-駅前-

凛花「お嬢様を迎えに行ってほしいんです」
見守り人の彼女がバイトで忙しいとのことで
またいつものように街を探索してる深雪ちゃんを

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俺が迎えに行くことになった
とはいっても、俺も自身のバイトの帰りであったし　そんな重荷ではない

賑やかな祭囃子が聞こえる
この時期は遅い秋祭りがあったっけ
そんな会場のイベントホールの手前で、彼女は見つかった
「やぁ
凛花さんが自宅まで送って…って、まぁ、帰る場所は一緒だけど」
深雪「ありがと」
答えるものの　そわそわして
なぜかあまり動きたくないようだ

「どうしたの？」
後ろの看板には雑にカラオケ大会と書かれている
さらに周りにいるスタッフは「飛び入り歓迎」を連呼していた
興味があるのかな？

数日彼女と接して思ったのは、
上流階級っぽさ-お嬢様の感じが全くないってことだった
アニメやその楽曲を聞いては、とても嬉しそうにしている
学校にもいる普通の女の子と大差ない
ただ、歌だけは聞いたことがなかったのだ

もしかしてカラオケ大会に出たいのだろうか
野外の、まぁまぁの人だかりだし
仲間内で盛り上がるならまだしも、人前で歌うのは相当勇気がいる
少なくとも自分は

「カラオケ大会、興味あるの？」
深雪「･･･うん」

まっすぐ連れ帰ってほしい。って凛花さんも思っているだろう
でも、彼女のこの様子は、今まで見たことがないくらい…
つまり、それだけ関心があるってことなのだろう

背中を押すべきかな…
どう言葉を掛けようか

１.　試しに出てみたら
２.　さっさと帰るぞ
３.　好きにしたらいいさ

+++
２枚目は回想なんですが、モノクロにしたくないな～
と思って描いてたら
似たキャラの並びになってしまった！！

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