事できませんでした。

 

 この場を借りて、お詫びとお礼を申し上げます。

 

 以上、拙作を読んで頂き有難う御座いました!

 

 生暖かく見守って頂き、本当に本当に……感謝致します。

 

 

 

 最後に

 

 恋姫が好き。と言う一つの共通した想いを持つ皆さんが、仲良く笑顔で作品を楽しめる事を切に願います。ファン同士が互いを思いやり、そして笑い、語り合う。

 

 そんな夢みたいに素敵な事、見果てぬ夢を思い描きたいのです。

 

 どんな作品でも全てが見えるまでは大器の如し。一部分だけで否定せず、出来上がるまで暖かく見守って欲しいのです。その作品の続きを待つファンも支援ユーザーの数だけ確かにいるのですから。

 

 三国志を大きく逸脱した作品である恋姫を、笑顔で受け入れられた皆さんならきっと……。

 

 決められたルールを打ち壊して、駆け抜けろ自由へと――――なんて。

 

 

                              夢見る馬鹿者 flowen

 

秘密のおまけについて

 

 作者は何故、如意棒を選んだのか。貂蝉は竜王に大きな貸しがある。 02話参照

 

 と、伏線を張った理由です。恋の転生の『秘密のおまけ』短編です。

 

 それでは おまけ どうぞ~

 

 

恋ED

 

『天(そら)と大地をつなぐもの……貂蝉が残した希望』

 

 

 

/語り視点

 

大陸統一の翌日 明け方

 

「アニキ、昨日の稼ぎはどうでした? あっしはばっちりでしたぜ」

 

「鉄道工事のお陰で食いっぱぐれねぇ。天の御遣い様様だな」

 

「おでの力も活かせるんだな」

 

 寝床から起きたばかりの、何処かで見たような三人組が仕事に出かける為に鉄道の工事現場を目指して歩いている。

 

「そ、そういえば昨日、変な夢を見たんだな」

 

「どんな夢だ? デク」

 

 道中仲良く話をしていた男達のひとり、巨体の男、デクが昨日見た夢の話を切り出す。リーダー格の男、アニキが気さくに夢の内容を尋ねる。

 

「長い黒髪の怪力女にぶっ飛ばされる夢なんだな」

 

「……奇遇だな、あっしも赤い槍を持った髪の青い女にぶっ飛ばされる夢を……」

 

「俺は両方見たぞ……」

 

 デクが話す内容に似た夢を見たと、三人の仲で一番小さい男が驚くと、アニキは更に驚く。

 

「夢の中で、あっしは追剥ぎをしてやした」

 

「俺もだ」「お、おでも」

 

 同じ夢の内容に三人は震えだす。あまり思い出したく無い出来事だったようだ。

 

「人間真面目が一番よ! さあ、仕事仕事! なあ、チビ、デク」

 

「へい」「う、うん」

 

 アニキが腕に力瘤を作って誤魔化すように笑うと、二人も引き攣った笑みで答える。

 

 気を取り直した三人が歩き出すと遥か彼方の空に……、

 

キィーーーン

「あ、あでは!?」「ア、アニキッ! 真っ白い光が昇っていきやすぜ!」

 

「ああ……スゲーもんを見たぜ」

 

 光の柱が天に向かって伸びていくのが見えた――――。

 

 

キィーーーン

――恋、またな――

 

シュバッ

「……?(ご主人様?)」

 

 光となり天に昇っていく恋。だが彼女は優しい声に振り返り、激しい光と共に腰のベルトに差さった物に気付く。

 

「……魂(コン)も壊れた? ……でも、これは借り物。ちゃんと返す。ご主人様に習った」

 

 恋は最後の戦いで爆ぜて壊れた如意棒が借り物だった事を思い出し、天に逝きかけた足を止める。彼女は如意棒の魂と話せるので返し方を聞くと、

 

「……先を持って返したいって念じる? わかった」

 

 恋が如意棒の先を持ち念じると、如意棒が伸びだし恋を海の底へと運んでいく。海底の宮殿、竜宮へと……。

 

……

 

東の海の支配者 東海竜王 敖廣の竜宮

 

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東海竜王 敖廣(ごうこう)……四海を治めるとされた四海竜王で最も広い領土を持つ竜王。

 

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「……ここ、どこ?」

 

「……人間の魂よ。なぜ我が宮殿に迷い込んだ? ここは常世ではないぞ」

 

 恋が気がつくと大きな蒼竜が彼女を見下ろし、つまらなそうに出ていけと告げる。

 

「……魂(こん)だけになったけど、返しに来た」

 

「それは如意金箍棒の魂魄(こんぱく)……お主、貂蝉の知り合いであったか。聞いておるぞ。なに、気にするな。魂さえあれば器は何でも良いのじゃ。すぐに元に戻せる。さて……あの化け物への借りを全て返せる好機じゃな。望みを言うが良い」

 

 如意棒を見せた途端、目を輝かせて望みを言えと竜は急かす。だが、

 

「……借りた物、返しに来ただけ。お礼は恋が言う。ありがとう」

 

「なんと……無欲な人間の魂よ。わしは貂蝉に頼まれて、もし此処に如意金箍棒を持った人間が来たら、願いを叶えてやって欲しいと言われて待っておったのだが、何もいらないとは……気に入った。お主を生き返らせる事は器が無い為に無理だが、それ以外ならば、この東海竜王、敖廣の名に賭けて何でもひとつだけ叶えてみせようぞ」

 

 借りていたお礼をしに来ただけと頭を下げる恋を見て、竜は彼女を気に入ってしまう。そして、自分に出来る事なら何でもしてやると、微笑みながらもう一度尋ねる。

 

「貂蝉……?」

「そうだ! わしを助けると思って頼むっ! もう彼奴とは縁を切りたいのじゃっ!」

 

「……わかった」

 

 にっこりと微笑んでいた竜が、貂蝉と聞いた途端泣きそうになったのを見て、恋は願い事を……。

 

 

「恋の願い。平和な世界でみんな仲良し、そこで恋はご主人様と愛紗の子供になりたい」

 

 それはあの時と全く同じ願い事。恋が心から願う暖かい世界。

 

「ふむ……どれもわしには容易い事よ。どれ、願いはひとつだけなのじゃが、まずは平和か。争いばかりを繰り返す愚かな人間も漸く平和の大切さが身に染みたようじゃのぅ。自ら事を成したか。かっかっかっ!」

 

 もし、大陸が平和ではなかったら、

 

「……次に仲良しも……心をひとつにか……うむ、見事じゃ。わしの手助けはいらぬと見える」

 

 もし、皆の心がひとつではなかったら、

 

「最後に子供か……つまり新生、魂は……ここにある。ならば、わしが叶える願いは確かに『ひとつ』……承った」

 

 この願いは叶う事が無かったかも知れない……。

 

「その願い叶えよう。心優しき人間よ、新生したお主に幸多き事を――――。」

 

 暖かな光が恋の魂を包みこんでいく――――。

 

「魂さえあれば器は何でも良い。ほんの十数年で元通りじゃ。じゃが……人間にはちーっと長いかのう? かっかっかっか! こんなに気分が良いのは久しぶりじゃわい! かーっかっかっかっか!」

 

 大きな蒼竜の更に大きな笑い声が宮殿に響き渡る。その日から大陸に起こる天変地異は減少し、穏やかな平和は長く続く事になる。

 

 

 

……

 

/恋視点

 

 

                    << あなたを想い、笑顔溢るる >>

 

 

 とても沢山眠ってた気がする……真っ白な光の中で色んな事を忘れた。恋が気がつくと、近くにご主人様がいる気がした。恋はご主人様と愛紗の事だけは絶対忘れない。一生懸命手を伸ばす。でも目も見えないし体もうまく動かせない。話し方も忘れて話せない……。

 

 

                    << この身の中心から咲き誇る >>

 

 

「あうー、うー」

 

「一刀様……」

 

 愛紗の声が近くで聞こえる。恋は嬉しくなった。

 

「……まさか」

 

 ご主人様が近付いてくる。これはご主人様の指。恋には分かる。

 

 

 

                    << あなたを想い、東雲見ゆる >>

 

 

 

「……あぅー(恋は……ホントの家族になれた)」「……っ(……恋っ)」

 

 恋はうまく動かない手でそれをしっかり掴む。きっと願い叶った。

 

 

 

                    << 明けの光を、言祝ぐように >>

 

 

「またあえてよかった」

 

……

 

 

                    <<見果てぬ夢を思い描いて――――――>>

 

 

 

 

 生きる為に敵と戦い、孤独に生きていた恋は、辛く寂しかった記憶を忘れ、新しい命として幸せの中を歩んでいく。乱世の武神、呂布奉先ではなく、平和な国の姫、北郷恋として――――。

 

 恋姫(れんひめ)†無双 真・北郷√ 終劇

 

 


 
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